Compathy(コンパシー) 世界とつながる旅のコレクション β ver.

Asia North America Europe Oceania Africa South America Antarctica
Shino Ichimiyaさんのログブック(旅行記)「ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ」

ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ

2011-09-14 - 2011-09-2460 Episodes
Shino Ichimiya
Travel Collector
Shino Ichimiya
  • 30s / female
  • India
Places visited
India

憧れの地、ラダックを目指したインド一人旅。
チベットよりもチベット仏教が深く根付くというヒマラヤの奥地ラダックへ。シャンティは「平和」の意味。ゆったり穏やかに。そんなシャンティな旅でした。

  • 13Favorite
  • 3684view

by adding to favorite, you can access this Logbook at anytime (need Login)

Day 12011/09/14

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

ヴァシシュト VASHIST。

デリーからチャンディガール、そこから深夜バスに乗ってマナリへ。

そのままオートリクシャーに乗ってヴァシスト (標高約2000m)入り。

温泉が湧いているので毎日入りに行っておりました。露天風呂。
町が小さいのでのーんびりやれて良い町でした。
なんと言ってもお風呂に毎日浸かれるっていうのが、やはり日本人にはたまらないです。

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

温泉浴場の脇でお洗濯。

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

泊まったゲストハウス kalph Turuのにいちゃん 21歳。

ネパールとラダッキのハーフなんだとか。
いつも明るくてとってもかわいい子です。

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

バルコニーが気持ち良いカフェRainbow Cafe。

猫ちゃんと戯れにきておりました。

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

ヴァシシュトから1kmほど下った先にあるカフェTHE ROCK GARDEN CAFE。

少しお値段は高めですが、Wifiが繋がるし、朝方は誰もいなくて気持ち良いです。

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 06

良く行った本屋さん。

ゲストハウスも持ってるラジは、とっても豊富な知識を持ってる素敵な人です。
ヨガの先生でもあります。
他人を敬う事、現在を生きる事、これが彼のポリシーです。
ゲームなんかしつつ、色々お話をさせてもらいました。

何教徒なのか聞いてみた。答えは返ってこなかったが、代わりにこう返ってきた。
「僕は全ての宗教を尊敬しているよ。だって全ての宗教の神は、悪い事をしろ、なんていわないでしょう?他人を愛しなさいと言っているはずだよ。この人は何教徒だ、と言って見る目が変わるのはおかしな話だよ。」
カースト制について聞いてみた。
「ヨーロッパから支配を受けた際に人間が作り上げた制度だし、それがなければカースト制度は生まれていなかった。今の若い人はカースト制は好きじゃない。だって人は皆同じだから。けれどその一方で、カースト制があることで上手くコントロール出来ていることもあるんだ。例えば母親みたいに。母親は子どもをコントロールするでしょう?誰かコントロールする人がいることは全体のバランスをとっているということでもあるんだ。両方思うこともあるけれど、ただ言えるのは、どんなヴァルナにいても、他人を敬うこと、それだけだよ。」

  • Loved to be there!

Vashist Himachal Pradesh, India

ヴァシシュト(Vashist)(ヒマーチャル・プラデーシュ, インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 07

常連?のおばあちゃん。
何をするわけでなく、
ただずっと座ってお客さんを眺めていました。

  • Loved to be there!

Day 32011/09/16

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

マナリ MANALI から標高5,000mの峠を二度越えていよいよラダック、レーに向かいます。

18時間ジープの旅。

車の中では、お隣二人と前の席が僧でした。

車に乗ってすぐに、防寒対策ばっちりで良かった、
 と心から思いました。
 ホッカイロ3つに、セーター・ダウンジャケット・寝袋。
 これで完璧です。
 それからトイレが困るので、巻きスカートを買っておいて正解。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 11

レーには、空路ではなくて、陸路で行きたかったのです。
長い長い時間をかけて「秘境」と呼ばれる地へじわじわと近づきたかったのです。
ジープに乗ってるだけとは言え、それでも飛行機には乗りたくなくて。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

PATSEO (3811m)

