20年ほど前に、マルタ出身の知り合いがいて、いつか行ってみたいと思っていました。
悪天候の日が多い12月で、観光は散々でしたが、いろいろな人と触れ合うことができて、本当に楽しかったし、ぜひいつかまた訪れたい国です。
Day 12016/12/13
成田からターキッシュエアラインで向かいました。
航空券を購入した時は、トルコでの乗り換え時間が数時間で、昼頃にはマルタにつくはずが、フライト時間が変更になり、トルコでの待ち時間が10時間くらいになり、マルタ着は午後5時頃に。
Day 22016/12/14
予約サイトで見て、どうしても泊まりたいと思ったところ。
アパートなので看板などが出てないためわかりにくいとく口コミが多かったので、オーナーさんに送迎をお願いしました。
送迎は高くついたけど、時間も遅かったし、迷ってウロウロするのも嫌ですから。
部屋は思っていたより狭かったですが、一人なら十分。
ただ、バスルームは狭すぎて使いにくかった…。
ベランダがあり、サイトの写真では椅子とテーブルを出して外の景色を眺めているのがあったけど、この時は、ベランダにはものが置いてあり、立って眺める分には問題ないけど、椅子などを置くスペースはありませんでした。
ベランダからの景色。
晴れた夜空が見れたのはこの日だけ…。
まだ時間は7時くらいだし、晩御飯もまだだし、食べるところを探しながら近くを散策しよう!
イルミネーションできれい。
まだ人通りも多く、晩御飯のことなどすっかり忘れて、ふらふら歩きまわってしまいました。
グランドハーバーホテルのあたりかな。
オレンジ色にライトアップされて、本当に幻想的できれいでした。
Day 32016/12/15
ベランダから見る朝焼け。
綺麗ですね~。
バスターミナルで7日間乗り放題パスを購入(21ユーロ)。
ゴゾ島でも使えるので便利!
この日はブルーグロットやĦaġar Qim、Mnajdraのほうへ。
朝7時過ぎに74番バスで向かいました。
このバスだとPanoramaというバス停で降りて、少々戻らないとブルーグロットにたどり着けません。
晴れてはいるけれど、風がものすごく、海を眺めながら待っていましたが、近くで釣りをしていた人から、この強風じゃボートは出ない、今日は無理だといわれ、上に展望台があるから、そこから見るといいよと言われました。
展望台に行く途中の崖の上から覗いてみようと近寄ったら、犬の散歩をさせていたおじさんに、あんまり端まで行くと、崩れる可能性があるから近寄っちゃだめだと言われました。
それに、そこからでは見えないともいわれ、先ほどの釣りのおじさんと同じく、上の展望台に行くといいと言われました。
その展望台からブルーグロットのあたりを撮ったもの。
海がほんときれい。
手前と奥に遺跡があるんですが、う~ん、意外と規模が小さいし、こういう遺跡は私はあまり興味が持てず、ササッと見て終わり…。
ボートに乗れなかったこともあり、予定よりもかなり早く終了してしまいました。
とりあえず、バレッタに戻らないことには、次のポイントへ行けない…。
遺跡の入口前のバス停で待っていると、一台の車が止まり…
「どこへ行くの?バス行っちゃったばかりだから、乗せてってあげるよ」とおじさんに声をかけられました。
バレッタに戻るというと、ここからバレッタ行のバスを待つより、Zurrieqまで行って乗り換えるほうが早いから、そこまで乗せてあげると言われました。
確かに、遺跡からバス停に向かう途中でバス行っちゃったんだよねぇ…30分は来ないんだよねぇ…
迷っている間に、おじさんはUターンし、「早く早く!!」と手招き。
ええい!と、乗ってしまいました。
心配だし不安だったけど、ちゃんとZurrieqまで乗せていってくれました。
マルタのバスって、基本的にバレッタから出たバスはバレッタに戻る…って感じなんですよね。
バレッタに戻らずに回るとなると、ちょっと不便。
まだ午後の早い時間だったので、次はどこへ行こう…ということで、Ghar Dalam Caveへ行くことにしました。
洞窟の中を行くのですが、思ったほど奥行きがなかった…
ここもあっという間に終了…
さて…どうしよう
洞窟のあるバス停から海が見えたので、あそこに行ってみよう…と思い立ち、バスに乗って向いました。
プリティベイだったんですが、さてどこで降りるのがいいんだろう…と考えているうちにバスは方向を変えて丘の上のほうに…。
乗客が誰もいなくなり、気づけば終点…。
私が降りる気配がないため、運転手さん「マダム!どこに行きたいの?!」
「海に行きたかったんだけど…」
「ここからなら15分ほどで歩いて行けるよ」
「じゃあ、歩いて行きます」
「まてまて、あと5分したら来た道を戻るから、そのまま乗ってなさい」
じゃあと座り直し、それから思い直して、戻る途中にあるTarxien Templesに行くことにしました。
運転手さんに、「ここに行きたいので、最寄りのバス停で降ろして」とお願いし、運転席に近い席に座りました。
最寄りのバス停で降りるとき、親切にも「この道をまっすぐ100M位行ったら左にあるからね」と教えてくれました。
しかし、距離感のまったくない私は、見事に通りすぎて迷ってしまうのでした。
写真は、Tarxien Templesの入口。
バレッタに戻ってきたときにはまだ時間が早く、バス停に近いアッパーバラッカガーデンをちょっと覗いた後、スリーマのスーパーに買いだしに行きました。
スリーマとまたバレッタをグルグル見て歩いて、今日は終わり!
