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Horie Kentaroさんのログブック(旅行記)「パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁」

パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁

2019-05-04 - 2019-05-04 40 333 21
Horie Kentaro
Travel Collector
Horie Kentaro
  • male

ヨルダン、イスラエルと旅を続けていると、「パレスチナ問題」から目を背けることができません。底抜けに明るいテルアビブのイスラエル人たちに、外国人に全く興味を示さない超正統派のユダヤ教徒、とても優しいヨルダンのアラブ人達、そしてヨルダン・イスラエル国境付近で見た難民キャンプの様子・・・

これらのギャップと日本語で調べて手に入るインターネット情報の不正確さに、「いま、ここで起こっていること」をきちんと知る責務があると妙な責任感を持った自分は、テルアビブで知り合った中東を専門にしていた日本人の友人に「イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい場所」として教えてもらった「ヘブロン」という街に行かずにはいられなくなっておりました。

元々近隣のベツレヘムには訪れたいと思っていたこともあり、足を伸ばしてヘブロンで「パレスチナ問題のいま」を目の当たりにしてきました。

↓今回の旅行で訪れた他の場所に関する旅行記です!併せてどうぞ✨

テルアビブ編 🇮🇱:https://www.compathy.net/tripnotes/29876
エルサレム編 🇮🇱🇵🇸:https://www.compathy.net/tripnotes/29892
アンマン編 🇯🇴:https://www.compathy.net/tripnotes/29891
ペトラ、ワディ・ラム編 🇯🇴:https://www.compathy.net/tripnotes/29891

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Day 12019/05/04

21a Bus Line エルサレム地区, Israel

21a Bus Line(エルサレム地区, イスラエル)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

エルサレムに滞在中だった自分の出発地はこちら!

エルサレム旧市街の近くにあるアラブバスのバスターミナルです。イスラエルの運営するバスで行く方法もあるそうなのですが、この日はシャバット(ユダヤ教徒の安息日で、金曜日の日の入りから土曜日の日の入りまでは交通機関やお店など全てが機能を停止します)だったこともあり、選択肢はアラブバスのみでした。

ベツレヘムへは、21番乗り場から出発する231番バスか、24番乗り場から出発する234番バスに乗って向かいます。

片道6.8NIS(約200円)です。
朝のバスはベツレヘムの学校に行くアラブ系の学生でごった返していました。

  • Loved to be there!
  • Budget:2000USD

Bus 21 - Bethlehem to Jerusalem Palestine

Bus 21 - Bethlehem to Jerusalem(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

ベツレヘムはかの有名なイギリスのアーティスト、バンクシーの壁画が数多く存在している観光地でもあります。

バスターミナルに到着すると、「バンクシー?」と声をかけてくるタクシードライバーがうじゃうじゃと寄ってきます。

個人的にバンクシーにはそこまでの興味はなかったのですが、ネットで調べているとヘブロン自体がそこまで治安の良い地域ではないこと、一人で訪れても何がどうなっているのか分からないとのことだったので、ヘブロンとベツレヘムを案内してくれるタクシードライバーを探して交渉していました。

そこで出会ったのが彼、Ismaeel。ベツレヘムとヘブロン周遊を依頼すると800NIS等とふっかけてくるドライバーも多い中、ヘブロンに興味を持った東洋人がいることを喜んでくれ、300NIS(9,000円)でヘブロンとベツレヘムの移動および現地のガイドを引き受けてくれました。

英語も堪能で、聞いたことには何でも答えてくれました。ベツレヘムとヘブロンに行く際には紹介しますので、興味のある方はコメントください。笑

  • Loved to be there!
  • Budget:9000USD

Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 09

Ismaeelの運転で、ベツレヘムから30分ほどでヘブロンの街に到着。

ここヘブロンは元々、イスラム教、ユダヤ教双方にとって重要な人物である「アブラハム」が眠る地として、以前は大変栄えていたそうです。

ただイスラエルの建国後で入植(イスラエルの民間人と兵士が、"違法に"パレスチナの領土に入り込んでパレスチナ人を追い出した上で占拠する行為)が進み、多くのパレスチナ人が追放されたり逃げ出したりした結果、このようなゴーストタウンさながらの場所になってしまったそうです。