朝食のため下車。

パンジャブの大学生3人組。
左からJashan, Vishu, Aman。
一廻りも年下なのに朝のチャイから始まり、朝食も昼食もごちそうしてくれました。
女の一人旅だから哀れに思われたのでしょうか?笑

パンジャブの人たちは、印パ分離の際イスラム教徒とヒンズー教徒の争いのため、心に傷の残るような過去を抱えているはずで、それを現代の人たちがどう捉えているのかは分かりませんが、だからこ文化的にも人柄もとても明るいのだ、と聞いた事があります。

彼らも本当に明るくて優しかった。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

川はインダス河へと続きます

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 12

PANG付近 (4630m)

昼食で下車。
オランダ人カップルが同乗者でした。

彼女とともにトイレに(もちろんオープンエアー)。
18時間の内、トイレはこの時だけ。
(高山病が気になる人はお水いっぱい飲んでいっぱいトイレ行ってね。)

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 13

もう一回5,000m級の峠を越えて、
21:00頃LEH(3,505m)に。

18時間にも及ぶ運転を不眠、小休憩で続けてくれ、
かつカートラブルにも対応してくれた最強ドライバーにお礼を。
本当にありがとう。

  • Loved to be there!

Day 42011/09/17

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 09

JULLEY-ジュレー。
ラダック語でこんにちは、さよなら、ありがとう、を兼ねる言葉。
幾度となくこの言葉でたくさんの人たちと挨拶をしました。
SHANTI- シャンティ。
平和、の意味。日本語で平和っていうとなんか言いにくいけれど、
シャンティでいこう - ゆっくり穏やかにいこう、そんな感じでしょうか。
ラダックで出会った人たちは本当にこの言葉が良く似合います。

LEHの印象は、やっぱり深い青い空と乾ききった大地。
それから教典が書かれた五色のフラッグです。

  • Loved to be there!

Day 52011/09/18

SHANTI STUPA India

シャンティ・ストゥーパ(SHANTI STUPA)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

シャンティストゥーパ(平和の塔)へ。

LADAKH SHANTI STUPA -
 日本人僧侶、中村行明師が発起人となり建立された「平和の塔」。
 インド政府、日本の仏教徒、ラダックの仏教徒の協力により
 1979年より構想、1983年着工、1991年に竣工。
 起工式はダライラマ法王、落慶はラダック仏教会。

たまたま、中村上人にお会いする事が出来ました。
下方にあるお寺で正座をしてお祈りしていたわたしに
「日本の方ですか?」と声をかけてくださったのです。
なんとなんと20周年記念式典があるそうで!!

参加しました!

  • Loved to be there!

SHANTI STUPA India

シャンティ・ストゥーパ(SHANTI STUPA)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

チベット仏教徒によるお経と
日本仏教徒によるお経が交互に。
スピーチは英語と日本語とヒンディーとラダッキ。

チベット仏教の念仏、歌のようなんです。そして身体を揺らしながら。
ゆらゆらゆらゆら。
参加者は観光客もいっぱいいましたが、
ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の人たちもいました。

「ここの出席者は仏教徒が多いでしょうが、私はムスリムです。
けれどこのシャンティストゥーパは、慈悲を現している、
ただそれだけで、その想いに、わたしたちの違いはないのです。」

  • Loved to be there!

SHANTI STUPA India

シャンティ・ストゥーパ(SHANTI STUPA)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

高台に立つシャンティストゥーパは、これからもレーの街を見守って行くのでしょう。

  • Loved to be there!

