Day 12017/04/01
Night scene from Harmonie Embrassee Osaka.
娘のサプライズバースデーパーティーからホテルに戻り、みんなで夜景を鑑賞しながら、「天空のチャペル」の見学時間を待ちます。
チャペル見学時間は夜10時まで。結婚式や、この日はなんと「プロポーズ」のイベントで、クローズぎりぎりまで見学ができず。
チャペルは、安藤忠雄さんによる建築で、宿泊者またはウェデイングイベント見学者しか見ることができないという事でした。
見学も事前にフロントを通じて予約するのですが、イベントが優先されるため、週末の一泊二日だと、ほとんど見学できる時間がありません。どうしても見学したい人は、平日狙いが良さそうかも…。
ちなみに、プロポーズは成功したそうです^ ^めでたしめでたし。
いよいよ天空のチャペルへ。ホテル最上階にあるのですが、エレベーターを乗り継ぎ乗り継ぎ、複雑なアクセスでした。
青の洞窟をイメージしたという待機場にて。扉を開けるといよいよ天空のチャペルです。
"Chapelle De Ciel" by Tadao Ando.
安藤忠雄さんによる、「天空のチャペル」です。三世代勢揃いで記念写真も撮ってもらいました。安藤忠雄建築ファンの両親も、大喜びでした。
夜景も素晴らしかったのですが、明るいうちの教会も観てみたいということで、見学時間を相談。翌日も結婚式ということでしたが、準備が終わった後なら少し時間が取れるとのこと。
チェックアウト後にまた戻ってきて見学することになりました。
Day 22017/04/02
To the "Shibc Ryotaro Memorial Museum".
チャペルの再見学までの時間を利用して、「司馬遼太郎記念館」へ。こちらも、安藤忠雄さんによる建築です。司馬遼太郎さんの自宅と、その隣接地に建てられたミュージアムで、司馬氏の自宅庭園を抜けて、ミュージアムに向かう、ファンに贅沢な作りになっています。8400件の個人、企業、団体からの共感(募金・支援)を得て開館のはこびとなったそうです。
入場料は大人1名500円。小学生200円、中高生300円となっています。
庭園は、司馬遼太郎が好きだった雑木林のイメージで作られており、娘も散歩しながらいろいろな植物を楽しんでいました。
自宅の中には入れないのですが、外からその書斎を観ることができます。
未完に終わった『街道をゆくー濃尾参州記』執筆当時のまま遺されており、ファンの方々がひっきりなしに訪れ、内部をじっと見学されていました。
司馬さんは、サンルームから自然のままに近い状態に整えられた庭を眺めるのが好きだったそうです。
こちらがそのサンルーム。ゆったりとしたチェアに座る司馬遼太郎が目に浮かぶような気がします。ちょっと斜めになって原稿を執筆する姿勢にあわせて、机がゆるやかにカーブする変型仕様とのこと(パンフレットより)。また、机の上にはルーペや色鉛筆が置かれているのが見てとれます。
安藤建築らしい、切り立ったコンクリートが見えてきました。
開館当初はなかった新庭。書斎など記念館の全体を見渡すことができます。
ガラスとコンクリートによるアプローチ。ゆるやかなカーブが美しい建物です。娘は喜んで走って、少し転びました(^^;
Presentation by Tadao Ando, that great outpups comes from great inputs.
内部は撮影禁止のため、パンフレットより抜粋。
こちらは、司馬遼太郎記念館作成にあたり、自宅を訪れた安藤忠雄氏が驚いたという司馬氏の蔵書。あれだけの著作を書くためには、これほどの知識を詰め込む必要があったのだ、ということを端的に表現するため、訪れた人たちがまるで司馬氏の頭の中に入り込んだかのような気持ちになるように…と設計されたライブラリーです。読書好きとしては夢のような空間。また、偉大なる作家のたゆまぬ努力を感じ、鳥肌が立つ思いでした。
高さは11m。資料や自著、翻訳本などおよそ2万点の蔵書がイメージ展示されています。自宅の玄関や廊下、書斎や書庫、書棚にはおよそ6万点もの蔵書があるそうです!
庭に密かにたたずむ石碑。司馬遼太郎自筆の歌碑です。2006年春、大阪・河内長野市にあった文化・リゾート施設から移設されたとのことです。
Day view of "Chapelle De Ciel" by Tadao Ando.
見学時間に合わせて、再びアルモニーアンブラッセに。夜景も素晴らしかったですが、やっぱり日中の方が「天空のチャペル」感があります。一面がスカイブルー。素晴らしい結婚式ができそうですね!
入り口側はこんな感じです。
"The Tower of the Sun" by Taro Okamoto.
「光の教会」へ向かう道すがら、「万博記念公園」にやって来ました。何気に初の「太陽の塔」。ばぁばが突然この塔の顔真似をし始め、みんなで大笑い。娘も「こうやるんだよ!」とハマり、みんなで太陽の塔の顔真似をしながら記念撮影をしました。
大勢で行く旅行って、普段自分の中からは出てこないような発想にたくさん触れられたり、また、自分たちだけでは行かなかったようなところを訪れたり、それにより感じるものがあったり…。そして何より色々なものをシェアしながら、みんなで食べられるのも魅力です^ ^
To the Ibaraki Kasugaoka Church by Tadao Ando.
見学時間ギリギリとなってしまいましたが、長年行きたかった「光の教会」へ。近隣に駐車場がなく、あっても駐車スペースが少ないため満車…。そのためかなり歩くことになり、予定が狂ってしまいました。中国や韓国からの観光客がとても多くて驚きました。何もない住宅街なので、流しのタクシーは期待できず、見学者はタクシーを貸し切り、近くで待ってもらっているようでした。
見学は、HPから予約した人のみ。受付でお金を支払い、見学します。葬儀などの突発的な出来事により見学できないこともあるので、わざわざ観に行く場合は、万が一のため少し日程に余裕があった方が良いかもしれません。
写真は、礼拝堂建設から10年後に建築された「教会ホール」(安藤氏は「日曜学校」と呼んでいるそうです)。
礼拝堂とホールの間にある休憩スペース。
こちらが有名な「光の教会」礼拝堂です。
予算のない中、信者たちの信仰心をいかに高めさせるか考え抜かれて作られた箱型の教会。スリットから注ぎ込む光による十字架が見事です。
予算不足で一時は屋根なしで完成という事になりそうでしたが、寄付によりなんとか屋根もつき、現在のような形になったそうです。
著書によると「また寄付が貯まって屋根が作れるようになるまで、みんなで傘をさして礼拝を行えばいいじゃないかと提案したところ、全員から猛反対を受けた(苦笑)」とありましたw
設計したものの、作ってくれる会社が現れなかったり、作業員がトラックに乗ったものの、現場で支払われる賃金が安いため、別の現場に向かわれてしまい作業が進まなかったなどなど…苦労もたくさんあり、「もう完成しないんじゃないか」と思ったことが何度もあったそうですが、今は世界中から観光客が訪れる教会となりました。
外観から観ただけでは、内部の様子は想像出来ません。ぜひ、実際に訪れてみてください!
香川から合流してくれた実家チームとはここで解散。私たちはレンタカーで空港へ。彼らは車で実家へと向かいました。親子孫、三世代旅行、第2弾もとても楽しい旅となりました^ ^
またみんなで、どこかへ。
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