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Kentaro Sakamotoさんのログブック(旅行記)「ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて」

ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて

2015-10-16 - 2015-10-1826 Episodes
Kentaro Sakamoto
Travel Collector
Kentaro Sakamoto
  • 60s / male

サパは中国国境に近いベトナム北部山岳地帯にあるハノイの避暑地。日本の軽井沢のような場所らしいが、その山間部にはベトナムの少数民族が急峻な山を切り開いて段々畑を耕し、昔ながらの農耕生活をしていると云う。そんなベトナムに会いに行く。

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Day 12015/10/16

「ベトナムに来て私が選んだ最初のベトナム旅行の観光地は、中国国境に近い山間少数民族の町“サパ”です。今居るハノイから近いし、ベトナムの避暑地や棚田のある村として有名だからです。出来れば時期は棚田がお米で黄金色に光る収穫シーズンをイメージして、週末2日のみを旅行に充てる強硬スケジュールを検討する。
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ベトナムに来て私が選んだ最初のベトナム旅行の観光地は、中国国境に近い山間少数民族の町“サパ”です。今居るハノイから近いし、ベトナムの避暑地や棚田のある村として有名だからです。出来れば時期は棚田がお米で黄金色に光る収穫シーズンをイメージして、週末2日のみを旅行に充てる強硬スケジュールを検討する。
インターネットの旅行検索で出て来たツアー会社から、金曜日の夜行列車で出発し、日曜の夜行列車で帰ってくるツアー選択し、メールで何社かに問い合わせる。一つ目の会社からは直ぐに電話が掛かってきて「個人ツアーで日本語が話せるガイドをつけて365米ドルだ」と云う。ちょっと高いし、個人ツアーなどよりは何人かでワイワイ行ったほうが良いので「グループツアーに入れないか?」と聞くと、「グループツアーは無い」と云う。仕方がないので「他に当たってみます」と言って電話を切る。
次の日、同じ旅行社からもう一度電話があって、「315米ドルで如何でしょうか?」とのこと。「私の希望は250ドル以下です」といって電話を切る。メールを開くともう一軒のツアー会社から「グループツアーで169ドル」との連絡を受ける。早速これに決めて申し込み方法を確認すると、メールで申し込み決裁書が届きクレジットカードで支払う方式で良いと云う。申込書に記入しカード決済しようとしたが、カードの認証番号が受け付けてもらえない。結局、旅行会社まで行って支払う手続きをしなければならなかった。でもとりあえず一件落着、山間部に広がる黄金色の棚田を歩く自分を想像してちょっと熱くなる。

10月16日(金)、晴れ
  今日はサパへ出発の日、列車の発車時間は22時00分。ツアー会社からの連絡では20時15分に迎えに来るとのことである。アパートから駅まではタクシーで10分もあれば良いので、1時間45分も前に迎えに来るのは随分早い気がしたが「これもベトナム流なのだろう」と受け流す。先ず荷物のパッキングをする。バックはテニス用のリュックを使うことにして、用意していた衣料品やカメラ・ボイスレコーダーなど旅行用必需品+寝酒などを詰め込む。
旅行社からの電話を待ちながらテレビを見ていると、8時チョッと前にエレベーターの扉兼部屋のドアが開いて「アイン、おーい」の声に続いて女性の声「サパ旅行の迎えに来ました」だって!
「チョッと早いんじゃない?」
「すみません、ちょっと早めに来てしまいました」だって。
「直ぐに行きますから、下で待っていてください」と言って、急いで用意のしてあったテニス用の長ズボンとポロシャツを着て、これも用意してあったバックパックを担ぎ、電気のスイッチを全て消して一階に降りて行く。件の旅行会社の女性、なんとバイクに跨って待っているではありませんか。「え?!バイクで駅まで連れて行くの?」っと思っていると、
「タクシーが表通りで待っています。付いて来て下さい」だって。
表通りに出ると「タクシーグループ」の白い車が待っていた。後部座席に乗ろうとすると、「坂本さんは前に乗ってください。もう一か所ツアー客を迎えに行きます。私はタクシーの後から付いて行きます」だって。
「OK!」
タクシーの運ちゃんは勝手知ったる道をどんどん北上し、ホアンキエム湖の北側にある旧市街の細い路地裏に入って行き、道路際の小さなバックパッカー専用のホテルらしいまえに到着。直ぐに後ろからバイクで追いかけて来た件の女性「チョッと待っていてください、もう一組のツアー客を呼んで来ます」と云って建物の中へ。
っと、直ぐにタクシーの後ろのドアが開き二言三言言葉が交わされると、タクシーの運転手が車のトランクを開けたようだ。荷物を積む音がして、若い女性が二人乗り込んで来ました。声を掛けると彼女たち「私たちもサパツアー行きます」と比較的きれいな英語で答えてくれました。話によると、友人二人でフィリピンから休暇をベトナム観光で過ごすためにやって来たとのことです。自己紹介によると名前はクリスとテレサだそうです。私も一人旅よりグループ旅のほうが楽しいし、若い女性なら尚の事願ったりかなったりです。既にタクシーは一杯なのでこれ以上のツアー客は無いようだ。タクシーはハノイ駅の裏側に停車し私たちを下す。そこからだと駅の待合室に直接入ることができました。
待合室に入ると、ツアーガイドがひと纏めにした書類を取り出し、銘々の名前を確認しながら渡してくれた。中には今回のツアー旅行の予定表と列車の切符が入っていました。旅程は以前にツアー会社で受けた説明通りで、明日朝早くラオカイ駅に着きますが、そこには現地のスタッフが待っていてバスでサパまで連れて行ってくれるそうです。その日宿泊予定のホテルに連れて行ってくれて朝食をサービスしてくれ、荷物も預かってくれるそうです。部屋が空いていればチェックインも出来るそうですが、朝の8時ごろですからそんなに旨くいかないだろ
うと思いました。その日はツアーガイド付き(私は日本語ツアーが高いので、英語ツアーに申込みました)でサパ近郊の少数民族村“カイナイ”を見学するそうです。翌日は更に他の二つの村や段々畑・獣道をトレッキングする計画です。サパからの帰りは往きの逆コースを戻り、月曜日の早朝ハノイ駅に帰り着き解散ということです。列車の往きの切符は既に付いていましたが、帰りの切符は帰りの際「駅でバウチャーに付いている“帰り切符の
購入表”を見せて、正規の切符を受け取る仕組みになっている」そうです。コピーには切符の受け取り場所が図で示してありました。「列車の切符引き換えは出発の60~90分前に来ておこなうこと」と書いてありました。