Day 62011/09/19

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 08

LEHは旧LADAKH王国の首都でした。

ここは3000mから7000m級の山々が連なる高地で、
山脈に囲まれた盆地であり一番低いLEHの標高は3,500m。
今やヒンドゥー教の多いインド、
そして西からのイスラム教の勢力が伸びてきた経緯もありますが、
今もなお、仏教文化圏です。
外国人の観光が認められるようになったのは、1974年。
インド政府はラダックを観光地として売り出していこうと本格的に力を入れ始めました。
私が通ったレーまでのルートはマナリ経由ですが、
以前はスリナガル経由の長い長い時間をかけてしか行けない秘境の地でした。
そしていまは飛行機を使ってデリーから一時間程で着くことが出来ます。
レーの街は、ゲストハウスとショップが立ち並び、
不安定ではあるけれどインターネットも出来ますしWifiも飛んでいたりします。
旧市街以外では気持ちの良いオープンカフェレストランなんかもたくさんあります。
電気は時間が限られていたりもするけれど通っていますし、
聞いていたほど停電もありません。
お湯もたっぷりとはいかないけれど、
あつあつとは行かないところもあるけれど、出ています。

ショップやレストランの人たちは、多くが他地域からやって来ている人たちでした。
ドキッとするほど日本人ぽいのがラダック人ですが、
顔が濃くて商売上手なのはカシミール人、
工事をしている人たちはネパール人、
その他南の方からやってくる人も多く会いました。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

ラッシー屋。

カシミール人ですね。

  • Loved to be there!

leh palace India

leh palace(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

旧レー王宮の下で何か建設中。

ちらりとこちらを見て、ふふふ、と笑います。
旧レー王宮では改装なんだか修復なんだか至るところで工事をしています。

  • Loved to be there!

SHANTI STUPA India

シャンティ・ストゥーパ(SHANTI STUPA)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

シャンティストゥーパへ行く途中。

「食べる~?」「うん、ジュレー!」

  • Loved to be there!

SHANTI STUPA India

シャンティ・ストゥーパ(SHANTI STUPA)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

シャンティストゥーパからの帰り道。

子どもたちがものすごい勢いで下っていきます。
途中、一人の子どもがころころころ~~と転がっていって、
びっくりして追いかけ、傷口をふいてあげたんですが、
ぐすんぐすんとしていた彼もすぐにけろっとしてまた駆け下りて行きました 笑

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

テラスが気持ちの良いWONDERLAND CAFE

チベタンブレックファスト、日本人の口に良く合います。
白みがかった黄身の目玉焼きが半熟だったのでとてもとても驚きました。
店員(かオーナー)の、まるで日本にもいるような顔つきのおっちゃんの、
「そうそう、そういう風にして食べたりするんだよね~」のガハハと笑う顔が好きでした。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 10

通ったレストラン、SUNBEAM CAFE。
ジンジャーハニーレモンティーをたくさんごちそうしてくれました。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 06

「カシミール(シュリナガル)に行くのならどうか気をつけて。
 90%のカシミール人はお金お金ばっかりだから。
 でも。この話は知ってる?
 指は同じ手にくっついているけれど、それぞれ全部違う指でしょう?
 人間もそうで、同じだけれど皆違うんだよ。
 5本の指が全部違うように悪い人も善い人もいる。
 全てが悪い人と思わないで。」

この日はSUN BEAM CAFEのラストデー。翌日からしばらく冬期の間クローズ。
階下にあるオーナーさんのショップで、私にプレゼントをくれようとするウェイター。
お金を受け取ろうとしないオーナーさん。
「友情とビジネスを混同するのはだめですよ!!」とウェイター。
…というやりとりが微笑ましかったです。
そして皆と半年間のお別れのハグ。
冬の間、ほとんどの人が南の方へ働きに行くのです。
そして来年の春、寒さも幾分和らいだ頃、またこの店で顔を会わすんだなぁ。
その瞬間に立ち会えないのは少し寂しいけれど。

  • Loved to be there!

Leh India

レー(Leh)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 07

動物たちは、昔と今と、暮らし方は変わったんだろうか。

  • Loved to be there!

Day 72011/09/20

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

アルチ ALCHI へ。

レーから一日一便のアルチ行きのミニバスに乗ります。

インダス河を南側へ渡り4km、少し登ったところにアルチはあります。

  • Loved to be there!

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

アルチにあるゴンパは、他のゴンパとは違い、
山を登ったところにあるのではなく、河へ少し下ったところにあります。

そして、中庭のようなゆったりとした空間が前にあって。
内部は3階建ての吹き抜け空間。
二階、三階部分と天井にも絵が描かれていました。

  • Loved to be there!

