ヨルダンとシリアに行ってきました。当時は平和で人々はフレンドリーでとても行き易い観光国でした。古代の遺跡が豊富に残っており旧約聖書の舞台となった数々の史跡があります。今はただ過去の(私が実際に見た景色)が現在も残っていることを祈るのみです。シリア・ヨルダンの旅はとてもお勧め。絶対また訪れたいお気に入りの訪問地です。
1日目2008/11/16
ヨルダンの観光を終えシリアに入ります。まずはボスラへ。世界遺産に登録されている円形競技場を見にいきます。ボスラははナバテア人が造った町で、後にローマの支配下に入り、多数の神殿が造られました。ボスラにはAD2世紀に造られたローマ劇場がほほ完全な形で残っているんです。約1時間かけて見学。その後首都ダマスカスへ。
2日目2008/11/17
シリアの首都ダマスカスの見学です。世界最大級のモスクのひとつでもあるウマイヤドモスクへ。ここは世界遺産「古代都市ダマスカス」の一部です。もとはキリスト教の洗礼者ヨハネ教会でしたが、7世紀になってダマスカスがムスリムの支配下に入り、10年の歳月を費やして敷地全体がモスクへと改装されました。このため、通常のモスクとは違いローマ建築・ビザンティン建築の様式が色濃く出ています。
引き続きダマスカス旧市街の散策を楽しみます。次は聖アナニア教会へ。サウロ(のちの使徒パウロ)の改宗に立ち会ったキリスト教の司祭アナニアの家とされる建物です。地下の礼拝堂には、パウロの生涯を描いた絵画がありました。写真はアナニアがパウロに説教をしている場面のモニュメントです。
ダマスカスのスークの見学。とにかく何でも売っている印象。まさにカオスでした。写真はスパイスを売るお店です。見たこともないスパイスがたくさんあり、スパイスの香りが全て混ざり合った独特な匂いが鼻にツンときます。まさにアラビアのバザールという感じです。
同じくダマスカスの旧市街です。街の中にローマ時代のアーチが残っています。そしてアラビアンテイストな雰囲気の中にローマ時代の遺跡というのは世界的にみてもとても珍しいと感じました。旧市街の散策は全部で約2時間、しっかりと徒歩で見学しました。
3日目2008/11/18
この日はバスで北上しアレッポを目指します。途中、シリアに築かれた十字軍時代の代表的な城のクラック・デ・シュバリエを見学。当時の築城技術の粋を究めたものと評価されています。1142年から1171年まで、聖ヨハネ騎士団の拠点として使用されました。1時間半かけて城砦を見学しました。
水車で有名なハマーに立ち寄りました。ここハマーはシリアの農業および工業の中心地で、特にハマー周囲の平野部は農業が盛んです。ハマー県ではシリアで収穫されるジャガイモとピスタチオの半分以上を生産していて、様々な野菜の生産や畜産も発達しているとのこと。
4日目2008/11/19
旅のルート
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