加えてイスラエルの建国前はユダヤ教徒もイスラム教徒も仲良く暮らしていたという話を聞くと、ますますやり場のない想いが募ってきます。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 10

次に登場するスーク以外は、どこを見渡してもこのようなゴーストタウン状態です。

Ismaeel曰く、今でもヘブロンに残っているパレスチナ人は、ヘブロンから逃げ出したくてもそのお金がない人達なんだそう。

現在この街には、違法に入植したイスラエル市民500人と、それを守るために4,000人のイスラエル兵が暮らしています。イスラエル人とパレスチナ人の間のコミュニケーションは一切ないそうです。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

こちらはスークの様子。

スークとはイスラム教における市場のことで、スークというとどこの街でも、多くの店が連なり朝から晩まで多くの人で賑わっています。

しかしヘブロンのスークはこのような状態。エルサレムやテルアビブ、ヨルダンで多くのスークを見てきた自分は空いた口がふさがりませんでした。

黄色いドアが閉まっている場所は、元々は何かの商店だったのです。

しかし昨今はここに住む人も少なく商売にならないため、多くの人が店を閉めてしまったんだそう。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 11

ヘブロンの旧市街をしばし散策した後は、ヘブロン唯一(?)の観光地であり、先に登場したアブラハムが眠る場所、「アブラハム・モスク」に向かいます。

この途中には、写真奥に見えるような、イスラエル政府が作ったゲートが存在します。

ここでは逐一イスラエル兵がパレスチナ人の身分証をチェックしなければ、パレスチナ人はこれより先に進むことができません。

ここは"国際的にはパレスチナに属する地"なのにです。またイスラエル兵による嫌がらせが度々起こるようで、日によってはイスラエル兵がゲートを通りたいパレスチナ人を無視し、半日ほどチェックをしないで待たせる日もあるようです。

自分たちの地にあるモスクにお祈りに行けないというのはどれほど悲しいことなのか、宗教のない自分には想像できないことが悔しいです。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

アブラハムモスクはユダヤ教徒にとっても重要な場所で、後ほど写真でも登場しますがモスク内が厳重な壁でイスラム教徒用とユダヤ教徒用に分断されています。

アブラハム・モスクに入る際は(こちらはイスラム教徒用の入り口なのに!)このような場所でパレスチナ人はもちろん、観光客もイスラエル兵によるパスポートチェックを受ける必要があります。

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Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي) Palestine

Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

アブラハム・モスクに到着!

この日はシャバットだったからか分かりませんが、観光客が入れるのはイスラム教徒側だけでした。

こちらがイスラム教徒用の入り口になっています。

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Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي) Palestine

Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 06

こちらがモスク内に構築された「分離壁」で、イスラム教徒はここから先へは入ることができません。

またこの壁の向こうからは、ユダヤ教徒達の祈祷が大音量で聞こえてきます。

自分たちの大事な場所を占拠され、その祈りが自分たちの祈りを邪魔してくるというのは、どういう感情になるのでしょうか・・・

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Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي) Palestine

Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 04

アブラハムの埋葬されている場所にたどり着きます。

こちらも厳重に警備されており、イスラム教徒側、ユダヤ教徒側双方にのぞき窓が付いています。

ちなみにここが壁で隔てられたのは、数十年前にイスラエル人(おそらく熱心なユダヤ教徒、とのこと)がこのモスク内で銃を乱射し、多くの人が亡くなったからだそうなんです。

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Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي) Palestine

Ibrahimi Mosque (مسجد الإبراهيمي)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 05