「まだ21時前だったと思いますが、待合室で旅行社からの説明を受けたりして居る内に、待合室の構内側のドアが開き長々としたアナウンスもありました。アナウンスでは何を言っているのかわかりませんでしたが、ツアーガイドが「電車の準備ができたので乗って良い」と説明してくれて、一緒に構内へ案内してくれました。
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まだ21時前だったと思いますが、待合室で旅行社からの説明を受けたりして居る内に、待合室の構内側のドアが開き長々としたアナウンスもありました。アナウンスでは何を言っているのかわかりませんでしたが、ツアーガイドが「電車の準備ができたので乗って良い」と説明してくれて、一緒に構内へ案内してくれました。
構内への移動には切符の検査など無し、ホームへの入り口に立て看板が立ててあり、私たちの乗る電車は7番ホームのラオカイ行きです。看板によると、今夜出る夜行列車3本は全てラオカイ駅行きです。それ以外の列車車表示は全く無いので、隣町や南行きの電車がどうなっているのかは不明です。
私たちはツアーガイドに導かれるまま7番ホームへ行き、切符に書かれた車両番号と座席番号を確認しながら9号車へ行きました。私たちの座席は離れていましたが、同じ9号車でした。列車の入り口には車掌と思われる駅員が待機していて、乗客の切符を一枚一枚確認しています。

「ツアーガイドが私たちを列車内へ案内し、私の座席“17番”が二段ベッドの下段であることを確かめて、フィリピン女性を別のキャビンへ案内していきました。案内を終えたツアーガイドは、「行ってらっしゃい」と云って、帰って行きました。
サパ行きの急行列車(15両?ディーゼル機関車)の寝台に座って用意した寝酒(

ツアーガイドが私たちを列車内へ案内し、私の座席“17番”が二段ベッドの下段であることを確かめて、フィリピン女性を別のキャビンへ案内していきました。案内を終えたツアーガイドは、「行ってらっしゃい」と云って、帰って行きました。
サパ行きの急行列車(15両?ディーゼル機関車)の寝台に座って用意した寝酒(ビールとウォッカの水割り)を飲んでいると、僕の上の段に寝る人(50歳代の男性ベトナム人)が入ってきて、直ぐに上の段へ上がってしまいました。私が「チャオ、グッドイブニング」と声をかけましたが「???」何かを呟いてそのまま横になったようです。すかさず「強烈な足の匂い」が襲ってきました。それから間もなく今度は大柄の女性二人を、旅行会社の人のような男性が大きなスーツケースを転がしながらキャビンへ案内してきました。大きなケースの一つは何とかかんとか上段ベッドの通路の上へ収納し、もう一つは下段ベッドの下へ収納しました。一人は私と同じぐらいの大柄な元気なおばあさん、もう一人はもっと大柄な女の人でお嬢さんらしい。お婆さんはとても陽気で、話しかけてきました。本人たちはシドニーからの旅行客で、ベトナムに来たばかり、サパを訪問した後ホーチミンまで下り、次にはカンボジアへ向かいシンガポールまで行く32日間の旅の始まりだそうです。私は寝酒を飲みながら話を聞いていると、お婆さんが上段ベッドへ上がって行き、娘さんが下段ベッドで寝るようです。私に娘が居るかと聞くので「一人居ます。年をとっても結婚しないで勤めているので、困ってます」と云うと、「本当に困っちゃうよネ、実はこの娘も独身なんですよ」だって。
夜行列車は出発のベルもなく突然動き出しました。時計を確認すると、きっちり定刻の午後10時でした。最初はもちろんゆっくり動き出しました。そのゆっくりのまま市街地を抜け、ロンビエン橋を渡ってもゆっくりのままです。時速30kmぐらいと思われるスピードで走っています。向かい合う寝台にはカーテンがありません。お互いの寝姿を鑑賞しながら眠ることになるようです。私が日本で乗った寝台列車の経験(と云っても50年ぐらい前ですが)では、線路のつなぎ目の音が“ガタゴトン・・・ガタゴトン・・・”というリズミカルなものだったような気がしますが、こちらの列車では線路のつなぎ目の音が不明瞭で、ディーゼルの音が入り交じり繫ぎ目の音がしたりしなかったり、何となく低い“ゴー”という音の中に列車や車輪の雑音が入ってくる感じです。予定の寝酒を飲んでしまいましたが、眠気は襲ってきません。眠れないことを想定して持ってきた「ベトナム語学習用の録音テープ(デジタル録音機)」を聞きながら眠くなるのを待つ。何時寝たのかは不明でしたが、朝のトイレが気になって(出来たら列車のトイレは汚いから使いたくない。でも目が覚めてから列車を降りて1時間以上もバスに乗ることを考えると、ここはどうしても一回は列車でトイレを済ませて置く方が賢明な措置だとも思う)目が覚めてしまう。朝の3時前です。暫く暗闇の中でベトナム語の発音を聞きながら様子を見ていたが、誰も起きて通路を行き来する様子がない。4時と思われる頃、やはり「トイレが空いているときに行っておくべき」と思い直して、キャビンのドアを開けようとしたが“開かない!”。特にドアハンドルに内カギが付いているような様子もないが、暗くてよくわからない。ドアのハンドルを強めに引くと、ちょっと上の方で音がする。注意して良く見ると、そこにはチェーンが掛かっているではないか。誰かが寝るときに外から誰も入ってこられないように、内側にチェーンを掛けたようだ。もちろんチェーンを外すと、今度はドアを静かに開くことができました。「やれヤレ」です。車両の奥のほうまで見渡せるが、そこには誰もいない。トイレの扉も取っ手のところが空色になっていて、誰も入っていないようです。トイレに入ると、床面は濡れていて汚いいが、有り難いことにトイレットペーパーがまだ付いていました。便座をトイレットペーパーで拭いてから、用をたしました。便座はひんやりしていて湿気もあり、あまり良い感触ではありませんでしたが、これで一安心です。部屋に戻り、もう一度ベッドにもぐり込み聞くともなしにベトナム語の発生音などを聞いていました。5時半ごろになると窓の外が白み始め、間もなく車掌と思われる人がキャビンのドアを棒のようなもので叩きながら何かを言って通り過ぎていきました。きっと「間もなく駅ですから起きてください」と言っているようでした。
窓からははっきり外の景色が見えるようになってきましたが、霧がかかっているようで景色がボーと霞んでいます。カメラを片手にドアを開けて外に出てみると、列車の奥のトイレのところには既に3~4人の人が列を作っていました。チョット不謹慎ではありますが「やったね!」と小さくささやきました。
列車は“町の中に入って来たな”と思ったら、間もなく止まりました。列車内が騒がしくなってきたので“列車が駅に着いたのだな”と分かりました。身軽な私は靴下を履き、テニスシューズを引っ掛けて外に出ようとしたとき、向かい側からオーストラリアのお婆さんが顔を出しました。きっとスーツケールを下すのが大変だろうと思い「手伝いましょうか?」と聞くと、「大丈夫、先に行ってください」って言われてしまいましたので、私は自分のバックパックを持ってキャビンを後にしました。

