もう何度目の訪問か分からない台湾へ、4日間の短期滞在で。
今回は台湾出身の同僚のオススメで台南へ弾丸旅行を敢行しました。多くの台湾出身の友人から「台湾グルメなら台南が一番!」と推薦する台南、現地に友人がいないこととMRTがないことがネックになって敬遠していたのですが・・・
今回は台南出身の同僚が現地の友人を紹介してくれ、6時間と短い滞在ながらも非常に濃く楽しい台南での時間を過ごすことができました。
台湾No.1美食の名はダテじゃない!またすぐ行きたくなった、めくるめく台南の世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです( ◞・౪・)◞
この旅行記のコースであれば1日と時間をかけずとも台南を満喫することができますので、時間のない方も参考にしてもらえたら幸いです!
Day 12018/08/11
台南へのアクセスは複数あるかと思いますが、最も速いのは台北や高雄など、国際空港のある年から高鉄(台湾の新幹線)でアクセスする方法かと思います。
今回は台北インだったので、台北から台南までの高鉄チケットを購入して向かいます。
台北から約140分の乗車でこちら、「高鉄台南駅」に到着です。
ただ注意が必要なのは、高鉄の台南駅は台南の中心からかなり離れた場所にあるため、高鉄の駅から更に市内までの移動が発生するという点です。
個人的なオススメは高鉄台南駅が直結しているTRA(台湾鉄道:台湾のローカル列車)の沙崙(Shalun)駅から、台湾鉄道で市内に行く方法です。
電車の本数が20分〜30分に1本しかないのが玉に瑕ですが、約20分で台南市内に到着します。
台湾鉄道の台湾駅で同僚の友人と合流後、まず向かったのは台南を代表する観光地である「(赤崁樓 Chikan Tower)」。
ここはもともと、オランダ当地時代に建てられた建物を台湾の英雄が台湾風に立て直したものだそうで、現在建物内は博物館として、台南の歴史を学べるようになっています。
第一印象として、沖縄の建物っぽい印象を受けました。
石碑とシーサー。ますます沖縄感が高まります。
そうでなくとも、こうやって海を挟んで、一つの文化が海を渡っていった事実に思いを馳せると、とても感慨深いものがあります。
またここには学問の神様「魁星爺」が祀られており、台南の人々は大事なテストの前などには必ずお参りに訪れるのだそう。
この日も何人かの学生がお祈りをしていました。
反対側にこのように願いをかける日本の絵馬的なものが。
この辺りも日本に共通するものがあり、とても親近感が湧く瞬間です。
こじんまりとした場所ですが、2つの建物があります。
入り口から見て手前にあるのが「海神廟」、後方に控えるのが「文昌閣」です。こちらは海神廟の2階から望む文昌閣です。
この中にはオランダ統治時代の本建物のプラモ的なものがあるのですが、現在の形は大きく異なる西洋風の建物だったようです。
そのオランダ人たちを駆逐した鄭成功という方が今のようなデザインに作り変えたのだそう。
続いて向かったのは赤崁樓の向かいにある祀典武廟 (大關帝廟)に向かいます。
赤崁樓に祀られているのが勉学の神様であれば、こちらは商業等の神様が祀られています。
こちらにも多くの参拝客がおり、台湾式のお祈りにふれることができます。
続いて待ちに待ったランチタイム!ということでまず向かったのは、日本の雑誌BRUTUSの表紙になったことでも話題の飲食店ストリート、國華街。
そこかしこから漂う食べ物の香に胸が高まります。
最初に訪れたのは台湾のライスプディング、「碗粿(ワーグイ)」の名店、富盛號碗粿 にやってきました。
さすがの名店で、お昼時にはこの行列です。でも提供はとても早い料理なので、行列ができていてもすぐにありつけます。
この碗粿、台湾であればどこでも食べられるそうなのですが、自分は初めて見ました&食べました!
こちらがその「碗粿(ワーグイ)」。
お米を潰してむされたものに、とろみのある醤油ベースのタレがたっぷりとかかっています。
薬味としてワサビ、にんにく、甘辛ダレがあったのですが、個人的にはにんにくを入れると激ウマになります。
1品で台南を大好きにさせてくれてた一品です。
続いて連れて行ってもらったのが、國華街からほどない距離にある市場にある一見普通のお菓子屋さん。
同僚の友人が店主と何か喋っているかと思えば・・・?
なんと、お店の奥からプリンが出てきたじゃありませんか!
こちら、同僚のご友人の大好物だそう。
暑い台南で、ひえひえのプリンはこちらも堪らないものがありました。
続いて同僚の友人の、そのまたご友人が経営するというゲストハウスに遊びに行かせていただきました。
※Compathyにスポット情報がなかったのですが、下記が正確なスポット情報です
ゲストハウス名:想起旅宿生活工作室
住所:宮後街1、2號, Tainan, Taiwan
HP: https://www.facebook.com/pg/old.houselive/
一室のみの民泊に近いゲストハウスで、こちらが客室です。めちゃめちゃハイセンス!そして日本ぽいですよね。
なんでもオーナーが日本から台南に来た医師と仲が良かったそうで、その中でも日本の薬やお酒の看板(アンティーク)の収集にハマっていることもあり、こんな部屋になっているそう。
中庭(?)の様子。
建物の2階が客室となっていて、向かいには茶室のようなものもありました。
また1階はお洒落なバーになっているので、夜も楽しめる滞在ができそうですね!
