現在、毎月第一日曜日は国立美術館、博物館が無料で見学できます。この機会を利用してメディチ家の邸宅 ヴィッラ・メディチを見学しました。
無料なので普段は一時間半掛けて周るツアーを30分で、庭園だけです。
この別荘、今は在ローマ・フランス・アカデミー Accademi di Francia a Roma として使われています。ナポレオンの頃にエトルリア王国のものとなったあと、フランス所有のままなんですね。
普段は有料で、一時間半のツアー。12ユーロ
割引対象の人 6ユーロ
(25歳以下の人、ローマパス、フェルトリネッリ、Metrebusカードなど提示すると安くなる条件あり。)
月曜日以外毎日公開。
日曜日は子供連れの家族対象(6ユーロ)や普段は入れない場所も公開してくれる(15ユーロ)のツアーも有ります。イタリア語、英語、フランス語で時間割があるので注意です。
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1日目2015/03/29
ボルゲーゼ公園ポポロ広場、スペイン階段近くのメディチ家の邸宅。ピンチョの丘の上に建ちます。スペイン階段側のファサードはシンプル。
ヴィッラ・メディチへの入り口
無料の日なので長蛇の列ができていました。イタリア、英語、フランス語とガイドの言語を選べました。30分ほど待って私達の番がきました。
一人用バスタブが設置されてる。
古代ローマ風の像が私達を迎えてくれました。
ガイドにより説明されるコースが変わるようです。
イタリア。式庭園の背の高い垣根の間を歩きます。
垣根の角ごとに、背の高い胸像が配置されていました。ガイドさんによると、72体もあるとか。
ローマで言い伝えられている伝説の神様たちです。このセンスが素晴らしい!
クレオパトラとガイドさんは呼んでいた像があるところ。
ガイドさんが説明してくれたけれど、聞き逃した部分。またガイドブックを買ってお勉強します。
クレオパトラが見ているのは、ボルゲーゼ公園との間に走っているムーロ・トルトというローマの主要道路。
緑の雰囲気を壊すゴーーーーという騒音。。。
昔は馬車が走っていたのかも知れません。。。
今では、こんなですけど、、、昔の人は、
ここから城壁外の田園風景を眺めていたんですって。
ボルゲーゼ公園側です。
庭園側のファサードはゴージャス。建物自体が芸術ですね!まさにルネッサンス期の建物です。
十六世紀の建物です。
調べないとわからないけれど、メディチ家の人物でしょう。
パノラマが見えるテラスに行く途中の階段。動物の絵の石のモザイクが可愛かったです。
イタリア式庭園内の真ん中にオベリスクがあります。庭園内の幾何学模様が印象的でした。
絶景ポイント。
建物もイタリア式庭園も左右対称で、真ん中にオベリスクがあります。
この邸宅内にあったもの、ほとんどフィレンツェに持っていっちゃったんですって。
現在はウフィツィ美術館にあるそう。
遠くにヴァチカンが見えます。
1656年にスウェーデン女王クリスティーナがサンタンジェロ城の上に設置された大砲を特にどこを狙うでもなく点火したことがあるそうで、砲弾はヴィラ・メディチに当たり、ファサードの装飾の一部を破壊したんだそう!大砲がここまで飛んできたのですね!
建物も左右対称で、入り口にいるライオン2体も左右対称。
丸い玉を転がしてるポーズ、うちの猫が棚の上の物を、ゴトンと落とすのを想像してしまった。
ネコ科ですもんね。
オリジナルはフィレンツェにあるとガイドさんが言っていました。
これ、フィレンツェのシニョリーア広場の
ロッジア・ディ・ランツィで雨宿りとかしてた時にもよく似たのを見たなー。と思い、調べたら、フィレンツェのロッジャの左側は Flaminio Vacca という人が作り、、右側はオリジナルの古代ローマ時代のものなんですって。
喫茶店があるという表示を見て、建物内に入ってみました。小さいお庭があり、レモンの木の黄色が爽やかな雰囲気。
建物内の大きな窓よりローマの景色。
バールでコーヒータイム。
喫茶店までの建物の一部をチラリと見学できました。
庭園側建物の真ん中から見る景色。
真ん中にある噴水、ギリシャ神話の ヘルメー Ermesですね。
これもフィレンツェのバルジェッロ博物館にある
Giambologna Mercurius 1580 に似てるけど。。。それがオリジナル?
なんか、ボーリングしてるみたい。ちょうど、直線上がオベリスクなんで。
ライオンがボールを持って、待機してる感じ?
この邸宅が作られる前は、この辺りはぶどう園だったんですって。
フェルディナンド1世・デ・メディチが建設。
建築家 アンニバーレ・リッピ。
メディチ家のフェルディナンド君イラスト入り、布バックを購入しました。可愛いデザイン。売上は寄付されるようです。
今回、見学に興味をもったのは、数カ月前にみたイタリア国営放送RAIのピエロ・アンジェラという歴史家の番組で紹介されてたから。
建物内のだまし絵とかが面白そうでしたが、それは一般公開されているのかは分かりません。
建物の最上階がもし見学できたら、景色はもっと素晴らしいものなのでしょうね。きっと360度見渡せるパノラマなのでしょう。いつか見てみたいものです。
旅のルート
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