Day 22015/10/17

「駅はガラス張りの驚くほど近代的な建物でした。駅の出口には沢山の人がA4の紙にプリントした名前を掲げて出迎えていました。良く国際空港の到着ロビーで見かける風景ですが、ラオカイの駅でその様子に遭遇して、“旅愁を誘い”私も熱いものを感じました。私の名前もきっとあるはずです。列車を降りた人に交じって私も右

駅はガラス張りの驚くほど近代的な建物でした。駅の出口には沢山の人がA4の紙にプリントした名前を掲げて出迎えていました。良く国際空港の到着ロビーで見かける風景ですが、ラオカイの駅でその様子に遭遇して、“旅愁を誘い”私も熱いものを感じました。私の名前もきっとあるはずです。列車を降りた人に交じって私も右の端から左の端まで注意深く探していきましたが、“SAKAMOTO”の文字はありませんでした。ちょっと不安を感じましたが、これまでもこんなことはショッチュウありましたので、暫く待ってみることにいたしました。
5~10分ほど経過したと思われるころ、もう一度端から見ていくと真ん中よりやや右側に、おじさんが“SAKAMOTO”の文字掲げて待っていました。有って当たり前のことですが、何となくほっとして笑顔になってしまいました。声をかけると「あなたですね、ちょっとこっちへ来てください」と私を駅の出口のちょっと先のほうへ導いてくれました。そこには件のフィリピン女性二人が既に待っていました。

「おじさんは私たちに待つように指示して、もう一度出向えの場所へ引き返していきました。間もなく大人数のグループを従えて現れ、身振り手振りで「あちらへ行ってください」と私たちを大型バンが待っている車へ導いてくれました。車は20人乗りぐらいの大型バンで、既に中には2人の女性が乗っていました。私は3列目の窓

おじさんは私たちに待つように指示して、もう一度出向えの場所へ引き返していきました。間もなく大人数のグループを従えて現れ、身振り手振りで「あちらへ行ってください」と私たちを大型バンが待っている車へ導いてくれました。車は20人乗りぐらいの大型バンで、既に中には2人の女性が乗っていました。私は3列目の窓側の席に座を占めました。フィリピンの女性は私の隣に乗り、さらにヨーロッパ人が4人乗りこんで来て大型バンは目いっぱいになりました。
列車の到着時間に合わせてキッチリ車を手配しているようでしたし、乗客も余り大きなバッグを持った人は居なくて、余り無駄な時間を失わずにスムーズにラオカイ駅を後にしました。ラオカイはベトナム北部の中国国境に近い山岳部にある町ですが、サパはこれから更に40kmばかり西の山中深く分け入った所にあるのです。多分未舗装のがたがた道をゆっくり行くのだと思っていましたが、道はきれいに舗装されていて案外快適なドライブになりました。

「私たちのバンは途中で町中の小さなホテル2軒に寄り、少しずつ乗客を減らし最後が私たちの(私とフィリピンからの娘二人)ホテルでした。私たちのホテルはサパ市内の目抜き通りから山側に通りを一本入ったところ(とは云っても、脇には目抜き通りに降りる階段が在る)に在りました。チョッと欲目も有りますが、三つ回った

私たちのバンは途中で町中の小さなホテル2軒に寄り、少しずつ乗客を減らし最後が私たちの(私とフィリピンからの娘二人)ホテルでした。私たちのホテルはサパ市内の目抜き通りから山側に通りを一本入ったところ(とは云っても、脇には目抜き通りに降りる階段が在る)に在りました。チョッと欲目も有りますが、三つ回ったホテルの中では私たちのホテルが一番ホテルらしく思えました。
それにしても小さいホテルです。日本で云ったら「家族経営のペンション」といったところ、山の斜面に作られているため中4階がホテルの入り口兼ロビーと食堂。建物はベトナム独特のウナギの寝床のような間口が狭く奥に長い、レンガ造りのもの。建物の幅は6~7m x 奥行き25mほどの長方形。地下3階、地上4階、部屋数は各階に3部屋しかない。私は最も低い地下三階の目抜き通りに面した部屋。でも、目抜き通りのこちら側にも建っている建物(ホテルと思われる)のせいで、町は見渡せない。そのビルが無ければ眼前に歴史的に有名な“サパ教会”が見えるはずである。
  ホテルに着いたのが午前8時ちょっと過ぎ、フロントでチェックインできるか聞いてみたが「ダメ」とのこと、でも荷物は預かってくれた。「ツアーのガイドが10時に迎えに来る」ことなっているので、まずはこのホテルでツアー料金に含まれている“朝食”を頂くことにする。ダイニングには食卓が5~6個、メニューは英語で書かれていて5~6種類の選択肢が写真付きで紹介されていた。メニューにはベトナムのフォー(うどん)や、インスタントラーメンもありましたが、私は卵焼きとジャム・バター付きトーストをオーダーし、ビュッフェ形式のジュースとコーヒーを頂く。ジュースはオレンジジュースと思って飲んだ黄色いジュースはちょっとマンゴーのようなグレープフルーツのような微妙な味がした。コーヒーもベトナム独特の濃いトロっとしたコーヒー、私は牛乳を混ぜたミルクコーヒーにして頂きました。間もなく大きな皿が二つ出てきて、目玉焼きにもフランスパンが付いており、こんがり焼いたトーストにジャムとバター。チョッとフランスパンが余計だったが、空腹もあってきれいに平らげることができました。