今回は日帰りだったので泊まる機会はなかったのですが、立地も非常に良いので、次回訪問した際には宿泊してガッツリと台湾グルメを楽しみたいと思います。
台南観光で最も感動したのがこちらの映画館。
一見単なるミニシアターなのですが、注目して欲しいのが入り口頭上にある上映中作品のポスター(?)です。
なんとこちら、全て「手書き」で作成されているんです。
そしてそれらの全作品を、映画館向かいの路上でこちらの方が作成しているんです!
この日は運良く作者の方がジュラシックパークの新作を作成中で、しばらく立ち止まって見学させていただきました。
この場所、台湾中から観光客が集まっており、こういった活動がここまで注目を集めるという点も非常に新鮮でした。確かに珍しく、また発想の転換が必要ですね。
周辺には彼が過去に書いた作品が多数展示されいます。
絵の良し悪しはわからないのですが、なんとなく惹きつけられる絵柄ですよね。
彼が路上に出てポスターを制作していることは稀だそうですが、運が良ければ出会うことができますので、台南を訪れる際にはぜひ訪れてみてください。
続いて海近くの繁華街、安平に向かいます。
その道中で連れて行ってもらったのがこちら、牛肉のスープ、「牛肉湯」の名店。
こちらも灼熱の中、たくさんの方が行列を作っていました。
なんでも台湾の水準ではありえない鮮度の牛肉で牛肉湯を出すことが評判になっているそうです。
こちらがその牛肉湯です!
見た目は地味ですが、台南で食べたものの中では、個人的には「毎日食べたいランキング」1位の品になりました。
シンプルに牛肉麺から麺を抜いたような味わいなのですが、とにかく牛肉が美味しい!
薬味として生姜や唐辛子醤油が置かれているのですが、肉をスープから取り出し、これらと絡めて食べる形で食べ進めます。
もはや全てのお店が対象となってしまうのですが、こちらのお店にもぜひ訪れてほしいです。
台南という街は同時期の台北と比べても格段に暑いので、水分補給が欠かせません。
グルメ巡りの合間につれていってもらったのが、こちらの「元気JUICE」です。こちらでは様々なフルーツをベースとした、お洒落なフレーバージュースを作ってもらえます。
自分が頼んだのはマンゴーとレモンのジュースだったのですが、熱い身体にすっと染み入る最高の味でした。本当に台湾の飲み物文化って素晴らしいですよね・・・(とはいえ台湾の美味しい飲み物はそのほとんどが非常にハイカロリーらしく、現地の人たちも毎日は飲めないそうですが)
その足で訪れたのがこちらのお店。
シーフードをベースに様々な揚げ物を味わわせてくれるお店で、写真が魅力的じゃなさすぎて恐縮なのですが、この旅では一、二を争う美味しさでした。
奥がカキの唐揚げ、手前が白身フライのカレー風味で、どちらも写真に写っているソースに付けて食べると絶品!
台南の有名観光地、安平老街の入り口から程ない場所にありますので、安平老街への観光の前に小腹を満たすのにおすすめです。
ここまで食べまくりの旅は久しぶりで、いよいよお腹も膨れてきたのでしばし安平老街を散歩します。
振り返ったら動画しか撮っておらず写真がなかったのですが、安平老街は古い建物に囲まれ、狭い路地に所狭しと商店が並ぶ賑やかな場所でした。
その中でも人気があるということで連れてきてもらったこちらのお店では、ありとあらゆる「ドライフルーツ」が手に入ります。南国でパックされた大量生産のドライフルーツは多数目にしますが、ここは製造元直販!
自分用とお土産にたくさんのフルーツを買って帰りました。
そして台南旅の締めくくりに訪れたのは、台南のもう一つの有名観光地である「安平開臺天后宮 」の正門近くにあるこちらの牡蠣オムレツ屋さんでした。
正直、数ある台湾グルメの中でもこの「牡蠣オムレツ」は自分の中では敢えて食べたいと思うほどのものではなかったのですが、こちらのお店の牡蠣オムレツは絶品でした・・・そして巨大。
と、ここまでの全てのメニューを5時間程度で全て食べ尽くした、素晴らしい台南デビューとなりました。とにかく一つ一つの料理が段違いに旨く、そして安い街、台南。
台湾グルメが大好きな人であれば、訪れない理由がありません。
案内をしてくれた同僚の友人に大きな感謝と、また必ず帰ってきたいと思う楽しみを与えてくれた街、台南が大好きなりました!すぐに変えるぞー!
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