アラル海。
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かつては世界で四番目に大きな湖が、今やなくなりかけていて、
あと数年で姿を消すとまで言われている。
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と言うわけで行って来ました!
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現地の人みたく、バスを駆使!
片道3ドル、3時間半。
アラル海の漁で栄えていた町モイナク。
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着いて、どうしようかなーとキョロキョロしてたら、
「おい、乗れ」と運転手と3人の若者が乗る車に言われて、
どこに行くかも聞かずに乗せられる。
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若者たちが学校で降りたあと、
「で、お前は何処に行くんだ?」
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今、聞く?
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まー、乗る方も乗る方だけど。
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船の写真見せたら、連れてってくれた。
船の墓場。
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トルコ人のツアー客が何人が居た。
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(ジープで元々は海の底だったとこを突っ切って、今の海岸線まで行くツアーが出てる。一日で50~80ドル、一泊で150~200ドルくらい)
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僕は3時のバスまで、自由時間。
250km先にある、今の海岸線まで行く時間はなく、かつての海岸線を歩く。
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まるで砂漠なのだが、
足元には貝殻がある。
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昨日、ヒヴァでは命の連続を感じた。
遺跡の中に、今も人が日常を送っているからだ。
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今日は、命の断絶を感じた。
つながるはずのバトンが途切れたような、そんな感覚。
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ツアーじゃないから、
一人の時間が長い。
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色んなことを思う。
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あまりに広い「失った海」。
世界は、この海より遥かに広い。
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まだまだ見たい世界が広がってる。
立ち止まるにはもったいないほどの。
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行こうと思えば、どこだって行ける。
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一歩一歩、どこに向かうか決めてさえいれば。
いつまでに、着くか決めてさえいれば。
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風の音だけが無為に聞こえる一人の時間が、
忘れない時間を、身体に刻み込んでく。
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作りかけの建物に入ると、
なぜか、鳥肌がやまなかった。
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どんな想いが、
ここに残されてるのか。
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ここには、あったはずの水が「無い」。
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「無いこと」が有り、
それが、僕らに何かを残す。
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<シルクロードのログブック>
ウイグルからキルギスへ。国境を越えてから、次の国境までの距離数百キロ?謎の境目をヒッチハイク。
https://www.compathy.net/tripnotes/18588
キルギス うるるん滞在記 〜青年海外協力隊とシルクロード〜
https://www.compathy.net/tripnotes/18672
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ウズベキスタン うるるん滞在記 〜世界遺産と雑貨探し!シルクロードの旅〜
https://www.compathy.net/tripnotes/18850
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カザフスタン うるるん滞在記 〜家族のつながりを知る、シルクロード〜
https://www.compathy.net/tripnotes/18633
Day 12014/09/25
現地の人みたく、バスを駆使!
よくわからないまま、乗ったタクシー。
来訪者が残す落書き。
残された船の上で。
船体はボロボロです。
200km先まで後退した、かつての海岸線。
1960年まではこれほどあった水が
今ではこんなに少なく。
衛星写真だとわかりやすいです。
徐々に減っていき、
ここまで減りました。
貝殻が、砂漠ではなく海だったことを物語ります。
遠くでは小さく見えますが、
近くに行くと大きさが分かります。
なにかの工場になるかもしれなかった建物。
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