スペインにあるキリスト教三大巡礼地のサンティアゴ・デ・コンポステーラから、ポルトガル北部にある『祈りの街』ブラガを訪れた時の旅行記です。初めて訪れた所ばかりでしたが、どこも印象深い街ばかりでした。物価も控えめな地域なので安く旅行できるのもよかったです。
Day 12008/11/29
エルサレム、ヴァチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつがここスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラです。巡礼地だけあってほかのスペインの街とは雰囲気も少し違う感じがしました。
ただサンティアゴは堅苦しいだけの街ではなく、けっこうユニークな銅像がベンチに腰掛けていたりもしていましたw
12使徒のひとり聖ヤコブの遺骸が祭られている、この街の象徴とも言える大聖堂。外観からだけでもその神聖さが感じられます。
大聖堂の内部も厳かさが感じられる、壮麗な教会です。巡礼地だけあって特に欧米人の巡礼者が多く、英語のガイドの案内を横から聞くことができ勉強になりました。
この日は雨のため、街の中はあまり人通りがなく静かでした。そんななか犬も足早に私の前を通り過ぎて行きました。
サンティアゴの街は夜も静かでした。大聖堂は派手にライトアップされているわけでもなく、しかしながら厳かな光を灯していました。
Day 22008/11/30
Day 32008/12/01
今回ポルトガルに入って初めて見た教会。小さいですが慈愛に満ちた聖母マリア像が印象的なところでした。
ヴィアナ・ド・カステロのサンタ・ルジア山の上から見た街の様子。この街は人口9万人ほどで、それほど大きな街ではありませんが、大航海時代にも重要な役割を果たした港町です。
サンタ・ルジア山の山頂に立つ教会。山の上と言ってもそれほど高いところにあるわけではないのですが、街の様子が一望できる立地にあります。
サンタ・ルジア教会の内部はとても鮮やかに彩られており、正直予想していなかったので余計に印象に残っています。照明も明るく、他に人もいなかったのでゆっくりと自分の目に焼き付けることができました。
街中にあるミゼリコルディア教会の建設は16世紀(18世紀に再建)。あまり人通りは多くはありませんでしたが、街は綺麗に整備されており、街歩きが楽しいところでした。
ヴィアナ・ド・カステロの街の中。なぜか赤いカーペットが敷いてあり、かなりゴージャス感がありましたw
街並みもポルトガルらしく、とても印象深かったです。
ヴィアナ・ド・カステロの大聖堂。この街の他の教会に比べさすがに重厚感があります。イメージ的にポルトガルといえばこういった教会が多い気がします。
大聖堂の内部には船の模型が置かれていました。海洋国家ポルトガルならではという感じです。大航海時代の航海者たちが未知の大海原に乗り出す前に無事を祈って神に祈りを捧げたのは当然のことでしょう。
ヴィアナから途中駅で一度乗り換えましたが、列車でブラガにやって来ました。
時間帯の差もありますが、広場はけっこう賑わっていました。
ブラガ郊外にあるボン・ジェズス教会。幾重のも階段を持つこの教会は、今回の旅の中でも特に印象に残っている教会です。
ジェズスとはポルトガルでのイエス(キリスト)のことです。頂上までの途中地点でそのキリストの姿を見ることもできます。
階段を登るごとに泉が配されているのですが、各泉ごとに異なり、どの泉も興味深いものばかりでした。この泉のように鼻の部分から水が出ているものもあります。
階段を登ったあとにあるのがボン・ジェズス教会の本堂ですが、下からは窺い知れなかった壮麗さを目の当たりにすることができ、あらためてこの教会の魅力を思い知らされました。
ボン・ジェズス教会内部も内装や彫刻などどれも美しく、見応えがあるものばかりです。天気がよかったというのもあり、外からの光が内部を明るく照らしてくれていたのもよかったです。
ボン・ジェズス教会から見下ろしたブラガの街。
この日は朝から天候にも恵まれ、気持ちの良い一日でした。
ブラガの街中でも特に大きなサンタ・クルズ教会は17世紀建設の壮麗なバロック教会です。
16世紀建設のコインブラス礼拝堂はこの街有数の観光スポットにもなっています。ポルトガル黄金時代の国王マヌエルの時代のものなのでマヌエル様式と呼ばれる、現在でもこの国の主要な文化財の一つでもあります。
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