自分的住みたい国No.1の台湾、訪れたことのなかった南部に訪問する機会があったため、せっかくの機会なので前から興味のあった台湾で一番のビーチリゾートと言われる墾丁(こんてい・ケンティン)に弾丸で訪問!
3日間ほどしか過ごせませんでしたがすっかり虜になってしまい、リピート確定でぜひ多くの方に訪れていただきたいと思っています。あまりアクセスの良い場所ではないので、行き方や現地での移動方法についてもなるべく詳しく記載できればと思っているので、興味のある方はぜひ参考にしていただければ幸いです^^
Day 12017/01/03
旅の始まりは台湾第二の都市、高雄(たかお・ガオション)からです。
成田から直行便が出ているので、南部を旅する場合にはここが玄関になると思います。同時期に台北に訪れたことがあったのですが、やはり南部だけあって暑い!ビーチで過ごすことを期待してやってきたので、期待が高まります。
個人的に、東南アジアの到着ロビーに到着した時のムワッとした空気が大好きなこともあり、のっけからテンションは最高潮です。
高雄から墾丁までは、空港から直通のバスがでています。空港1階の到着ロビーを出てすぐの場所にこちらのカウンターがあり、ここで墾丁行きの「墾丁エクスプレス」というバスのチケットを購入できます。自分が購入した日は片道375元、往復600元でした。
自分はその後高雄経由で台北に行く旅程だったので、600元で往復チケットを購入。
ここから約2時間半をかけて墾丁に向かいます。
バスは台湾を南下し、墾丁の中では「恒春」(こうしゅん・ヘンチュン)という駅と、「小湾(しょうわん・シャオワン)」というバス停に止まり、小湾が終点になっています。
自分の宿泊先は小湾の方が近かったため、ここ、小湾のバス停で下車しました。高雄より更に暑いことに驚きです。ちなみに小湾の方がいわゆる「墾丁」の中心街に近く、バス停の周りには宿泊施設が立ち並びます。
宿泊施設の近くまではもう1本バスを乗り継ぐ必要があり、次の発車までまだ時間があったので、晩御飯を探しに小湾のバス亭から歩いて行ける墾丁の中心街、墾丁大街を訪れました。
ここが小湾側の入り口になっています。
このように、多くのネオンサインがあり、たくさんのお店が立ち並びます。レストランや屋台はもちろん、お土産屋さんからクラブまで、実に多種多様なお店が軒を連ねます。
自分はまず食べたいと思っていた牛肉麺(ニューローメン)を食べたかったのと、長時間の連続移動で空腹の限界を迎えていたこともあり、最初に見つけた牛肉麺を扱う、こちらのお店に駆け込みました。
旅の疲れを癒やすべく、何はともあれ台湾啤酒(台湾ビール)。後から気がついたのですが、墾丁はやはりリゾート地ということもあり、高雄や台北に比べて物価が1.2倍〜1.3倍ほど高かった印象があります。
ビールとこちらの特性牛肉麺を食べて200元ほどでした。牛肉と牛モツの程よいダシに八角の香りに、台湾にやってきたんだなぁという感覚がようやく追いついてきました。
やはり台湾のグルメは大きな魅力です。
こちらは自分が過去に食べた牛肉麺のお店に比べ、麺にとてもコシがありました。いずれにせよ、美味い・・・!
お店の概観はこんな感じです。
割と新しめのお店のようでした。
墾丁大街の中心部の様子です。海が近いこともあり、海鮮のお店が軒を連ねます。
自分はつい最近に海鮮でお腹を壊したばかりだったので、今回は控えました。次に来たときは海鮮を思いっきり楽しみたい!