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

アルチをゆるりお散歩。

アルチには広大な発電所がありました。
調べるとどうやら稼動にはまだ至っていないようでした。
 

 「ここの人たちは電力不足に悩まされているんだ。
  暗くなると仕事も出来ないし、家の中でもすることがない。
  生活がとても大変なんだよ。
  電気は彼らにとって必要なものなんだ。」

 「必要?必要なのではなくて欲しいだけでしょう?
  だって今までなくてもやっていけてたじゃない。」

 「それは君が日本にいて、電力に恵まれて来たからそう言えるんだ。
  彼らは本当に困っているんだ。」

 「日本に生まれたから言ってるんだよ。
  ほんとはもう十分だったはずなのに、
  もっともっとって欲しがったりするからこんな悲劇が起こってしまった。
  便利になっていくことを嫌がる人はいない。わたしだってそう。
  でも人間の欲求にはキリがない。
  電力以外の何においても、異常に作りすぎることは止めてほしい。
  気持ちをコントロールして欲しい。
  わたしがそう言ってたことを、どうか忘れないで。」

  • Loved to be there!

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 07

赤ちゃんをかごに背負ったまま、泥のレンガ作りに精を出す若奥様。

土に水を加えて型に流す。
それを乾かして、壁にするのです。

  • Loved to be there!

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 06

おかあさんの頭にささえられて出来るゆりかごの中

  • Loved to be there!

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

夕方、インダス河沿いでぼーっとします。

時計回りにゴンパの廻りを歩く人たちと、ジュレーと挨拶。
はためく五色のフラッグの風になびく音と、遥か中国から流れてきたごぉっという河の音。

 流れ行く雲と早々に沈む夕陽全てに抱かれて、なんだか少しさみしくなりました。

見るところがない、何もない、と言う人もいるかもしれないけど、
わたしにとってはいっっぱい何かがあった場所でした。

夜はバルコニーから無数に広がる星空、白い帯のような天の川を見ました。

懐中電灯が無いとすぐ先の段差さえ見えないわたしの目に映る星空より、
ここにいる人たちの澄んだ目に映る星空の方が、
ずっと素敵に見えるのだろうな、と思った夜でした。

  • Loved to be there!

Day 82011/09/21

Alchi Gompa India

アルチ・ゴンパ(Alchi Gompa)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

アルチのバス乗り場。

チュリチャンCHULLICHAN へ向かいます。
この旅の中でも強く心に残った場所の一つです。

アルチを去って、まずウレトクポ ULETOKPO に向かいます。
そこからは足を使うのです。

朝早くにバス乗り場の橋まで4kmの道を歩きます。

しかし一日二便しか無いバスが通り過ぎてしまいました。。
トラックをヒッチハイクしちゃいます。

運転手のおじさまは酔っぱらっていたような。。

  • Loved to be there!

ULETOKPO India

ULETOKPO(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

ウレトクポ下車。

ゲストハウス数件くらいあるだろうと踏んでいたのですが、
小さな商店が数件並んでいるだけでした。

  • Loved to be there!

ULETOKPO India

ULETOKPO(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

すぐ側に鳥居のような入り口があります。
そこからまずは尼僧院へ向かいます。

草木ひとつ生えていない、この路を歩きます。舗装されていて歩きやすい。

でも、寝袋とホッカイロ20個と水が効いてます。けっこう重い。

  • Loved to be there!

ヒマーチャル・プラデーシュ(インド)|「朝から慣れない砂利道を歩いてるせいか、
荷物が重すぎるせいか、
3,500m以上の山道を歩いてるせいか、
(単に運動不足という話もあるけれど)

カーブを曲がる度に、
ゴンパが見えるのではないかと期待し、
裏切られ、
何度も何度も何度も休憩して、

3~4km

朝から慣れない砂利道を歩いてるせいか、
荷物が重すぎるせいか、
3,500m以上の山道を歩いてるせいか、
(単に運動不足という話もあるけれど)

カーブを曲がる度に、
ゴンパが見えるのではないかと期待し、
裏切られ、
何度も何度も何度も休憩して、

3~4kmと聞いてきた尼僧院まで永遠にたどり着けないのではないかと思った頃、

  • Loved to be there!