こちらが男性用の祈祷場となっています。

この日は土曜日でイスラム教徒にとってもお休みの日であったため、女性の観光客も入ることができていました。

ここにはアブラハムの奥さんと、息子さんのお墓があります。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 03

アブラハム・モスクを後にすると、Ismaeelの友人が経営しているというこちらのコーヒーショップで一休み。

といっても、この場所から見える景色にも壮絶な話がありました。

写真奥に見える鉄柵から向こう側はアブラハム・モスクのユダヤ教徒用エリアになるのですが、パレスチナ人は一歩たりとも鉄柵の先に入ることはできません。場合によっては即射殺されてしまうそうです。

しかしこの地ではユダヤ教徒に行けない場所はありません。向こうから笑顔で歩いて鉄柵を越えてくるユダヤ教徒の姿にゾッとしました。

またヘブロンでは、"自衛"を目的に、イスラエル人にのみ民間人でも銃火器の所持が認められており、この日も物騒な銃を携えて街中を我が物顔で闊歩するイスラエル人の姿を数多く見ることができました。(命惜しさに写真は撮りませんでしたが)

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 04

またまたイスラエル兵のいるチェックポイントを通り抜け、旧市街に戻ります。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 12

スークの中でも上下に居住区が分かれたエリアに出ます。

上部にはイスラエル人、下部にはパレスチナ人の住居件商店が立ち並びます。

この金網の屋根はなんのためにあるのでしょうか?
もちろん、日除けや雨よけのためにあるのではありません。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 14

なんとこちら、パレスチナ人で賑わう(賑わっていた)スークということで、イスラエル人達が嫌がらせで上からゴミや生卵、場合によっては糞尿などを上から放り込んで来るため、その防御用なんだそうです。

この日も多くのゴミが金網に引っかかっており、地面も心なしか他より汚れているように見えました。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 05

こちらにもゴミが。

以前は仲良く暮らしていたという話、ホロコースト、イスラエルの愛国教育、第二次ネタニヤフ政権、スタンフォード監獄実験など、自分の持てる限りの知識でこの状況を理解しようとしましたが、到底理解のおよぶことではありませんでした。

人間という生き物の怖さをただただ思い知らされた一幕となりました。

そして、このような状況でも健気に観光客を受け入れてくれるパレスチナの人々に涙が出そうになり、何かできることはないかと、少しでもパレスチナのことを知ってもらおうと、パレスチナの国旗を買いました。

Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 06

イスラエル人との分離はそこかしこに。
こちらは元々旧市街のメインストリートだったシュハダー・ストリートのパレス地側の果てです。

壁には「Make Not Walls」と書かれています。
この悲痛な叫びが、イスラエル側に届くことはあるのでしょうか・・・

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 07

シュハダー・ストリートをひたすら歩きます。
ここも元はあったはずの商店が多く閉まっています。

その一部は、イスラエルの入植時にイスラエル軍が店を開けられないように溶接してしまったんだそう。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 08

写真だと非常に分かりにくく恐縮ですが、写真上部に見えるのはイスラエル人用の小学校です。最近できたそう。

先にも記載した通り、ヘブロンに住むイスラエル人はたったの500人です。そのうち小学校に通うような子供は何人いるのでしょう。

イスラエルがまだこの地に入植者を増やす意思があることをひしひしと感じる、ゾッとする光景です。

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Hebron-الخليل Palestine

Hebron-الخليل(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 13

シュハダー・ストリートでもまだ活気のあるエリア。
いくつかの商店が開いており、ラマダン開始の2日前である今日は、いくらかの人がラマダンのお祝い用の装飾品や、食料品を買い込んでいました。

しかしここではほんの数年前にイスラエル兵による銃乱射事件があり、多くのパレスチナ人が亡くなったそう。

アブラハム・モスクでのイスラエル人の銃乱射事件といい、日本にいるとイスラム教徒=危ない、ユダヤ教徒=賢い、先進的というイメージがいかに巧妙に刷り込まれているのかを痛感します。