「街角の露天商、少数民族衣装や土産物を売っている。
  ゆっくり朝食を食べたがそれでも時間が余っているので、腹ごなしを兼ねてサパの目抜き通りをちょっと散歩してくる。目につくのは少数民族の黒っぽいそれでいてカラフルな刺しゅうを施した衣装を着た女性。ゲートルにビニール草履を履いて、ちょっと大きめの竹かご

街角の露天商、少数民族衣装や土産物を売っている。
  ゆっくり朝食を食べたがそれでも時間が余っているので、腹ごなしを兼ねてサパの目抜き通りをちょっと散歩してくる。目につくのは少数民族の黒っぽいそれでいてカラフルな刺しゅうを施した衣装を着た女性。ゲートルにビニール草履を履いて、ちょっと大きめの竹かごを背負っている。通りの歩道では所狭しと土産物や農産物・食べ物の露店が軒を並べていてちょっと歩くのも困難なほど。

「ホテルに戻ると20歳ぐらいと思われる少数民族衣装を着た女性が出迎えてくれる。名前を“ソイー”と自己紹介し、これからサパ近くの少数民族村“Cat Cat 村”をトレッキングすると云う。案内されるのは私とフィリピンからの娘さん二人。でもホテルの前には車が無い。ツアー案内書には「To Explore S

ホテルに戻ると20歳ぐらいと思われる少数民族衣装を着た女性が出迎えてくれる。名前を“ソイー”と自己紹介し、これからサパ近くの少数民族村“Cat Cat 村”をトレッキングすると云う。案内されるのは私とフィリピンからの娘さん二人。でもホテルの前には車が無い。ツアー案内書には「To Explore Sapa Town &
embark on a lovely walking tour」と書いてある。ひょっとしてずっと歩きのツアーかしら?
心配する間もなく、ガイドさんがスタスタ歩き始める。とりあえず訳が分からないまま後に従って歩きはじめる。ところがである、私たちが歩き始めると同時に“ホテルの前で屯していた少数民族のおばさん3人”も一緒に付いて来て声までかけてくる。心の中で「オイオイこの人たちは何なの? ホテル前に陣取って、観光客に民芸品を打っている人では無かったの?」。ツアーガイド嬢も“ごく当たり前のこと”っといった感じで、付いてくるおばさんたちと話もしている。でもガイドでは無いことははっきりしている。何故ならガイドさんは首からガイドの免許証のようなものをぶら下げているのに、おばさんたちは土産物と思われるものを入れた竹かごを背負っているだけ。まあ取り敢えず余計な人が居ても、僕達が迷惑なわけでもないので知らん顔して一緒に歩いて行くことにしました。

「サパの街をゆっくり下りながら10分も歩くと街外れに出ました。そこは山の中腹で、目の前には大きな渓谷が長々と広がっていました。サパと云う町は山間部の頂部に広がる高台に出来た街のようで、その西側にはホン河で削り取られた広大な渓谷が広がっていたのです。その渓谷に広がる傾斜地を巧みに耕して稲作をする段々畑

サパの街をゆっくり下りながら10分も歩くと街外れに出ました。そこは山の中腹で、目の前には大きな渓谷が長々と広がっていました。サパと云う町は山間部の頂部に広がる高台に出来た街のようで、その西側にはホン河で削り取られた広大な渓谷が広がっていたのです。その渓谷に広がる傾斜地を巧みに耕して稲作をする段々畑が広がっていました。そこがベトナムの少数民族の暮らす村なのです。

「私にはちょっと気になることがありました。それはガイド嬢の痣です。額の真ん中に5百円玉より大きめの痣と、首から胸にかけての痣でした。私が「それはどうしたの? 昨日旦那さんとケンカしたの?」と聞くと、「いいえ、もちろん違いますヨ。2日前に病気になって治療をした跡です」とのこと。ツアーガイドの説明による

私にはちょっと気になることがありました。それはガイド嬢の痣です。額の真ん中に5百円玉より大きめの痣と、首から胸にかけての痣でした。私が「それはどうしたの? 昨日旦那さんとケンカしたの?」と聞くと、「いいえ、もちろん違いますヨ。2日前に病気になって治療をした跡です」とのこと。ツアーガイドの説明によると少数民族の部落では西洋の薬を飲まないそうです。今回も熱が出て寝こんでしまったので水牛の角の切り口を額に20分ほど当てて置いて、病気を治したそうです。本人の説明によると、角の滋養が体全体にいきわたりすぐに元気になったそうです。その角を当てた所は痣になってしばらくは消えないのだそうです。これは私の推測ですが、胸元の痣は多分悪い血を吸い出すためにヒルに血を吸わせたのではないかと思いました。
私たちはツヅラ折れの山道(ここはまだ簡易舗装されて、自動車も通れる)を延々と下ります。帰りのことを考えると程ほどのところで下るのをやめたい気分になりながら、“最悪、帰りはタクシー(あるとは思えないが?)をお願いするしかないか!”とあきらめ気分で付いて行く。

「とツアーガイドが振り向いて「ここから村中へ入って、本格的なトレッキングに入ります。有名な
滝を見物しますヨ!」と云う。よく見ると舗装道路から直角に渓谷に下っていく入口があり、向かい側に入村料金所がある。ガイド嬢は私たちの入村料を支払い(一緒に来た3人の付き添い分をどうしたかは分からない)、チケット