ヒマーチャル・プラデーシュ(インド)|「急に緑が見えて。」ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

急に緑が見えて。

  • Loved to be there!

chullichan Nunnery School India

chullichan Nunnery School(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

「ジュレー。今日はここに泊まるの?疲れた?こちらへどうぞ。」

…ああ、着いたんだ…。

  • Loved to be there!

chullichan Nunnery School India

chullichan Nunnery School(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

チュリチャン尼僧院。

「どこから来たの?名前は?」

15歳だという彼女達。ザンスカール出身。
10歳からここにいるのだそう。
今日は皆のお世話係かな?

  • Loved to be there!

chullichan Nunnery School India

chullichan Nunnery School(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

お昼をごちそうになりました。
12時のチャイムが鳴り、授業が終わると女の子たちが続々とやってきました。
いただきます、と手を合わせてスプーンを取るとお祈りをし始めて、慌ててそのスプーンを降ろしました。
ごめんなさい…。

ほんわかした空気が漂う、静かだけれど幸せな時間。

ちょうどこの時、ガイドを連れた観光客が続けて二組やってきて、
静けさを破る慌ただしい声が聴こえてきました。

わたしは観光客なのに、観光客のざわつきがとても疎ましくて。

  • Loved to be there!

chullichan Nunnery School India

chullichan Nunnery School(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

夕方、リゾンゴンパから帰って来て、
しばらくするとお祈りが始まりました。

あの、身体を揺らしながらの、
唄うような読経。

トントン、とドアを叩く音。
「お祈りをしてるの知ってる?参加しないの?」

・・・え、していいの?

講堂のドアを覗くと、ぐるっと四方に女の子たちと先生たち。
躊躇していると「おいで」と合図。

恐る恐る足を踏み入れて、
笑顔の可愛い5歳くらいの子に「こっちこっち」と言われ、隣に座りました。
何度もこちらをちらっと見てにこっと笑うのです。
わたしもにこっと返します。

真剣な表情の先輩たちや先生たち。

始めはなんだか落ち着かなくて、
お祈りのできない、ヒンディーが読めないわたしは
ただそわそわ座っているだけでした。

…でも徐々に、歌を唄うようなお経の、
強弱のある女の子たちの声が、
うわんうわんと頭に鳴り響いて、自然と目をつむり、
頭の中を色んなことが駆け巡りました。

この旅、この出会いの意味について。
民族について。
宗教について。

「豊かさ」について。

ちょうど、遠藤周作「深い河」を読み終えた直後のお祈りでした。

  • Loved to be there!

ULETOKPO India

ULETOKPO(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

翌日朝、トイレに行こうと、外部に直結の私の部屋のドアを開けたら、

「!!」

・・・女の子が二人で寝てる…(極寒)

「何やってんの!?中に入りなよ!」
「あ、しの~。おはよ~。大丈夫だよ~。」

どうやら護衛のようなのでした。
隣で工事をやってる男性たちがいるからでしょう。

・・・なんとも言えないじんわりした気持ちになりました。
どうしてそんなことが出来るんだろう?
鍵だってしてるのに。

実はこの後急に具合が悪くなりほぼ丸一日寝ていて、
一日中看病してもらい、
診療所にまで連れていってもらい(しかも診察代無料という…)、
入れ替わり立ち替わり様子を見に来てくれてたのに
工事現場の男が部屋に入ってきてしまい助けを呼ぶという、
皆にめちゃくちゃ、ほんとにひどい迷惑をかけてしまったのです。

先生が一緒に寝てくれました。

女の子が車でULETOKPOまで送ってくれました。

元気だったら、約束がなかったら、
もっと一緒にお話したかったけど。

でも。

きっと、また会える。

「See you soon!!」

そう言われて戸惑う事なく同じ言葉を返したのは、

きっとそういうことだと思うのです。

  • Loved to be there!

