スペインには、パラドールという宿泊施設があります。
半官半民の素晴らしさで、
民間では許可されない素晴らしい自然あふれる絶景ポイントのリゾートホテルあり
また
世界遺産を含む文化施設を
高級ホテルの設備と歴史を感じるアンティークな内装で彩ったり、と
実に魅力あふれるアコモデーションが90箇所近くもスペイン各地に点在しています
かならずしもアクセスが良いところばかりではありませんが、
旅程に少し余裕があるならば、絶対に訪れる価値はあります。
各パラドールのレストランには地域の特産物 郷土料理の限定メニューがあって
スペインの食へのこだわりも感じることができます
Day 12012/04/30
初パラドールは
グラナダ・アルハンブラでした。
欧州横断旅行の計画中、アルハンブラ宮殿を調べていたところ、なんと、アルハンブラ宮殿の中に宿泊ができる、というのでさっそくチェック
パラドール、という存在を知り、
ちょっとお高かったですがブッキングドットコムで予約しました。
着いてみると、思った以上にアルハンブラ宮殿のど真ん中!でした
Day 22012/05/01
建物は、歴史的にも有名な
イザベル女王が建立した修道院をそのまま使用しています。
チェックイン後、案内されたのは、感嘆符が口から飛び出すほど素晴らしい部屋でした。
パティオに面した角部屋のゆったりした広さと美しいアンティークな調度品
装飾模様が美しい鎧戸を開けると、後宮ヘネラリフェの庭園がまるで一枚の絵画のようです。
ちなみに、今回は銀婚式記念旅行だったにで、予約時に各ホテルにその旨伝えておきましたところ、ドバイではワンホールのチョコレートケーキ、プラハではワインボトルと花束をプレゼントしていただきました。
それも部屋に入るとさりげなく置いてあるオシャレさ。
ドバイの7つ星ホテルのレストランでは、真っ赤なバラの花束でした。
一生一度のお祝い事は、とりあえずアピールしてみるものかもしれません。
パラドール グラナダでも、案内してくれたおじさんが
「ここは最高の部屋だよ!」と言ってたので
ホテルからの心遣いのアップグレードだったのでは?と思いました。
内装はアンティークな趣を残しながら、設備は現代の高級ホテル仕様ですので
とっても快適です
レストランもゴージャスです
食器はパラドールの刻印入り。
パラドールはどこも、
地元の食材にこだわったメニューも用意されています。
美味しいだけでなく、盛り付けの美しさにも感動
芸術と食を愛するスペイン魂を感じました
テーブルセッティングのレストランの外には
カフェもあり、
こちらは
料理もお値段もカジュアルで、アンダルシアの風がとっても気持ちが良いのです。
静寂に包まれた美しいパティオ
オレンジの木の向こうが今回のお部屋です
パラドールのエントランスゲートからレセプションに行く途中
ふと通り過ぎてしまいそうになりますが、ここは歴史的にはかなりの重要ポイントです
イザベル女王(征服王)は、レキンコスタ(国土回復運動)の勝利の暁には修道院を建立するとの誓いを立てました
そして勝利をおさめ、この地に建てた修道院が現在のパラドール・グラナダです。
レキンコスタはキリスト教対イスラム教の領土問題。
現在、いろんなことを考えずにはいられません。
欧州まで広がっていたイスラム圏がこの地で最後を迎えたのです。
しかし、イザベル女王は、また、イスラム文化の美しさも愛していたので
征服者ではありますが、
その美までを征服し、破壊することはなかったのです。
そして、この地を愛し、自分が死んだらここに葬るよう遺言を残しました
その後市内に大聖堂が建立され、イザベル女王のお墓もうつされたので
いまはご家族とともに大聖堂に隣接する王立礼拝堂に眠られていますが、
その墓石跡がひっそりとした記念碑となっています
どこもかしこもが優雅で素晴らしい!
昼間見てきたアルハンブラの王宮も、古にはこんな感じだったのかもしれない、と探索しながら
夢に浸るような気分でした
Day 32012/05/02
アディオス パラドール!
エントランスでお見送りしてくれたフロントマンが
モデル立ちで決まりすぎです
Day 1472012/09/23
2度目のパラドールグラナダは秋
母の誕生日プレゼント旅行です「
2度目のパラドールも
パラドール・グラナダ
写真をみてどうしても行きたいモードになった
母の誕生日プレゼント旅行です
今回の部屋はエントランスからの小道に沿って並んでいる部屋です
お風呂はなんと、ジャグジー付き!
ランチは絶品パラドールレストランで。
夜はコースがメインになってしまうので、女性ふたりだと重め
ランチでパスタとスープをいっぴんずつくらいがちょうど良い感じです
パラドールそのものが世界遺産なのです
ホテル内部は昔の修道院なので造りがちょっと入り組んでいます
ふと秘密めいた扉を見つけて開けてみたら静かな中庭の池だったりします
アルハンブラの散策のあとは、
パラドールのオープンカフェで軽めの食事にしました
夜の涼しい風にあたりながらのサングリアは最高!です。
建物の中はどこもかしこもおしゃれでアンティークにあふれています。
パラドール自体が観光ポイントといっても良いと思います。
ロビーは近代的なホテル仕様
館内のWiFi接続もフリーで快適です
Day 1482012/09/24
パラドールの朝食は、豪華レストランでのビュッフェとなります。
スペインですから、タパス料理が本当に盛りだくさん。
それから、ビュッフェを部屋に盛り合わせで運んでくれるサービスもあります。
前日夜に「何時までにお願い」というシートをチェックしてドアノブにかけておくと、
部屋に大きなワゴンでフルセット運んでもらえます。
これはルームサービスのようなチャージはありません。
好きなものを好きなだけ山盛り食べたい!というひとでなければ、とってもおしゃれなケーキセットプレートに盛り付けてもらって寝間着のまま部屋でゆっくり食べられるのでおススメサービスです。
お茶やヨーグルト、フルーツにタパス。。。
これが完食できるのは相当なツワモノでは?という量です
チェックアウト後
出発予定時間まで荷物を預けて見学してひとやすみ
パラドールのカフェはオープンスペースで風も心地よくほっとします
名残惜しいパラドール・グラナダ!