とツアーガイドが振り向いて「ここから村中へ入って、本格的なトレッキングに入ります。有名な
滝を見物しますヨ!」と云う。よく見ると舗装道路から直角に渓谷に下っていく入口があり、向かい側に入村料金所がある。ガイド嬢は私たちの入村料を支払い(一緒に来た3人の付き添い分をどうしたかは分からない)、チケットと案内パンフレットを渡してくれた。するとここまで一緒に付いてきた少数民族のおばさんたち、背負い籠や手提げに入れて持ってきた民芸品を「ぜひ買って欲しい」と云う。土産物の民芸品は麻で作ったスカーフや織物、ショルダーバッグや小物入れ、更には腕輪やフォーチュンリングなど色とりどり。私たちが買い渋っていると、「せっかくここまで一緒におしゃべりをしたり、楽しく歩いてきたりしたんだからちょっとで良いから何か買ってヨ!」っと、私たちの情に訴えてくるのです。件のフィリピン女性も仕方なく品定めをしているようだ。私も止むを得ず“ショルダータイプの小物入れ”を購入した。最初は「300,000ドン(約1600円)」と言ってきたが、私はあまり買う意思もなかったので「100、000ドンなら買うけど」。
そんな押し問答を繰り返して結局「170,000ドン」で決着。後でそれを知ったフィリピン女性「スッゴウイ!」っと感心しきりだった。それを聞いて「やったね」っと思わずにっこり。

「私たちにゲートをくぐって眼下を見ても滝らしいものは全く見えない。今度は未舗装の砂利道である。渓谷の底にある川まではまだ高低差で2~3百メートルは下らないと行き着けない距離がありそうだ。砂利道とは云っても比較的良く整備されており、雨が降って崩れそうなところにはコンクリートが打ってあり歩きやすい。
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私たちにゲートをくぐって眼下を見ても滝らしいものは全く見えない。今度は未舗装の砂利道である。渓谷の底にある川まではまだ高低差で2~3百メートルは下らないと行き着けない距離がありそうだ。砂利道とは云っても比較的良く整備されており、雨が降って崩れそうなところにはコンクリートが打ってあり歩きやすい。
しばらく下ると、沢の流れる音が聞こえてきた。結構な水量を思わせる。そして山すそを回るように下って行くと川幅20mぐらいの渓流に出る。川にはつり橋が掛かっており、その上流には小さな砂防ダムのようなものが設けてあり、チョッとした滝になっていて盛大な水音をあげていた。
“え~、これが滝??”。つり橋の向こう岸には土産物屋さんが2~3軒見えるだけ、ちょっとがっかりしながら吊り橋を渡って向こう岸に渡り始めると、吊り橋の左側、なんと今下ってきた山道の足元から大量の水が流れ落ちてチョットした滝になってるではありませんか!
“まあ、これなら滝と言えるね。”
なんかちょっと小さな満足でしたが、ここまでやって来た甲斐があった気になりました。
ここで30分ほど休憩して12時近くなってから出発。今度はこちら側の岸辺を上流へ向かって登り始めます。私が「これから歩いて町に戻るのですか?」っと聞くと
「はいそうです」
「どの位掛かりますか?」
「約1時間ぐらいでしょう」だって。
今までずい分と下ってきたので高台の町サパまで歩いて帰るのは大変だと思いましたが、若い女の人も一緒に歩いているので私から弱音を吐くことは出来ません。コンクリートで補強された歩道を4~5分登る、ガイド嬢が道端の畑に降りて行って高さ20cmほどの苗木(?)から葉を採ってきた。「この葉は藍染め用の色を出す葉です」と云って手渡してくれた。葉の大きさは長手方向が10cm弱、濃い緑色の葉でした。「葉を手で揉むと樹液が出てきて、その樹液が時間と共に紫色に変化しますよ」と教えてくれた。フィリピンの女性が自分の手のひらで試していると、確かに最初は薄い緑色だった掌が15分もすると濃い藍色に変化した。

「少数民族の子供たち」ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて(Kentaro Sakamotoさん)

少数民族の子供たち

「小さな滝の前で記念写真
舗装された山道を歩くこと約10分、ちょっとした休憩所のような広場に出る。そこには何人かの普通の服装をした男の人が屯していて、「サパへのバイクタクシーは如何?」と話しかけている。確かに90CCぐらいのバイクも2台ある。なるほど“これがベトナム流ビジネス”か、疲れたところを見計

小さな滝の前で記念写真
舗装された山道を歩くこと約10分、ちょっとした休憩所のような広場に出る。そこには何人かの普通の服装をした男の人が屯していて、「サパへのバイクタクシーは如何?」と話しかけている。確かに90CCぐらいのバイクも2台ある。なるほど“これがベトナム流ビジネス”か、疲れたところを見計らってお客をもてなすとは、とても上手な接待方法ではありませんか。私は矢も楯もたまらず「町のホテルまでいくら?」と聞いてしまいました。もちろんガイド嬢は何も言いませんが、気持ちはやはり乗って帰りたそうです。
「二人乗せて、50,000ドン」。一人25,000ドン(日本円で約130円)ですから、ボッているようには思えない。フィリピンからの娘さん二人も乗り気になっているが、まだベトナムでバイクタクシーでの経験がないようだ。何しろバイクの運転手の後ろに二人の大人が重なるようにして乗り、しかも山道を走るのである。ちょっと尻込みしてもしょうがない。
でもハノイの街中では、特に夕方や夜半“一家揃ってバイクでお出かけ”風景はよく見かける。日本では家族そろって小型の車で出かけるようなもの。バイクの運転席にはお父さん、お父さんとハンドルの間にはお姉さん、お母さんが息子を抱くようにしてお父さんの後部シートに座る。そしてとても快適そうに街中を走っていくのです。ちょっと危険なようにも思いますが、家族愛を微笑ましく思う瞬間でもある。
結局、バイクで街に戻ることにした。すると、この休憩所にはバイクが2台あるにもかかわらず、バイクタクシーの勧誘をしていた件の男の人が小走りに上流のほうへさらに上っていく。「あれ、このバイクで行くんじゃ無いの?」と不思議がっていると、ガイド嬢がバイクタクシー勧誘員の後を追って更に川上へ登り始める。仕方なく黙って付いていくと、前方にもう一つの吊り橋が見えてきた。つり橋の向こう側(渓谷のサパ町側)には休憩小屋があり4~5台のバイクが止まっていて、先ほどの勧誘員やドライバーがたむろしている。とれはどう考えても、「フィリピン女性が二人で一組になり25,000ドンずつ、私がガイド嬢と一緒に乗って50,000ドンを払うしかない」っで一件落着。ツアーガイドと一緒にバイク後部シートに密着して乗って、嬉しいような恥ずかしいような何とも云えない愛遭いドライブ。
でもそんな楽しいドライブは「ええ、こんなに近かったかしら?」っと思うほど、アッという間にホテルに着いてしまいました。