Day 42016/12/16
マルタ3日目はゴゾ島。
この日は朝から土砂降り…どうなることかと思いましたが、ゴゾ島に着くころには雨が止んでくれて助かりました。
まずは中心地のヴィクトリアに向かいます。
そこからバスを乗り換えて、ソルトパンを見に行きます。
バスはXwejniで降りるんですが、ここからソルトパンまでのバスはないので歩きます。
ここに来るまでにもソルトパンはありますが、多分ここがフォトスポット。
時期外れだからでしょうかね、だ~~~れもいません。
その後、マルサルフォルンまで行くために先ほどのバス停まで戻ります。
待っていると地元の女性がやってきて、バスが来るまでいろいろとお話を伺いました。
マルサルフォルン着。
次のジュガンディーヤ行のバスは1時間は来ません…。
う~ん、シーズンオフですから、観光客もいないし、人通りすらほどんどない。
でも海はとてもきれい、
湾になっているからか、それほど波はあれていなかったので、近寄ってみようと思いました。
これが間違いの元だったんですよね…
歩道から下へ降りると、堤防があり、その向こうにも人が通れるスペースがあったんです。
何も考えていなかった私は、その堤防を乗り越えてしまったんですね。
その先はきっと人が立ち入っては行けないスペースだったんでしょうけど、その時はそんなこと考えもしなかった。
よっこいしょ…と乗越え、足をついたら…ズルーーーーーッ!!と滑り、あっという間に尻もちをつき、そのままツルツル~~~ッと滑ってしまいました。
やばい、海にドボンする!!!!!
しかし運よく、ギリギリで止まりましたが、滑って立ち上がることもできず、そのままそろりそろりと這うようにして移動。
落ちなかったから笑い話ですけど、もし落ちてたら死んでたかもしれません。
意外と深さがありましたし、荒れてないとはいえ、穏やかというわけでもありませんでしたから。
何より周囲に人が全然いなかったので、誰も気づいてくれなかったでしょうから。
後になって、ゾッとしました。
ドロドロ、ビショビショだけど、着替えなんてありませんから、そのまま観光続行です。
ジュガンディーヤ行きのバスに乗ったのは私一人。
やっぱりシーズンオフなのねぇ…と思いましたけど、単にここに来る人がいなかっただけのこと。
道は整備されていて車いすの人でも行けるようになっていました。
その後、すぐそばのウィンドウミルを見学した後、ヴィクトリアに戻ることにしましたが、最寄りのバス停の近くのベンチで、パンをかじりながら待っていると、時間よりもかなり早くバスが来てビックリ!