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Church of the Nativity Palestine

聖誕教会(Church of the Nativity)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

ヘブロンを鬱々とした想いで後にし、続いて向かったのはベツレヘム。

キリスト教に多少詳しい方であれば、イエス・キリスト生誕の地として聞いたことがあるかもしれません。

やはり一番の観光地は、やはりイエスの生まれたここ、聖誕教会です。小さいながらも、歴史と独特の雰囲気を感じられる場所で、この日もヘブロンから来るとビックリするくらいに混み合っていました。

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Church of the Nativity Palestine

聖誕教会(Church of the Nativity)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

教会の内部。やはりイエス・キリスト生誕の地だけあって、装飾の豪華さがすごい。

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Church of the Nativity Palestine

聖誕教会(Church of the Nativity)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 03

こちらも正に豪華絢爛。

イスラム教徒とユダヤ教徒の争いの歴史に脳がしびれてしまった自分は、あまり深く見ようという気も起きなかったのですが・・・

地下に降りると、イエスが生まれた場所と記載されているスペースも見ることができます。
エルサレムではイエスが死んだ場所も見ることができたので、何となくの達成感を得ることはできました。

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Milk Grotto Church Palestine

Milk Grotto Church(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

こちらは聖誕教会から程ない距離にあるミルク・グロット教会です。

見ての通り真っ白な教会なのですが、ここはイエスの母、マリアがイエスに初めて母乳を授けた地とされ、その際にマリアが床にこぼした母乳で教会全体が真っ白になってしまったという話でした。

  • Loved to be there!

Milk Grotto Church Palestine

Milk Grotto Church(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

内部はとても清潔に保たれており、マリアをまつる多く像が飾られています。

これは自分の認識ですが、サンフランシスコ派とロシア正教とが別の場所にお祈りの場所を設けられていました。

こちらは入場不可の場所だったのですが、どの派閥のものでしょう?
仏教にも近い、金ピカの何かに向かってお祈りをしている人がいました。

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Ararat Hotel Palestine

Ararat Hotel(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

続いては(そこまで興味はなかったものの、せっかく来たので)、ベツレヘムのバンクシー作品を見て回ることに!

本気で探した訳ではないのですが、どれも「こんなとこにあるの?」というくらい普通の市街地の中に紛れ込んでいるので、本気で全部を制覇したい方は、知っている運転手のタクシーをチャーターする方が良いのかと思います。

こちらは「Angel Sprinkling Hearts(ハートを落とす天使)」と呼ばれる作品です。
どういうメッセージが込められているんでしょうか。

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Avenue Hall Palestine

Avenue Hall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

こちらは有名な「Man Throwing Flowers(花を投げる少年)」と呼ばれる作品。

火炎瓶の代わりに花を投げる少年の姿に、バンクシーがどのような想いを込めたのか、思い当たることがありすぎる作品でした。

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Palestinian Territories (الأراضي الفلسطينية) Palestine

Palestinian Territories (الأراضي الفلسطينية)(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

こちらも有名な「Armored Dove(武装した鳩)」という作品です。

平和の象徴である鳩が武装をしなければならず、またその心臓にスコープがあたっています。

平和を守るためには戦わなければならず、またそれはいつでも脅かされているんだぞ、という皮肉たっぷりのメッセージを受け取ることができました。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

続いてベツレヘムでもう一つ有名な、分離壁へ。
ベツレヘムもヘブロンと同じくイスラエルの入植が続いており、この壁の向こうはイスラエル人しか入ることができません。その壁には一面に多くのアーティストやパレスチナ市民によるアートが展開されており、一種の観光スポットになっています。

この分離壁はパレスチナ側では「Apartheid Wall(隔離壁≒イスラエル人がパレスチナ人を差別しているという意味)」、イスラエル側では「Security Wall(防犯壁≒パレスチナ人は危ないから、ここからは入ってこないでねという意味)」と呼ばれるそう。