「サパ教会の前で
  今日のツアーはこの“Cat Cat 村 トレッキング”でおわり。お昼を含め後は自由時間で「サパの街を堪能して下さい」だって。フィリピンの女性はランチを食べに早速町中へ繰り出した。私も無理に付いて行っても良かったのですが、片意地を張ってと云うか“先にビールが飲みたくて”「私はちょ

サパ教会の前で
  今日のツアーはこの“Cat Cat 村 トレッキング”でおわり。お昼を含め後は自由時間で「サパの街を堪能して下さい」だって。フィリピンの女性はランチを食べに早速町中へ繰り出した。私も無理に付いて行っても良かったのですが、片意地を張ってと云うか“先にビールが飲みたくて”「私はちょっとホテルで休みます」と言ってホテルに戻りました。
ホテルのカウンターでチェックインをお願いすると、「まだ準備ができていないので、チョッと待っていてください」とのこと。仕方なくホテルのダイニングルームで心地よく冷えたハノイビールで喉を潤す。3時間のトレッキング、疲れとのどの渇きがいっぺんに吹き飛ぶ“至福の瞬間”である。
受付から案内係が入って来て「部屋に案内します」とのこと。飲み残しのビール瓶を片手に、もう片方の手には
バックパックを持って女性の後についていくと、地階に潜って行く。私は一番下の‐301(地下3Fの一号室)
を与えられた。部屋は広くも狭くもない普通のホテルの部屋。それでも日本のビジネスホテルの部屋に比べたら
2倍以上はあり、2方向に窓があり快適そうだ。
ホテルで一息ついた後、「昼食兼サパの市内見学を」と考え町中へ繰り出す。先ずホテルの目の前にあるサパ教会
から散策開始。旅行ガイドブックによると「サパ教会はほとんど閉まっている」という。白亜の壁と尖塔が印象的な教会だが、ただ古いと云うだけで外観上は何の変哲もない教会だ。歩いてきた30歳前後のビジネスマン風の若い男性に「教会をバックに私の写真を撮ってくれませんか?」と英語で話しかけると、快く応じてくれた。「ありがとう」と云って歩き出すと、写真を撮ってくれた男性が「チョッと時間を頂けませんか?」と話しかけてきた。写真を撮ってもらった恩もあるし時間もあるので話を聞くことにした。
  彼は町の役所から(だと思う)委託を受けた「観光客の調査をしている」という。「アンケートに応えてくれたら、綺麗な絵ハガキをプレゼントします」だって。私は別に「絵葉書が欲しい分けではないけど、アンケートには付き合うよ」と言って、二人して近くの縁石に腰ける。アンケートはA4用紙3ページに跨るものだったし英文だったので、要点を聞いて応える方式で回答し15分ほどインタビューを受ける。要は今回の旅行は何日か?何人で来たか?予約はどのようにしたか?ホテルの費用はリーズナブルか?お土産にどのくらいの費用を考えているか等々。私の答えに満足したのか、私へのインタビューが終わると周りに居る多くの観光客には目もくれずに引き上げていった。
  私もサパ教会を後にして、サパ中心街の西側に位置するサパ市場に向かう。市場周辺の露店で軽いお昼でも取ろうと考えていた。ガイドブックに沿ってサパ市場と思われる場所に行ったが、それらしい市場が見当たらない。近くの商店主に場所を聞くと、「サパ市場は町の東側へ引っ越した」というではないか。ガイドブックの地図を示して場所を聞くと、地図からは外にはみ出した東の町はずれに在ると云う。今から市場に行くのも億劫になっていたので、沢山ある最寄りのレストランで入り口の看板に「ビールサービス」と書いてあり、道路にはみ出したテラスで観光客がビール片手に談笑しているカフェに入ってみる。ビールをオーダーして、100,000ドン(これが一番安い)の豚焼き肉のセットメニューを注文する。そして、2杯目のビールをオーダーするとき念のため「最初のビールは無料サービスですよね?」っと確かめると、「いえいえ、ビールを三杯ご注文した方には1杯無料サービス致します」だって!
そんな風に書いてあったようには思えないのですが、保険の契約書のように“見えにくいように書いてあったのでしょうネ”。でもビール一杯25,000ドンだったから、「まあ、いいか!」
  これから市場に行ってもいいけど、“ハムロン丘”も気になる。日本から持ってきた旅行ガイドブックには「サパの町が一望できる丘」として、数少ない推奨訪問場所になっている。朝からのトレッキングで足に疲れが来ていたが、時間的に見ても今しか訪れる機会が無さそうだ。サパ市場は明日の朝“朝市見学”として、今はハムロン丘に行くことにした。

「ハムロン丘からサパの市街を見下ろす。
ハムロン丘はサパ教会の裏から石灰岩の急峻な山(高低差500mほど)を一気に登るものです。入山料を70,000ドンも取っておきながら、ケーブルカーもロープウェイも無い。山の中腹は公園になっており、花壇や休憩所などが設けられている山道をひたすら登るだけ。私は40分

ハムロン丘からサパの市街を見下ろす。
ハムロン丘はサパ教会の裏から石灰岩の急峻な山(高低差500mほど)を一気に登るものです。入山料を70,000ドンも取っておきながら、ケーブルカーもロープウェイも無い。山の中腹は公園になっており、花壇や休憩所などが設けられている山道をひたすら登るだけ。私は40分ほどで頂上まで登り人工の見晴らし台へ。展望台は4畳半ほどの広さしかなく、観光客が押し合いへし合いするほど。せっかく登って来たのに落ち着く場所がない、その上残念ながら日差しは西の山陰・雲の中へ。ちょっとモヤッていることもあって、眼下に広がるサパの街もあまり迫力を感じなかった。途中の花の公園では高さ4mぐらいの「桜の木に花が10~20輪咲いている」のを発見したのは、チョッとした驚きであり嬉しくもあった。
この日はこのままホテルに帰り、熱いシャワーを浴びて就寝。

