ただ旅するだけではつまらない!
テーマを決めて、それに合わせて旅する「テーマ旅」
今回の旅は、500年前に宗教革命のきっかけを作ったマルティン・ルター。
教科書のイメージが強く、お固く、つまらないイメージが先行していましたが、意外にもさまざまなルターのグッズや、大々的なルターの結婚式祭り、など今でも老若男女に愛されていてアイドル的存在でした。
貴重なルター翻訳の聖書や、聖職者として当時はありえなかったルターの結婚を今でも祝う街など、フランクフルトからベルリンまで移動しながら追ってみました。
Day 12016/06/07
初ドイツ入りは、ドイツのフラッグキャリア「ルフトハンザ」。
ドイツビールでテンションあげる♪
羽田からフランクフルトへ直行便で。
ルフトハンザの機内食。
エコノミーだけど、お肉がジューシーでした。フィンガーポテトがもちもちしていてお代わりしたくなる味と食感。
Day 22016/06/08
今回の旅のキーワードは、どの国のどのホテルに行っても置いてある「聖書」。
世界で一番多く翻訳されていて、売られていて、読まれている本なんですって。
空港近くのホテルにもやっぱりあった。
Day 32016/06/09
ニュルンベルグで自転車に乗った修道女さん発見。
ヘルメットにスニーカーはなかなか日本では見れないね。
ニュルンベルグの中心部にある、ゴシック建築の聖ローレンツ教会。
外観も素敵ですが、中に入ると、たくさんの緻密なレリーフや彫刻、造り、に圧倒。
この教会は、宗教革命後にルター派教会になったもののひとつ。
ちょうど教会内でコンサート。
教会の大きさが伝わるかな?
音が教会内に響き渡ってました。
聖ローレンツ教会の見どころのひとつ、教会内の塔の台座を支える製作者。この過剰な装飾はローマ・カトリック時代ということかな。
というか、結構重そうなもの載せてるのに、ふつうの表情なのにはどんな意味があるんだろう。
夕飯はドイツの伝統的な料理、シュバイネハクセ。
豚の皮がパリッパリ!!
かつジューシーでボリューミー!!
付け合わせのポテトはクネーデル。これも絶品。もっちもちの弾力があってお団子みたい。
お肉もクネーデルもめちゃめちゃでかい…。
ドイツに来たら絶対に食べておくべき料理のひとつです。
ゲルマン国立博物館の外に並ぶ、各国の言語で書かれた塔。
館内には、デューラーやクラナハの絵画はもちろん、世界最古の地球儀もあります。
ルター関連の貴重な資料や、同時期に描かれた絵画も充実。
ゲルマン国立博物館には、世界最古の地球儀も展示されています。
ちゃんと「ジパング」も記載されています。
どんな姿かは見てのお楽しみ♪
クラナハの作品は、ルターの肖像画だけでなく、他のものも多数展示されていました。
あと、デューラー作品などもさすが国立だけあって見ごたえがかなりあります。
コーブルグの図書館で、ルターが500年ほど前にドイツ語に翻訳作成した聖書を見せてもらう。
色彩が美しくて緻密!
そして、余白には赤ペンでたくさんのメモが書かれていて、真面目な性格がよく分かる一冊。
歴史を感じる本たちが並ぶ館内。
ドイツ語読めないけど、テンション上がる。
Day 42016/06/10
ルターと、ドイツの画家、デューラーのプレイモービル。
日本では簡単に手に入らないので嬉しい♪
ルターが滞在し、「ルターの教会」もあるコーブルグ城。
現在は貴族の集めた絵画、装飾品、銃から拷問用具まで様々なコレクションが展示。
クラナハによって描かれた、ルターとその妻・カタリーナの肖像画も展示。
この時代に聖職者が結婚するって考えられない(そもそも許されていない)ことだったなか、その先陣を切ったルターがローマ・カトリック教会に与えたインパクトはものすごいものだったそう。
ルターが時を共に過ごした部屋も、当時と変わらない空気を抱いたまま。
Day 52016/06/11
ドイツといえばビール。
ビールにも牧師?神父?修道士?さんが描かれています。
http://www.ratskellergrimma.de
Day 62016/06/12
ルターの妻・カタリーナが亡くなった街、トルガウ。
カタリーナ通りもあります。
まだ観光地化されておらず、とっても静かでドイツの穏やかな街。
カタリーナの眠る教会。
教会内にはカタリーナのモニュメントがいくつかあります。
カタリーナのお墓。
ヴィッテンベルクの街は、ルターによって「95ヶ条の論題」が提示された街。
宗教改革の中心地でもあり、世界遺産。
ルターだけでなく、メランヒントン、クラナハなど、ルターに関連する人たちの銅像も多く点在しているので、探しながら散歩するのも楽しい。
この日は、年に一度の「ルターの結婚式のお祭り」が行なわれました。
ルターによる宗教革命以前のカトリックの聖職者は結婚できなかったため、ルターが結婚したというのは大革命的な出来事。
街全体がルター推し。
ルターまみれ。
ルターグッズのラインナップがすごい。
もちろん顔ハメもありますw。
もう街のアイドル状態のルター。
今回の旅のハイライト、ルターが「95ヶ条の論題」(「免罪符をお金で買って罪が許されるってアリなの???」という疑問提起)を貼り出した教会。
たぶん、ルターはただ純粋な疑問提起で自分の書いた「95ヶ条の論題」が、世界の歴史を変えてしまうとは思っていなかったんだろうなぁ。
ルターの時代と同じ服装でパレードが行われます。
お花の柄は、ルターの柄。
日本でいうなら家紋的な感じかな。
パレードだけでなく、街の人たちも当時の服装をしたり、屋台も当時と同じ雰囲気にしたりして、街全体でコスプレ+時代村状態。
ルターの時代とおなじ雰囲気?のプレッツェル屋さん。
屋台ではドイツならではのソーセージも!
一個でかなりお腹いっぱいになります。(もっといろいろ食べたいのに…w)
Day 72016/06/13
ベルリンより帰路。
帰りもルフトハンザ♪
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