また墾丁大街にはこういったお店の他にも屋台が軒を連ねています。自分はまだ食べ足りなかったので、宿泊先で食べるように屋台をぶらついていました。
いくつかの屋台があったのですが、その中でもこれが一番美味しかったです!台湾料理ではないのですが、様々な種類を詰め合わせにしてくれる屋台があり、自分はフレンチフライと鴨のハムをホステルに持ち帰りました。
フライを詰め合わせた後にチーズをかけてくれており、ビールが進みます。3種盛り合わせで100元ほどでした。
この日は移動で疲れたことに加えて、ホステルに到着する頃にはすっかり夜も更けていたので、明日の行き先を確認してから寝床につきました。
Day 22017/01/04
宿泊したホステルの付近の朝。
このあたりはエクステリアに凝ったリゾートホテル/ホステルが並んでおり、台湾らしいファンシーなセンスを楽しむことができます。
朝食の時間までまだ時間があったので、朝焼けを楽しみつつ散歩しました。
ホステルでの朝食はビュッフェ形式で、台湾の朝食メニューとコンチネンタル系のメニューが揃っています。
個人的にはこちらのお粥の上にかかっているパウダー・魚髭がツボで、この時点でお土産に買っていくことを心に決めました。
こういったメニューの他、数種類のトーストが食べ放題になっていて、素晴らしい朝食を楽しむことができました。
朝食をいただくのはこんなところです。お洒落ですね。
壁にはMARVELのヒーローたちの絵が飾ってありました。
そしていよいよ墾丁観光の始まりです!
墾丁周辺にはバスもっ通っているのですが、「30分〜1時間に1本」とだけしか記載がなく、実際にはもっとアバウトな運行状況になっているため、とても観光には使えません。
その代わりに、各種宿泊施設に加え、専用のお店が原付をレンタルしています。本当にたくさんのレンタル原付店があるのですぐに見つかると思います。
国際免許を持っていれば一般的な原付が、もっていない場合でもこのような電動バイクを借りることができます。自分は国際免許証をもっていないので、宿泊していたホステルでこちらの電動バイクを借りました。
24時間で700元で、最高35kmくらいしか出ないのですが、操作はとても簡単で、墾丁観光のみに使うのであれば十分なスペックです。
海沿いの道を原付で走り抜ける気持ちよさが、振り返ると一番の墾丁の思い出かもしれません。
墾丁はこんな感じで広い道路が海沿いに張り巡らされており、各種の観光地も主要道路沿いにあるため、道に迷うこともなく、観光者がバイクで観光するのにうってつけの場所です。
後で気付いたことに信号すらほとんどなく、普段日本では車にすら乗らない自分でも何のトラブルもなく走り回ることができました。
ちなみにこの日の最高気温は29度だったそうで、完全に夏でしたが、日本に比べて乾燥しており、とても過ごしやすかったです。
最初に向かったのは墾丁一の絶景スポットと言われる龍盤公園へ。
主要道路を道なりに行くとぶつかります。坂道を登っていく形になるのですが、山の上の方は風が強いためバイクの運転時は注意が必要です。
遮るもののない空と雲がキレイですね!
ここが龍盤公園のベストビューポイントだそうです。入場は無料です。
あまり景色に感動する方でもない自分は正直「こんなものか・・・」という感じでしたが、とにかく自然が豊かなので、あたりの風景に圧倒されることは間違いナシだと思います。
続いてやってきたのがここ、龍盤公園から程ない距離にある観光地、「風吹沙」。
何でも海から吹き上げる風で湾岸の岩石が削られ、山の上まで吹き上げられてくることからこの名称になったそうです。砂の量がすごい時は砂丘のようになって風光明媚な景観が楽しめるようですが、自分が訪れた時はこんな感じで、丘陵に少し白い砂が覆いかぶさっている程度でした。
とにかく風が強かったです。
自分の観光ルートはとある中国の団体旅行者と偶然一緒だったようで、いつも同じグループと一緒に観光していました。
ここは道沿いにあったとある場所なのですが・・・
何かお分かりになりますか?