Day 92011/09/22

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

チュリチャンCHULLICHANからリゾンRIZONGへ。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

荷物がなくなったせいか、
ぴょんぴょん歩けました。

いつになったらリゾンゴンパが見えるかわくわくしながら、
ぽろぽろと崩れていく乾ききった山と、
音の無いこの時間と、
強く、けれども心地よい日差しを楽しみながら歩きます。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 09

わたしが通ったリゾンまでの道は綺麗に舗装されていましたが、ずっと迂回する道でした。

この道が出来るまでは皆このじゃり路を歩いていたのだと思います。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 10

RIZONG MONASTERY (男の)僧院

下方にある男子学校の先生にお茶をいただきながらお話。

教室の窓から顔を出して、
「ジュレー。どこから来たの?今日はチュリチャンに泊まるの?」
と男の子。

かわいい。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 07

それから、ぐる~と道を廻ってゴンパへ。

ここでも工事中。
恐らくネパール人だけど、「ジュレー」と言って皆と笑顔で挨拶。

二年前の災害で、土砂崩れがひどかったと
チュリチャンの先生が言っていたので、
ここでもひどかったのかもしれません。

二つのゴンパで、それぞれの仏様にお祈り。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 06

屋上付近をぶらぶら。
気持ちの良い天気。

重たいレンガを背中にいくつもしょって、
下方からゴンパへと何度も往復している人たち。

…バックパック一個背負って数キロ歩いただけで、
弱音を吐く自分が情けなく感じました。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

一人の高僧が、何やら話しかけて来てくれました。

「Tea?」

…優しいお顔に誘われて「yes」。

階段を上って、一緒にお部屋までついて行きました。
ぜぇぜぇ、一歩一歩踏み出す度に、荒い息づかいが聞こえます。
「おじいちゃん(←失礼かしら)。。。大丈夫??」と心の中で反芻します。

高僧のお部屋は小さなお部屋で、
開け放しの壁に大きな布が風にはためいて。
やはりダライラマ法王の写真が飾ってありました。

温かいチャイを一緒にいただいて。

帰りは見えなくなるまで見送ってくれました。
あんなに息をするのがつらそうだったのに、また階段下まで降りてきてくれて。
何度も振り返り、手を振りました。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

下っていくと、ちょうど学校は休憩時間だったよう。

ワイヤーでつくられたカートで、皆で遊んでいました。

ジュレー、ジュレー、と、愛らしい笑顔でたくさん声をかけてくれます。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

「ジュレー。どこから来たの?名前は?今日はチュリチャンに泊まるの?」
(この歳の子たちは概して英語がとても達者でした)

門を出るまで追いかけて来てくれたこの子たち。
12歳(たしか)を過ぎると他の学校へ行っちゃうって先生が言ってたけど、
彼らはどんな僧侶になるのでしょうね。

  • Loved to be there!

Rizong Gonpa India

Rizong Gonpa(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 08

小さくなっていくリゾンを幾度と振り返り

カーブを曲がると、急にそこにあった温かさがなくなったようで
寂しさがこみ上げて来たけれど

それでもなんだか胸はいっぱいで
暮れ行くお日様と共にわたしも下ってゆきました。

  • Loved to be there!

Day 102011/09/23

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 07

moon land と言われる ラマユル LAMAYURU.
岩肌に削られた石窟があり、少し登ったところからの景色は感動的です。

ウレトクポ ULETOKPO から ラマユルLAMAYURU へ。
バス(遅れはあまりなかった)に乗って。

すでに満席だったけれど、
一番前の二人掛の席に座っている若い男性二人が、
どうぞ、と座れるスペースを作ってくれました。

反対側に座っていたおじさんが、バナナとリンゴをくれました。

あたたかいなぁ、としみじみ思いながら、
食べ終わった後のゴミをいつまでも持っていると
「窓から捨てなよ」と。
いつもそれが出来なくて、戸惑っていると、
ひょいと取り上げてぽい、と捨ててくれました。