どっちがどっちなんだか・・・
ここにもバンクシーの作品と言われる2人の天使がおり、分離壁をこじ開けようとしています。

ここからはこの分離壁で見つけたうち、パレスチナ人の光にもなっているであろう、気に入ったアートワークを紹介していければと思います。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

Make Hummus, Not Walls。
「壁なんか作ってないで、フムス(イスラエル人が日常的に食べる豆のペースト)でも作ってろ。」

120%の同意しか湧きません。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 03

こちらはイスラエルのネタニヤフ首相と、(上書きされているので分かりませんが、多分)アメリカのトランプ首相の蜜月の様子が書かれています。

イスラエルにおける極右(イスラエルの領土拡大を急進したい層)筆頭であるネタニヤフと、America as no.1を目指しユダヤ教徒とイスラエル人の取り込みに躍起のトランプがトップのうちは、真の意味での中東和平は訪れない、と思わず言葉に出てしまいました。

一緒にいたパレスチナ人のIsmaeelも、「オバマ時代には中東和平の期待が持てたけど、トランプになってからは絶望しかない。大統領が変わるまでは我慢しかないね」と諦めていました。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 04

こちらは本物ではありませんが、バンクシーが書いたとされる「ロバと兵士」という作品で、ロバ同然に扱われるパレスチナ人とイスラエル人を描いた作品だそうですが・・・

そもそも「ロバ」という表現自体が「パレスチナ人をバカにしている」と一部のパレスチナ人の反感を買い、eBayに売り出されてしまったそうです。こちらは映画にもなっているそうです。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 05

他にも多くのアートが描かれています。

Ismaeel曰く、「アートの価値が壁の価値を上回った時、そこに壁はなくなるんだ」とのことで、パレスチナ側でもここはアートウォールとして積極的に描かせ、観光客を呼び込んでいるんだそう。

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Bethlehem's Apartheid Wall Palestine

Bethlehem's Apartheid Wall(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 06

分離癖の柱にキスをするアメリカのトランプ大統領。
イスラエルへの溺愛を皮肉った作品です。

Herodion National Park Palestine

Herodion National Park(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

気を取り直そう、と最後にIsmaeelが連れていってくれたのは、かの有名な残虐王、ヘロデ大王が自分の名を関してへロディオン名付けた城塞都市とお墓の跡が見られる「へロディウム」です。
エルサレムを占領し、多くの歴史的建築物を建てたヘロデはユダヤ教徒の中では一種のヒーローだそうで、多くのユダヤ教徒が訪れていました。

ヘロデはユダヤの王ということもあり、ここはイスラエルが管轄している観光地になるのですが、きつい坂を登ると当時の周辺の様子が思い浮かばれる絶景になっています。

奥に見えるのがヘロデ大王のお墓です。

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Herodion National Park Palestine

Herodion National Park(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 02

ここが砦の中心部で、再現模型も置かれていたのでありありと当時の様子を想像することができました。

また入り口ではヘロデ大王のお葬式の日を再現したムービーを無料で見ることができます。

イスラエルの愛国教育がこんなところにまで及んでいることに驚くと同時に、平成から令和に元号が切り替わって大騒ぎしている日本人の様子をSNS等で見て、同じものを感じて悲しくもなりました。

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Herodion National Park Palestine

Herodion National Park(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん) - 03

非常に保存状態の良い遺跡で、砦側からの360度の絶景も含め、ぜひ訪れて欲しい場所です!