これ、台湾式のお墓なんです。
自分はバスの中からこんなお墓をいくつか見つけ、とても綺麗だなーと思っていたので、道ぞいに見つけた時は不謹慎かもしれないと思いつつも入っていきました。
墓石が特徴的で、日本のお墓に比べて二回りくらい大きいこと、家のような形をしていることが特徴でしょうか。
このお墓はそれに加えて墾丁の自然と空に囲まれ、とても素敵な雰囲気を醸し出していました。故人もきっと安らかに眠られていることでしょう。
続いて目指すは台湾最南端!ということで、最南端がこの公園内にあると勘違いしてやってきたのがここ、鵝鑾鼻(がらんび)公園です。
次にお見せする灯台が墾丁の一つのシンボルなのですが、それがこの公園内にあります。割と大きい公園で、この日も多くの観光客や家族連れで賑わっていました。こんな感じの草原エリアと、海沿いの自然エリアに別れいます。
入園料は大人1人60元、子供30元です。
こちらがその灯台です。
できたいきさつが原住民と移民との争いだったそうで、世界唯一の"武装灯台"とのことです。
周囲には城壁が並びます。中に入るとそういった灯台の歴史に関する展示がありました。中国語が多く自分にはほとんど理解できなかったのですが、何よりこの真っ白な灯台と青空のコントラストは一見の価値ありだと思います。
公園内の灯台は入場無料です。
灯台をクローズアップ。
今でも台湾で一番明るい灯台だそうです。
現代では原住民と大陸系の人々が共存する台湾ですが、過去には激しく争った過去があるということをしみじみと感じます。
この日は結婚式?も行われており、新郎新婦が写真撮影を行っていました。素敵な風景ですものね。
ただとにかく風が強いので、ポーズを決めるのが大変そうでした。
こちらが海沿いの自然景観句への入り口です。蛇などが出るとの注意書きがありますね。
ただ中はきちんと歩道が整備されており、特段危険なこともありました。
その自然景観句の中にある「接吻岩」です。
岩と岩が接吻しているように見えるからそう呼ばれたのでしょうね。
またこちらの岩は、隙間が台湾の形に似ているとのことで、多くの観光客が写真を撮影していました。確かに!
その他、自然景観句の中はこういった景色が続きます。海沿いと森林、砂岩で彩られる景色はどことなく日本の沖縄の「大石林山」を彷彿とさせます・・・
彷彿どころか、自分的には完全に被っており既視感がすごかったので、隅々まで周ることなく出てきてしまいました。笑
そして2度目になりますが、こちら鵝鑾鼻公園には台湾最南端の地はございません!
そしてこちらが台湾最南端の地、入り口になります。今回の墾丁観光で最も楽しみにしていた場所でもあります。
鵝鑾鼻公園からは恐らく徒歩でも10分程度で行ける距離になっており、入場は無料です。
台湾最南端の地へは、駐車場から600メートル程度の歩道を歩いて向かいます。
この時は歩道も舗装中だったようで、たくさんの人がこのように舗装にあたっていました。
たくさんの観光客が"最南端"という響きに惹かれてその地へ足を運びます。
そしてここが最南端の地です!
写真のようなモニュメントがあり、多くの人が写真撮影をしていました。目先には何もない大海原と快晴が広がり、なんとも言えない気持ちにしてくれます。改て、世界はつながっているんだなぁという思いにしばらく浸っていました。
午後からはビーチでのんびりしようと思っていたため、腹ごしらえに昼ごはんを探しながら電動バイクで北上します。
バイクの楽しさについつい北上しすぎてしまい、気付くと墾丁のもう一つの有名エリア、恆春(こうしゅん・ヘンチュン)市街へたどり着きました。
ここはその昔お城が立っていたそうで、縄文が未だに形を残す、歴史あるエリアになっています。ここは南門で、せっかくなのでとこの辺りに電動バイクを止めて昼ごはんを探します。
恆春の町並みです。
頭上に色とりどりの風車が回り、のどかな雰囲気が漂います。
そして見つけたこちらの食堂。ファンシーな雰囲気に惹かれて入りました。(名前は"甘"という字が入っていたことだけは覚えいてるのですが、Compathyで見つけることができませんでした。)
そう言えば墾丁の食事処はどこもメニュー表にペンで欲しいものの個数を記入する仕組みのオーダー方式になっており、ここでも同様でした。
昨夜は麺を楽しんだので、ここでは米を楽しもうと思います。
そして頼んだのがこちら、豚の角煮と高菜、魚髭の上に卵焼きが乗ったどんぶりで、80元ほど。
めちゃくちゃ美味い・・・!本当に台湾グルメはどこを訪れても外れがないのがうれしいですね!