慌てて駆け寄ろうとするとバス停にいた地元の女性が笑いながら、「慌てなくてもまだ大丈夫よ」と言ってくれましたが、何しろ60分に1本程度しか来ませんから逃すわけにはいきません。
ですが、結局このバス、グルグルどこだかわからないところを走りまわった後、乗ったバス停に戻ってきたんですよ。
その時間がバス停の時刻表に書いてあった時間。
そういうことだったのか…と納得。
ヴィクトリアに戻った後、アズールウィンドウ行のバスまで時間があるので、大聖堂とプリズンなど見て回ることに。
大聖堂内で写真を撮っていると、知らないおじさんが、「あれ(写真)を撮らなきゃだめだよ。」と言って、ドームになってるみたいに見えるけど、実はだまし絵なんだよって説明してくれました。
マルタを旅して歩いていると、こんな風に声をかけてくれたり、解説してくれたりする人がほんと多くて、楽しかったです。
そしてゴゾで一番の観光ポイント、アズールウィンドウ。
さすがにここには観光客が大勢いました。
市バスで来る人より、hop-on-hop-offバスや団体ツアーらしいバスで来る人のほうが多かったですね。
近くで撮るには、かなり足場の悪いところを歩いて行かねばなりません。
海は結構荒れていたのですが、かなり危険なところにまで降りている人もいました。
波にさらわれたらどうするんだ?!ってところにいましたからね。
そして、いつ崩れるかわからないと言われているのに、アーチの上に登っている人もいました。
結局、この3か月後にここは崩落してしまいました。
雲行きも怪しくなり出したところでゴゾ島での観光は終了、フェリーで戻りますが、フェリーからコミノ島を撮ったもの。
対岸のチルケウワに着くころには真っ暗なうえに、土砂降り、強風で、嵐のような天気でした。
スリーマ行のバスに乗って、スリーマのスーパーで晩御飯を買って帰ろうと思ったのですが、1時間待っても来なかったのであきらめてヴァレッタ行のバスに乗りました。
まったく、バレッタ行は2~3本見送ってたのに…。
Day 52016/12/17
今日からエクセルシオールホテルです。
バレッタのバスターミナルから数分のはずですが、フェニシアホテルが大工事中で、曲がるべき道を間違えてだいぶ行き過ぎてしまいました。
前から来たおじさんたちに、エクセルシオールホテルはどこって聞いたら、笑いながら
「行き過ぎだ、後ろの信号見える?あそこを左に曲がったところにあるよ」と教えてくれました。
おまけに途中までスーツケース持ってくれて…。
マルタの人って、本当に優しい。
ホテルへはフェニシアホテルを過ぎたらすぐに曲がればよかったんですね。
そこから坂を下っていくと、ありました、ありました。
ここも今回どうしても泊まってみたかったところ。
Trip.comですごく安かったんで、予約しちゃいましたよ。
早朝に移動し、荷物だけ預かってもらい、観光にでかけました。
今日はイムディーナとラバトの観光です。
まずは聖アガサのカタコンベ。
地図を見ながら歩いたんですが、場所が全然わからなくて、グルグルさまよってしまいました…。
ここはガイドと回るのですが、時間が決まっています。
結局私だけでした。
明らかにやる気がなさそうなガイドさん…
私が理解しているかどうかなんて気にもせず、一気にしゃべって、あっという間にツアー終了…。
一人しかいないから、そりゃ人数が多いときよりは早く終わるだろうけど、早すぎだろ?ショートカットしたんじゃね?というくらい、あっという間に終わりました…。
そして、すぐそばの聖パウロのカタコンベ。
敷地内に地下墓地(?)がいくつもあるんですけど、明かりはセンサー式なんですね。
で、一定時間経つと自動的に消える。
狭いところならいいんですが、ちょっと広いところでは、一人だと出るまでに明かりが消えちゃって、手探りで出なきゃなりませんでした。
それが結構怖いwww
一人で行くとそんなこともありますので、気をつけてください。
また、中には非常に狭いところがあり、体格のとても良い私は、体が引っかかって通り抜けられないのではないかと、マジで心配でした。
一番面白かった、興味深かったのは、事務所のトイレです(笑)。
トイレ内に、トイレの歴史がこのように貼ってあるんです。
ちなみに、ここは道路を挟んで2か所に分かれているので、片方を見終えたら、いったん出て道路を渡り、対面のエリアに入り直します。
知らないと、ここで出るの?出ていいの?って、ちょっと迷います。
ケーキがおいしいと評判のフォンタナカフェへ。
ランチ時でしたが、ケーキとコーヒーを注文。
囲いのある2階に案内されました。
高台にあるので、風が半端じゃなかった…。
ケーキは美味しかったし、コーヒーもポットでくれて2~3杯飲めました。
それからPalazzo Falsonへ。
入るつもりはなかったけど、時間がだいぶ余ってしまったので。
その後、The nights of malta、Roma Villa、Grotto of St Paul、あともう一か所入って、戻ってきました。
部屋からの夜景。
ガーデンビューとかいろいろあるのですが、パーシャルシービューだったかな?
