スペインから船に乗り地中海を超えてモロッコへ。初めてのイスラム教国ということもあって興奮しっぱなし。ランプが売っている市場や街中で聴こえるコーラン、全く読めないアラブ文字、どれも魅力的だったが、何よりもサハラ砂漠が最高だった。世界一巨大な砂漠。見渡す限りの砂漠。風邪の音しかない中で大きな"無"に包み込まれるような感覚。近隣の町に止まっている時は毎日のように砂漠の夕日を観にいく。地球で味わう最高に贅沢な時間だった。
Day 12010/05/15
マラケシュはモロッコで最も有名な都市だ。
アラブ圏の商業の中心地でもある。
遺跡やら宮殿やら博物館やらもあるけれど、正直そんなんはどうでもよくて、
マラケシュといえばとにかくフナ広場とスークに行けばいい。
フナ広場には毎日もの凄い数の人が訪れ、
そこではコブラを使った大道芸が行われたり、
数十件もの絞りたてオレンジジュースの屋台(冷えてて超うまい!)が出ている。
夜になれば一層盛り上がりを見せる。
昼間には一件もなかった料理屋台がどこからともなく何十件も現れ、
それにつられてか人の量もさらに増える。
そしてスピーカーを通して流れるイスラムの祈り。
“異国”に来たという感覚が全身に染み渡る。
スークとは要するにアラブ圏の市場のことだ。
スークに行かないならモロッコに来る意味がないとも言えるほどだ。
細い道の両側に所狭しと店が並ぶ。
絨毯やランプ、香辛料の店が多いのがモロッコの市場の特徴だ。
五感でアラビアンを体験できる、そんな場所だ。
特にマラケシュのスークは巨大でかつ入り組んでいるため、まさに迷路。
迷子になることが推奨される所なんて世界を探しても他にそうそうないんじゃないかな。
自分も例に漏れず迷える子羊になってきた。楽しい迷子だった。
Day 52010/05/19
バスに何時間も揺られサハラ砂漠に接する町、メルズーガに到着。ここではとても居心地のいい日本人宿に滞在。そして2泊3日のサハラ砂漠キャンプツアーに申し込んだ。
Day 62010/05/20
自分含めた日本人数名にガイド2名でラクダに乗っていざ砂漠の中へと進む。ラクダに乗った感想は乗り心地は悪くないが、思ったよりも地面から離れて高い。高いところが苦手な人は最初怖いかも。
草が生える箇所もありつつも360°見渡す限り砂丘に囲まれる
砂が作り出す造形は本当に綺麗
夜はキャンプと言っても、騒ぐのではなく、満点の星空を堪能しながら静かに語らう
Day 72010/05/21
帰り道。ラクダさんたち、ありがとー!
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