「ハムロン丘で出会った日本語を習っていると云う女性二人」ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて(Kentaro Sakamotoさん)

ハムロン丘で出会った日本語を習っていると云う女性二人

Day 32015/10/18

「サパ市場の朝市
  18日(日)、晴れ
  今日の予定は、午前9時半ごろツアーガイドがホテルに迎えに来て、昨日よりちょっと遠い少数民族村や段々畑をトレッキングし、ホテルに帰ってくるのは3時ごろの予定。
朝早起きの私は、サパの朝市が開く午前6時を待ってホテルを出る。正面玄関の扉はカギが掛かっていたが

サパ市場の朝市
  18日(日)、晴れ
  今日の予定は、午前9時半ごろツアーガイドがホテルに迎えに来て、昨日よりちょっと遠い少数民族村や段々畑をトレッキングし、ホテルに帰ってくるのは3時ごろの予定。
朝早起きの私は、サパの朝市が開く午前6時を待ってホテルを出る。正面玄関の扉はカギが掛かっていたが、私がガチャガチャしているとロビーで仮眠を取っていたおじさんが、起きだしてきて開けてくれた。ちょっと朝もやに包まれているが、天気は悪くなさそう。早速昨日教えてもらった市場のある東の町はずれを目指して、静まり返った目抜き通りを左へ進む。街の中ほどには今は干上がっている大きな池とその周りを囲むように遊歩道が整備されている。サパの町を縦断する形で密集地を抜けたところに、これまでのサパの町では考えられないような近代的な体育館のような大きな建物が現れる。建物の前が広場になっていて大型バスがすでに所狭しと並んでいる。建物には “CHO SAPA” のネオンサインが鮮やか、でもまだ朝早いせいでしょう観光客はほとんどいない。建物は高天井の2階建てで、幅40m、奥行き60mぐらいでしょうか。今、時間は午前7時ちょっと前ですが市場の入り口はまだ閑散としています。市場の朝は一番賑やかなのではと思って来てみたが、ベトナムではそうでもないのかもしれない。入り口に入ってみても中は“シ~ン”としていて殆ど活動していないし、お客は誰もいない。それもそのはず、市場の中の細かく仕切られたブースで店を開けているのは4~5軒のみ、殆どの店はまだ開店してない(またはまだお店が入っていない)。まだ出来たばかりで店の移動が終わっていないようだ。      市場内はコンテナタイプの商店が並んでいるが、ほとんどの店はまだ開いていない。また開いているお店も“洋服や土産物・乾物店”が殆どで、生鮮食料品はこの市場内には無いようだ。

「ちょっとガッカリして市場館を奥のほうに歩いていくと、最奥には少し賑やかなカフェテリアがあり、更にその奥の建物の外のほうが騒がしい。そうです、市場館の奥(東側)には場外市場(こちらのほうが本物の市場のようだ)が設けられており、野菜やお肉・お魚が所狭しと賑わっている。それでもまだ買い物客は多くないよう

ちょっとガッカリして市場館を奥のほうに歩いていくと、最奥には少し賑やかなカフェテリアがあり、更にその奥の建物の外のほうが騒がしい。そうです、市場館の奥(東側)には場外市場(こちらのほうが本物の市場のようだ)が設けられており、野菜やお肉・お魚が所狭しと賑わっている。それでもまだ買い物客は多くないようだ。特に買いたいものが有るわけではないので、ゆっくりホテルへ戻ることにした。

「少数民族の衣装は、その部落・部落で独特の形や色づかいがあるそうです。」ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて(Kentaro Sakamotoさん)

少数民族の衣装は、その部落・部落で独特の形や色づかいがあるそうです。

「道端で屯する少数民族のグループ。これから観光客のトレッキングに同行するのでしょう。」ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて(Kentaro Sakamotoさん)

道端で屯する少数民族のグループ。これから観光客のトレッキングに同行するのでしょう。

「ホテルに戻って朝食を食べる。今朝はハム・ベーコン入りオムレツにパン。朝の散歩が効いたのか、はたまた昨日の夕飯から余り食べていなかった所為か、たっぷりと食べることができた。部屋に戻って荷造りをし、9時15分にはチェックアウトを済まし、リュックを受付に預ける。今日のツアーが終わったら一旦このホテルに戻