この広大な大地に生ゴミを捨てても、
きっと自然に還っていくのだろうと思います。
(でも町中ではやっぱり止めてほしい)

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 05

レーのSUN BEAM CAFEで会ったGaneshと再会。
これからしばらく彼との旅が続くのです。

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 06

風になびくタルチョが美しくて。

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 04

Ganeshの友人、
ゲストハウスのオーナーさんの子どもたち。かわゆい。

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 03

文字が書かれた石が転がっています。

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん)

わたしにはラマユルに対して変な先入観がありました。

たくさんの人たちにラマユルは素敵だよと言われる度、
ラマユルは観光地化しすぎてて、なんだかな~、と思ってしまいました。

行ってみなくちゃわからない、と思うものの
心は何故か弾まなくて。

「写真撮ってよ。」

なんとなく嫌な感じがしたのだけど、二度言われたので撮ったのがこれ。
やはり「バクシーシ」でした。

寂しくなりました。
やっぱり、と思った自分にも哀しくなりました。

・・・何を期待しているのだろう。何の面影を追いかけているのだろう。

勝手に彼女達の生活の場に足を踏み入れといて。
珍しげにぶらぶら歩き回り、すぐにいなくなってしまうのが私なのに。

  • Loved to be there!

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 02

オーナーさんの作るリンゴ。

赤くないしちっちゃいけど美味しい!

ちなみに出してくれた夕飯もとっても美味しかったです。
チベット料理、ここで食べたのが一番美味しかったな。
レストランではメニューにも載ってない、
炊き込みご飯とタントゥク(すいとうみたいな)。
胃が弱ってるわたしに優しいお味。

  • Loved to be there!

Day 112011/09/24

Lamayuru India

ラマーユル(Lamayuru)(インド)|ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ(Shino Ichimiyaさん) - 08

ラマユルからスリナガルに向かいます。

朝、ここでレーから来るバスを待ちます。

待つのは嫌いではありません。

…でも3時間待ったけど来る気配なし。

ここからはラダックを抜けてカシミールへ。

http://www.compathy.net/tripnotes/13339

  • Loved to be there!

Travel Tracking

Comments

  • 13Favorite
  • 3684view

by adding to favorite, you can access this Logbook at anytime(need Login)

People also read these Logbooks (Travelogs)

2012.11 濃いするインド ~Delhi~

一人旅
2012.11 濃いするインド ~Delhi~

2012-11-22 - 2012-11-25

Read more

  • 30Episodes
  • tabitabi parsley
ニューデリーのメインバザールに1泊目と3泊目に宿泊 最終日にデリーを観光しました 最後の最後、最悪のリクシャを捕まえてしまって、やっぱり予定よりアチコチ観光できなかった。仕舞いにリクシャドライバーに怒りをぶつけてしまいました。アハハ・・・。 思ったこと&反省点・・・なるべくメトロを使ったほうがよかった メトロのニューデリー駅は、ここから乗降しないほうがいいことがわかりました そして、3泊5日の弾丸インド旅行は、弾丸では終わらず、最悪な後味を残してくれました 帰国後、やっぱりお腹を壊しました。それだけではありません、、、よくなったかと思いましたら、それから40度前後の高熱が1週間前後続く×3セット。抗生物質もあまり効かず、、、ぶり返し。1セット目は肝機能障害で入院寸前の絶対安静と言われ、3セット目になると薬やら何やらで胃腸もボロボロになり、大学病院で大量の薬をもらう羽目に。。。 結果、帰国後2ヶ月で7キロの減量。 職場にも迷惑をかけてしまいましたし、、、、しばらく?二度と?インド、インド近隣は行くなということですね、、、衛生面での危機管理が足らんということですね。 インドはもう1度行きたかった、ダージリンに行きたかったなぁ・・・。

Travel Collector: tabitabi parsley

  • 8
  • 2342 views
ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ

Back to Top of ラダック/乾いた大地と蒼い空とシャンティ