お腹も一杯になったところで、再び南下し、のんびりするのに良さそうなビーチを探します。
こちらは大湾という墾丁で最長のビーチです。墾丁大街よりも北部、恆春の付近にあり、この日も多くの人が海水浴を楽しんでいました。
自分はもう少しこじんまりしたところに行きたかったのでここはスキップし、より南部にある小湾を目指します。
大湾、小湾に加えて、墾丁には南湾というビーチが主要なビーチになっているようです。
そしてこちらが自分がすっかり墾丁の虜になってしまった小湾ビーチです。
大湾に比べてとても小さなビーチですが、大湾よりも砂も海も美しい、素敵な場所です。
この日もとても日差しが強く、絶好の海水浴日和でした。自分はビーチのバーでビールを頼み、寝っ転がりながら読書と海水浴に明け暮れていました。
人もとても少なく、本当にオススメのビーチです。
ちなみにここではデッキチェアとビーチパラソルを借りることができるのですが、とても高いです。それぞれ600元(約2,400円)もかかりますので、借りるのは長時間過ごす場合などにした方が良いでしょう。
ビーチを出る頃にはすっかり日も暮れたので、再び墾丁大街で晩御飯を探します。
この日は自分の中で台湾#1グルメであるルーローハン魯肉飯(ルーローファン)を食べようと心に決めておりました・・・
そして地元の方で賑わうこちらのお店に決定!やはりこういった地元の人向けのお店は値段が全然違いますし、個人的には味も上なのでは?と思います。
自分が頼んだのはこの2品。
左が件の魯肉飯で、右が魚のすりみのスープ、魚丸湯です。どちらも以前の台湾訪問で大好きになったメニューです。
2品で80元(320円)程度で、とても美味しかったです。
特にこの魯肉飯は一般的なものとは異なり、スープのようなものに魯肉が浸かっており、カレーライスのような形でいただきましたが、とにかく美味しくて至福の気持ちになりました。
夕食後はしばし付近を散策します。
こちらはお土産もの屋さんで見つけたのですが、ケーキだそうで、これを齧っている女性の写真まで掲載されていました。
普通のお土産もの屋さんであるにも関わらずこんなものが置いてあり、性に関する観念は国それぞれなんだなぁと思い知りました。笑
コンビニでの一コマ。
有名な話ではありますが、台湾では日本のコンテンツが非常に人気です。町中でJ-POPがかかっているのを聞けるのはもちろん、特にONEPIECEとポケモンが人気のようでした。
コンビニの書棚にも、ONEPIECE、コナン、クレヨンしんちゃんなど、多くの日本のマンガが売っていました。
日本の素晴らしさを実感すべきなのか、日本にはこれしかないと憂うべきなのか・・・
特にポケモンは様々なコンビニとのコラボレーションをしていたのが印象的でした。
Day 32017/01/05
翌日は墾丁ともお別れ。
ホステル付近のこちらのバス亭から再び小湾に戻り、バスで高雄に向かいます。
今回の旅は台湾のスタートアップ環境探訪と友人との再会だったので、バカンスはここまで。
時間に直すと30時間程度の滞在になってしまいましたが、大満足のバカンスになりました。(もっと時間があればいくらでも過ごせた自信もありますが・・・)
墾丁は、人や気候、移動手段等含めても、アジア有数のリゾートになるだろうと確信しました。必ずまた近いうちの訪れたい、世界のお気に入りスポットになりました!
ぜひ皆さんも訪れてみてください!
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