ホテルに戻って朝食を食べる。今朝はハム・ベーコン入りオムレツにパン。朝の散歩が効いたのか、はたまた昨日の夕飯から余り食べていなかった所為か、たっぷりと食べることができた。部屋に戻って荷造りをし、9時15分にはチェックアウトを済まし、リュックを受付に預ける。今日のツアーが終わったら一旦このホテルに戻り、送迎バスでラオカイ駅に向かう予定だからだ。ツアーガイド(今日は男性)は既に来ていて、今日 Lao Chai と Ta Van を案内する“シューだ”と云う。「もう二人待ちます」と云うので「Chris と Telesa?」と聞くとそうだという。
でもその二人中々出てこない。9時半を過ぎたころアタフタと降りてきて、「ごめんなさい」という。ということは「朝食をまだ食べてないの?」と聞くと「食べてないです」だって。仕方なく、「待っているから、チョッと食べてきなさい」というと、嬉しそうにいそいそと食堂へ入っていった。
  9時50分、今日のトレッキング行動開始。昨日と同じようにホテルの前には民族衣装を着た部落民が中学生のような子供を混ぜて4人待機している。この人達はガイドとペアになって活動している人たちなのだろう。中学生の女の子がませた口調で「ワチュアネーム?」なんて聞いてくる。仕方なく「ken」と答える。目抜き通りまで歩いて降りる。今日も歩いて行くのかなと思っていると、目貫通りの角でガイドが「待っていてください、別の客を連れてきます」と云って離れていく。そんなに待つこともなく別の一団を連れて帰ってくる。アメリカ人のような男女5人組と東南アジア系の1人。
私たち総勢15人ぐらいが街角に集まると、ツアーガイドが「私たちはここから送迎用のバンでラオチャイに向かいます」という。間もなく15人乗りぐらいのバンが来たので、私たちは乗り込む。でも同行の部落民族は乗らなかった。私たちはバンでサパ市内から南に向かって郊外へ出る。バンはすぐに山と渓谷の景観に包まれる。山の斜面を切り開いて作った砂利道、左側は山の斜面、右側は急峻な深い谷間。車が行き交うたびに、車はその奈落のふちギリギリまで寄るので、ちょっと寒気を感じるドライブです。何ンせ、車の窓から覗いても谷間の斜面が見えないのですから。ところが後部座席に乗り込んだアメリカ人(?)たち、全員20歳代で男3人女二人(うち一人は黒人)は昨夜の出来事などを話しているのか、大きな声でしゃべったり笑ったりしていて、話の途切れることがない。特に話の主役は黒人女性だ。甲高い声でまくし立ててはみんなの爆笑を誘っている。
15分ほど走ったでしょうか、車は何の変哲もない山の中腹で急停車。ここから歩くと云う。車を降りると、道路の右側の渓谷に沿って棚田が広がっている。ここが見晴らしの良い場所らしく、ちょっと先には観光バスも止まっている。驚いたことにさっき町で別れた部落民が女の子も交えて、そこでしっかり待っているでは無いか。生きるためのたくましさを感じます。
  「ここから歩きます」というツアーガイドに従って、急斜面の曲がりくねった農道を降りていく。天気は良いので気持ちが良いハイキング日和だ。段々畑を見ながら徐々に高度を下げて村中に入っていく。村なかとは云っても家が立て込んでいるわけでは無い。ところどころに農家が散在していて、中ほどに4~5軒の土産物屋さんや郷土史館・商店などがある。でも基本的に農家の人は山の上部に家を構えているようだ。昨日の Cat Cat 村に比べると、こちらの方が本物の少数民族部落のような景観です。棚田のあぜ道や村道などを歩いたり、民俗資料館などを覗いたりしながら渓谷最下部へ。谷底には昨日と同じと思われる川(こちらが下流?)に着く。川幅は狭いが結構な水量である。橋は無いので飛び石伝いに向こう岸へ渡らなければならない。飛び石の間隔もちょっと広いところがある。先ずガイドさんが飛び石伝いに向こう岸へ、私も“このくらい楽勝”と思って、一番広い飛び石を飛んだ瞬間「やばい!」。でももう遅い。ポロシャツの胸ポケットに入れていた“眼鏡とボイスレコーダ”が川の中へ飛んで行ってしまった。ガイドさんが川の中に入ってボイスレコーダは拾ってくれたが、多分もう使い物にならないだろう。メガネは見つかりませんでした。画して、私はこれからハノイにつくまで字が読めない状態になってしまいました。

「道端の子供たち。トレッキング客を相手に、手編みのフォーチュンリングを売っている。」ベトナム北部、山岳地帯の避暑地サパ (Sapa) を訪ねて(Kentaro Sakamotoさん)

道端の子供たち。トレッキング客を相手に、手編みのフォーチュンリングを売っている。

「途中でお昼休憩がありました。お昼は小さな商店の大きな軒先に低いテーブルを囲んで席に着く。お昼は白いご飯にタケノコの煮つけ(細い篠竹だけを茹でたもの味がしない)に、揚げ豆腐の煮つけと豚肉の炒め物。私の他何人かは冷えたビールを注文して飲んだ。お昼の雑談の中で分かったことですが、賑やかな5人グループはベ

途中でお昼休憩がありました。お昼は小さな商店の大きな軒先に低いテーブルを囲んで席に着く。お昼は白いご飯にタケノコの煮つけ(細い篠竹だけを茹でたもの味がしない)に、揚げ豆腐の煮つけと豚肉の炒め物。私の他何人かは冷えたビールを注文して飲んだ。お昼の雑談の中で分かったことですが、賑やかな5人グループはベルギー人で、ハノイの隣町ハイフォンで英語のALTをしている仲間だという。私も日本語のALTだと云うとそれは面白い一致だねと感心する。ベルギー人のALTは4ヶ月交代で次はカンボジアへ行くそうです。
今日のトレッキングは、深い竹ざさジャングルの中や段々畑のあぜ道などを上ったり下りたり、昨日とは比べ物にならないくらいの骨の折れるトレッキングでした。最後に竜頭の滝をなだらかにした様な滝を見学し、土産物売りとの戦いを終えると、ツアーガイドが対岸の中腹にある建物を指さして「これからあちらの学校のところまで行きます。そこには車が迎えに来ていますから」。チョッと疲れていたが終点が見えて“車が迎えに来ているなら”との思い一心に最後の急峻を登り切りました。

「本当に狭い段々畑です。畑は稲作です。
  ほぼ定刻にホテルに帰り着き、ビールを飲みながら帰り支度をしていると送迎用のバンが迎えに来てくれました。私が送迎用のバンに乗り込もうとする「あら、ここにいたの?」って聞いたような気がして振り返ると、何とそこにはサパへの夜行列車で一緒だったオーストラリア人親子

本当に狭い段々畑です。畑は稲作です。
  ほぼ定刻にホテルに帰り着き、ビールを飲みながら帰り支度をしていると送迎用のバンが迎えに来てくれました。私が送迎用のバンに乗り込もうとする「あら、ここにいたの?」って聞いたような気がして振り返ると、何とそこにはサパへの夜行列車で一緒だったオーストラリア人親子が笑顔で立っていました。「なに、この辺に泊まっていたの?」と聞くと、「ええ、そこよ」だって。彼女たちまだ2~3日サパに留まるらしい。世の中は狭いもんだなと改めて思いました。
バンは私たちを最初に乗せて、そのあと2軒のホテルを回り満員の乗客を乗せてラオカイ駅へ。
19日朝
  サパからの夜行列車が朝の5時半にハノイに着く。

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