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Abu Shanab Restaurant Palestine

Abu Shanab Restaurant(パレスチナ)|パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁(Horie Kentaroさん)

旅の最後に、Ismaeelがお気に入りのスイーツ屋さんで「クナフェ」をおごってくれました。クナフェはこの地域の典型的なスイーツで、チーズの上に小麦粉と砂糖を焼いたものが乗っています。

イスラエルで一度食べた際に甘すぎて完食できなかった記憶があり、仕方なくつきあったのですが・・・
なんとこれが超絶美味しい。
この後ヨルダン人の友人にも聞いたのですが、パレスチナのクナフェは甘すぎずに美味しい、と有名だそうです。

お店の名前が合っているのか分かりませんが、近くに行かれる際にはぜひ訪れてほしいです。

このクナフェのように甘くて美味しい話は全くないヘブロンとベツレヘムへの旅でしたが、パレスチナ人のみんなの逞しい姿勢が中東和平を実現できるよう、少しでもこの旅行記でパレスチナのいまを知ってもらう人が増えれば幸甚です。

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Israel 2014


Israel 2014

2014-02-11 - 2014-02-11

  • 5
  • Małgorzata Kujawska
My trip to Israel in February 2014. Places beetwen Dead Sea and Yerusalem

Travel Collector: Małgorzata Kujawska

  • 2
  • 977

台北女子旅♡ グルメ&ショッピング!

女子旅
台北女子旅♡ グルメ&ショッピング!

2013-03-05 - 2013-03-07

  • 16
  • Momoko Nishikawa
物価が安い台湾では、観光はもちろん、グルメやお買い物やエステなど、女子ならではの旅を満喫できちゃいます♡

Travel Collector: Momoko Nishikawa

  • 32
  • 169000

サムギョプサル名店巡り&明洞ショッピング。3泊ソウル女子旅

女子旅
サムギョプサル名店巡り&明洞ショッピング。3泊ソウル女子旅

2012-10-26 - 2012-10-29

  • 20
  • Kasumi Jou
美味しい韓国グルメ“サムギョプサル”の名店へ通いつめ、 ホテルは明洞にして、ひたすら韓国コスメショッピングに没頭してました。 グルメもショッピングも、韓国では安価で良いものが見つかるんです。 この「見つけた感」がたまらないというか何というか。 もう観光はいいや…となったので、夜もスパに行きのんびり〜。 いかにも韓国女子旅ってかんじに明洞を中心に過ごした3日間♪ ★今回の韓国旅★ ・仁川国際空港 ・宿泊:Ambassador(イビスアンバサダーホテル) ・FX KOREA(超お得な両替所) ・明洞(ミョンドン)ギル ・コスメショップめぐり ・韓国焼肉、サムギョプサルの名店めぐり ・ドラゴンヒルズスパでチムジルバン ・ロッテ百貨店本店 ・ダンキンドーナツ ★プチプラコスメおすすめ明洞周辺ショップ★ ・It`s SKIN(イッツスキン) ・MISSHA(ミシャ) ・ETUDE HOUSE(エチュードハウス) ・Shara Shara(シャラシャラ) ・BEAUTE'(ボーテ) ・Holika Holika(ホリカホリカ) ・innis free(イニスフリー) ★韓国焼肉・サムギョプサル名店★ ・サンボンファログイ(산봉화로구이) ・黒豚屋 明洞店

Travel Collector: Kasumi Jou

  • 11
  • 168412

【大都会NYを一人旅】タイムズスクエアでひとりぼっちは意外とつらい?!

女子旅
【大都会NYを一人旅】タイムズスクエアでひとりぼっちは意外とつらい?!

2013-03-07 - 2013-03-11

  • 50
  • 田島知華(たじはる)
南米へ行く前にストップオーバーを使い滞在したニューヨーク。 キラキラしていてにぎやかな大都会は楽しいけれど一人は時にさみしくもなったり…。 華やかなタイムズスクエアや自然豊かなセントラルパーク、美術館やニューヨークNo.1のパンケーキ店、有名映画のロケ地など色々巡ってきました♪

Travel Collector: 田島知華(たじはる)

  • 38
  • 135775

パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁 パレスチナ問題の「いま」:イスラエルとパレスチナの対立が最も激しい街ヘブロンと、ベツレヘムの分離壁

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