今ではEUに加盟し通貨もユーロになり、知名度も以前に比べたらあると思いますが、当時はヨーロッパの中でもかなりマイナーな部類だったと思います。そんなバルト三国(リトアニア、ラトヴィア、エストニア)を旅した旅行記です。
前情報もそれほどない状態でしたが、3カ国それぞれの個性が感じられた旅となりました。
エストニアは、リトアニア、ラトヴィアやポーランドと比較して物価も高かったのですが、それでも1日の予算は4桁でおさえています。
1日目2005/09/27
クラクフはポーランドらしさが感じられる理想的な街だと思います。
マーケットで売られているものもおみやげにぴったり。
中欧の街の中でも個人的にかなり気に入っています。
2日目2005/09/28
クラクフからの夜行バスでリトアニアのカウナスへ。
ここは杉原千畝と深い関わりのある街です。当時はかなりマイナーなバルト三国の中で一番多くの日本人観光客を目にしました。ここは必見です。
カウナスの聖ミカエル教会。リトアニアはカトリックが多数派を占め、この教会もカトリックの教会です。外観がカトリックっぽくないのは当初は正教会のものとしてつくられたからです。
カウナス城。13世紀に建てられたものだそうで、大部分が破壊されてしまったものの現在も城壁などはそのまま残されています。リトアニアはあまり知られていませんが、歴史はけっこう長く、中世には非常な大きな国でした。
3日目2005/09/29
リトアニアの首都・ヴィリニュスでも特に有名なのがこの夜明けの門です。聖母マリアの肖像画があるチャペルには国内外から多くの巡礼者や観光客が訪れています。
ヴィリニュスではちょうどイベントをやっていて、リトアニアの中世のものを再現していました。日本にいるとほとんどリトアニアに触れる機会がないので、とても運が良かったです。
4日目2005/09/30
リトアニアといえば十字架の丘と呼ばれる、幾多もの十字架で埋め尽くされた丘が観光地として有名なのですが、私は行くことができなかったので、ヴィリニュス市内にある3つの十字架の丘に行ってきました。比べるべきではありませんが、これで納得させました笑
ヴィリニュスは他のヨーロッパの都市同様教会の多い街です。旧市街にあるこれらの教会を見て歩くだけで興味がある人にはたまらないと思います。(内部もまた興味深いです)
5日目2005/10/01
リトアニアのヴィリニュスからラトヴィアのリガへ。さすがにバルト三国の首都同士なのでアクセスも良いです。
そのリガの旧市街には猫の家と呼ばれる建物があります。英語版Wikiの記事もあるほど知名度は高いです。ネコ好きならぜひ笑
リガには猫の家だけでなく、ブレーメンの音楽隊もいます笑
リガがドイツのブレーメンと姉妹都市だからなんだとか。
リガの旧市街には歴史があるものだけでなく、こういう小洒落たものがあって良いですね。
6日目2005/10/02
実はリガは琥珀の産地として非常に有名なところです。こういった露店からちゃんとした店舗まで多くのところで買い求めることができます。価格も質もピンからキリまであります。
バルト三国は豊かな自然の多い国々です。ラトヴィアでもリガからそれほど遠くないところに野外民族博物館があり、ヨーロッパの中でも最も古く、また最も広大な野外民族博物館のひとつです。
7日目2005/10/03
リガの北東50キロの位置にあるスィグルダは美しい自然に囲まれたところで日帰りで訪れるには最適の場所でのんびりとできます。
トゥライダ城もまたスィグルダの、そしてラトヴィアの主要な観光スポットのひとつです。景観もよく豊かな自然を満喫することができます。
リガは中世からバルト海の主要な港町として栄えてきたところで、私が訪れたバルト三国の街の中でも特にお気に入りのところです。またいつか行きたいですね。
8日目2005/10/04
リガからの国際バスでバルト三国最後のエストニアの首都タリンへやってきました。
地理的にも一番北にあるということで南の2カ国より寒いし、物価はちょっと高めです。
タリン旧市街はヴィリニュスやリガと比べるとより北欧に近い印象です。名称的にもスリー・シスターズ(三人姉妹)など小洒落た感があります笑
エストニアは宗教的にはプロテスタント、ロシア正教、カトリックの順に多いらしいのですが、基本的には信仰心は他のキリスト教国に比べると薄いそうです。このアレクサンドル・ネフスキー教会のように教会の数自体は少なくないんですけどね。
9日目2005/10/05
ソングフェスティバル・グラウンド。イベントの際にはこの広い会場が埋め尽くされるほどの人たちがエストニアだけでなく、国外からもやってきます。
タリンは旧市街を離れても魅力的なところが多いところです。
タリンの「ふとっちょマルガリータ」。
エストニア人のネーミングセンスは素晴らしいと思います。
旅のルート
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