春に会ったフロントマンとも再会
パラドールの魅力は、
ハードだけじゃないのです
スタッフのみなさんの格調のある温かさ
スペインを好きになってしまう魅力がいっぱい詰まっているのです。
Day 3702013/05/04
2013年春
スペインマヨルカ島に行くことになり、
フライトがマドリード経由だったので、
マヨルカのあと、マドリード近隣にあるパラドール・
チンチョンに行ってみることにしました
マドリッドから約1時間
パラドール チンチョンに到着
チェックイン時にフロントで
結婚式のパーティーがあり
眺めの良い部屋が少し賑やかになるかもしれない
気になるなら替えましょうか?といわれましたが、眺めを優先しました
パーティーの賑やかさもまた楽しいかも、と思っていましたが
窓を閉めていたせいかまったく気になりませんでした。
パラドール・チンチョンも、建物は17世紀の修道院で、中庭がとても美しいゆったりしたところでした。
場所柄か、お値段はグラナダの三分の一!
とってもお手頃感があります
チンチョン自体はのどかな小さな街で、
フロントで「近くのおススメは?」と聞くと
「ここ(パラドール)」という返答
崩れかけたお城(危なから近寄ったらだめだよ)や、休日には賑わう広場などのほか
とくに何があるわけではなく
街をプラプラしながら夕陽を見たり
散歩しているひととあいさつしたり
とのんびり過ごすにはとっても良いところでした。
夕食は、パラドールのレストラン
美味しいけど量がたっぷりすぎて
オーダーに注意しないと胃にきます
人口一万人(たしか)のちいさな街チンチョン
パラドールを知らなければ
ここに来ることもなかったと思いますが
のどかですてきな街でした
Day 3712013/05/05
パラドール近くの広場です
週末にはちょっとしたお祭りみたいになって賑やかです
グラナダやバルセロナと違い
ここでは夜遅くなるとお店も次々店じまい
早朝も人気がなく空気が澄み切っています
スペインのひとはみんな宵っ張りだと思っていたので意外でした
夕食で広場にあるレストランに挑戦してみたらば
英語が全く通じず、メニューもわからず
でてきたものは予想と違うし
ワインを頼んだらなぜか冷えたビールだし・・泣
だけど、こういうのが旅の記憶には残るんですよね。
広場でみた朝焼けといっしょにいつも思い返しては笑ってしまいます
朝食は部屋に届けてもらうサービス利用
こちらも豪華でたっぷりです
駐車場も完備です
が、ちょっと離れているのとゲートを開けてもらって地下におりていくのが慣れるまで少々苦労しました。
日本の感覚だと、結構難しい?かもしれません
マドリッド市街までは車で1時間弱
地下駐車場もわかりやすくすぐに停められました
駐車場から歩いて王宮へ来ました
プラド美術館
兎に角広いです!
素晴らしい作品に時間も疲れもすっかり忘れて巡回していましたが
見学を終えてカフェに入ったら
もう一歩も動けない!というくらいに疲労困憊していました。。。
大聖堂でみつけた変なサイン
チンチョンにもどってきました
駐車場は慣れるまでが大変でした・・・
Day 3722013/05/06
パラドールのエントランス
スペインでこのロゴを目にしたら
それがパラドール!
Day 7272014/04/26
2013年
今回は、パラドールを巡るためにスペインにきました
バルセロナ空港に到着
レンタカーで
バルセロナ近郊のカルドナから
山間の貯水湖を望むピックサウ
地中海を一望するアイグアブラバ
ピレネー山脈の麓ウルヘル
と、巡るドライブ旅行です
Day 7292014/04/28
バルセロナで一泊後、車で目指すは
パラドール・カルドナ
2時間ほどで丘の上に見えてきました!
カルドナ城です
このカルドナ城が、パラドールなのです
空いていたので開いてる部屋をみせてもらってかわいい天蓋付きツインの部屋にしてもらいました
窓からみえる白い広場は
塩の採掘場
カルドナが城として、砦として、栄え、闘ってきたのは
あの塩のためだったのです
中はしっかり近代ホテル
部屋の手前には小さなサロンスペースもあり
館内はひっそりとても静かです
ワイン倉庫を改造した石造りのレストラン
美味しいので食べ過ぎてしまいます。
Day 7302014/04/29
歴史物語の世界を散歩している気分です
夕闇にうかぶカルドナ城
これがみたくてここまで来ました!
Day 7312014/04/30
フロントマンが大変な歴史好きお城好きで、日本の愛媛城にも興味深々
色々カルドナの歴史についても教えてもらいました。
これはロビーに飾られていたパラドール地図
欲しかったけど、非売品でした。。。
フロンマンおすすめ
塩の採掘場見学ツアーです
お城の最上階にあるカフェバーは
静かで落ち着いた雰囲気です
お手軽に食事も楽しめます。
軽食といってもかなりしっかりしているのでレストランでのコース料理にちょっと疲れてきた3泊目はこちらで夕食にしました
美味しそうなメニューに目移りしてあれこれ頼んでいたらウェイターさんが
ストップ たぶん多すぎると思うよ
と止めてくれました
実際、料理がくると食べきれるか心配になるくらいで、ウェイターさんには感謝です。
Day 7322014/05/01
3泊したので1泊は部屋に運んでもらいました
長くなりましたので
続編へ
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