ニュージーランド南島、クライストチャーチから南に約300㎞、美しいビーチの波打ち際に突如現れた巨大なまん丸の奇岩群!本当にミステリーです。
The Moeraki Boulders is located along the east-coast on the southern insland of New Zealand, shaped spherical boulders by the erosion of wave. It's too odd but mysterious.
Day 12016/11/04
ニュージーランドの南島、中心都市クライストチャーチから南に約300㎞の海岸線上にある「モエラキボルダー」
不思議な奇岩地帯があるということで訪れてみることに。
これは、道に迷い込んだときに遭遇した子羊ちゃんたち。
警戒心が強く、人間が近寄るとサーーーッと逃げるので
かわいい写真が撮りにくい。
「何見てんのよ」という冷めた一瞥とプリティーなお尻だけ見せてくれる。
モエラキボルダーまでの標識が若干分かりにくいですが、よくシーサイドの道路脇を見ているとあります。
それほど広くはない駐車場とビジターセンターらしきものが建っています。
写真は、ビーチに向かうデッキ。
ここは本来私有地らしく、土地の所有者の厚意で開放されているのだとか。
そのため、NZD$2の募金を募っております。
いよいよ参りました!
モエラキボルダー!
「モエラキ」は地名で「ボルダー」は「丸い大きな岩」という意味。
ニュージーランドでも、このビーチの、この限られたエリアのみ、
こんな丸い奇岩が存在しています。
直径は小さいもので1m、大きいものでは2m超のものもあります。
重さは一つ数トンもあるそうです。
大福のように、まるくなめらかな球体フォルムです。
世にも奇妙な風景…
ここもまた異次元な世界。
マオリの伝説では、1000年ほど前にニュージーランド沿岸で座礁した大カヌー船アライテウル号から岸に打ち寄せられたヒョウタン型のうなぎの篭だそうです。
ウナギの篭って・・・?!
岩にはカラス貝(ムース貝の一種らしい)がびっちり。
海岸には、まだ形成過程のものが。
科学的な見解では、
起源は約6500万年前、亀甲石凝固がはじまりで、その後真珠と似た形成過程を経て、約400万年の歳月を経て丸石の原形が形成されたと。
さらにそこから、丸石を含む泥石地層が約1500万年前に海底から隆起して、風雨にさらされ海の浸食作用で泥石が洗い流され、丸石だけが後に残された、という説。
理屈はなんとなくわかりますが、
それだけだと、この広いビーチのわずか200m前後のエリアでしか
この巨石が現れていないという説明には不十分のような気がします。
実際見るとわかりますが、
この異様な風景は、そこだけポカッと空間が歪んだような異次元な空間です。
半分割れて、潮だまりができているものも。
今は干潮ですが、時間がたつと満潮になって
海の底に沈むビーチだそうです。
今回は真っ昼間に訪れてしまいましたが、
フォトジェニックな異次元な風景は、
朝夕がベストのようです。
亀の甲羅かサッカーボールか。
必ずこういう人いるんです。
遊びごころは自由ですが、調子に乗りすぎるとケガに注意。
通り過ぎる観光客の冷ややかな視線が好対照。
波打ち際に寄せられた、
不気味な流木。
仰向けに倒れた人の形に見えて仕方がない。
丸岩に刻まれた文字。
ここは私有地の一角なので、政府指定の公園でも世界遺産でもないですが、
けしからん輩はどこにでもいますね。
ちょっとキュートな落武者岩。
モエラキボルダー全景。
15分もいれば観光可能な狭い範囲。
みんな岩の上に立って記念撮影。
大きさが比較できていいですね。
青く澄んだビーチ。
しかしニュージーランドはまだ春先の寒々しい季節。
さすがに誰も入る人は一人もいませんでした。
粉々に砕けた丸岩。
岩の層が年月を語っていますね。
岸壁から岩が形成されている途中か、
もしくは逆にのめりこんで同化している途中か。
2m超はあるドでかい岩なんです。
モエラキボルダーを後にして、
今度は西にあるテ・アナウ方面へ車を走らせました。
その途中に広がった満開の菜の花畑。
ニュージーランドは日本と真逆の春です。
ちょっと、チェコ名物の緑の絨毯モラヴィアに似ていました。
ニュージーランドはどこもかしこも牧歌的でピースフルで、
ドライブしてて心が穏やかになります。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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