これってシー??と思いつつも、それでも悪くない景色だし、何より、部屋がすごく豪華。
バスタブと別にシャワーもついてて、一人で泊まるのがもったいないくらい。
ただし、朝食はガッカリ…
イスタンブールのホテルのほうがはるかにマシでした。
Day 62016/12/18
今日は、バレッタの観光です。
まずはセントジョン大聖堂。
ここは一旦お昼で閉まってしまうので、オープン早々に行きました。
とにかくキンキラキンでまばゆいばかりの豪華さ。
そして奥には、カラヴァッジョの絵が…
圧倒されました。ここから私のカラヴァッジョ巡礼が始まりました。
その後2階にも見るところがあるのですが、この頃には外は土砂降り!なんと、雨漏りがしていて、2階の通路が水浸し…。
一通り見たつもりでしたが、出る前に館内地図をみると、1か所行ってないところがある。
雨漏りしていたところの手前だ。
再度階段を上がり、どこだどこだ?と探していると、そのエリアの担当の人が、「日本人?」と声をかけてきた。
うーむ、日本人好きなマルタの人、結構多いわね。
その人に見逃がしたところの場所を聞いて、無事全部見ることができました。
丁度大聖堂を出たころが一番雨がひどく、出たところにあるお土産屋さんで、雨宿りをしながらお土産を物色。
しばらく待ったけどやみそうにないので、一番安い傘を購入して観光続行。
セントエルモ砦に向かいます。
雨もすごいけど、風もすごい!
セントエルモ砦。
マルタの歴史が勉強できます。
じっくり見て読んでたら、結構な時間がかかるんじゃないでしょうかね。
英語ばっかりで全部読むのに疲れちゃったこともあり、ササーッと見て終了。
雨は弱くなってきたけれど、風は相変わらず。
こんな感じですよ…。
その後、ロワーバラッカガーデンに行き、そこから反対側へと通りを横切り、海沿いを歩いてあちこちグルグル歩きまわりました。
その後、まだだいぶ時間があったので、セント・ジュリアンへ行ってみようと思い立ちバスで行きましたが、乗ったバスがスリーマを過ぎた後、海沿いを走るんですけど、恐ろしいほどの悪天候!スリーマを過ぎてからは真っ暗になり、外の景色はまったく見えないし、どこを走っているかわからないし、もしかしたら戻れなくなったりしないか…という不安に駆られ、サン・ジュリアン手前のRossで降りてしまいました。
次がサン・ジュリアンだと知っていたら、あと一駅位乗ったんですけど、その時はわからなかったので…。
結局そのまま戻るバスに乗って、スリーマで下車。
すぐに座れそうな空いているレストランに入り今回初めてのまともな食事。
勧めを聞いたら、めちゃ高いうえに一人じゃ食べきれないものを勧めてきたので、違うものを注文。
これが何ともまずかった…最悪でした。
そしてバレッタ行のバスを待っていたのですが、バスはすでにバス停に来て停まっているのですが、乗せてくれない。
雨も再び降り始めたし、何より風が半端じゃない。
バス停は海沿いにあるので、待っているところにまで波しぶきがガンガン飛んでくる。
隣でバスを待ってるおばさんが、「このバス、バレッタ行よね?なんで乗せてくれないのかしら、こんな天気で寒いんだし、乗せてくれてもいいと思わない!」と、ブツブツ私に不満をぶつけてくる。
まったくマルタの人って、フレンドリーにもほどがあるっしょ(笑)。
Day 72016/12/19
最終日はサンタンジェロ砦のほうへ行きます。
この日も天気はよろしくない。
かろうじて雨は降ってないけれど、強風は相変わらず。
坂道を上り、ゲートを入ってすぐ右の建物内に入ると、スタッフのおじさんがやってきて、親切にも説明をしてくれる。
なんと、今私たちが立っている真下に、カラヴァッジョが入っていた牢があったんだとか。
へー、ここに閉じ込められてたのか~。
砦をグルグル見て回っていたら、「こんにちは!」と日本語で声をかけられてビックリ。
ロシアから来たというご夫婦で、日本が大好きで、日本にも行ったことがあるのよ~と話しかけてきた。
写真を撮ってあげて、とってもらって、一緒に撮って…。
ほんとに今回いろんな人と会話したなぁ…。
マリーナには豪華なボートがたくさんありました。
どんな人がこんなすごいボートを所持しているのやら。
教会や海事博物館などを見て、バスでバレッタに戻り、お土産を買い、お昼過ぎに荷物をホテルから引き取って空港へ。
そして空港で…出国ゲートは、最初1か所しか開いていなかったのですが、何やらトラブっていてなかなか進まない。
私の前に待っているのは1組の親子。
すると、端のゲートの担当官が「マダム!こっちにおいで!」と呼んでくれたので、移動したら、私の前にいた親子も同時に移動…おぃおぃ、あんたたちマダムですか???
この親子もやたらと時間がかかり、やっと私の番が来たら、「日本人?一人で来たの?マルタはどうだった?」と質問攻め。
マルタって親日国なのかな?
でも、フレンドリーで親しみやすくてマルタっていいところです。
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