訪れたかった観光地を訪れると満足して旅を終えるが また行きたいと切望する場所は世界中でそれほど多くないかもしれない しかし 南米大陸のパタゴニアは例外で 再びあの絶景を目にしたい場所だ
パタゴニア地方にはいくつもの国立公園が存在する 広大な南米大地は 旅行で回るにも想像以上に時間がかかるけれど その中でも やはりここは外せない
大自然の中へ足を踏み入れると 自然が織り成す絶景が途切れることなく続いていく
Day 12007/02/14
アルゼンチンのエル・カラファテからチリとの国境沿いにあるパイネ国立公園を目指す
パイネ国立公園の入場料:15,000ペソ(当時)
チリとの国境をまたぐため 出入国検査と検疫チェックがある
国境といっても景色も似ているので スムーズに手続きが済むかと思いや 意外に厳しい
お前の鞄から果物の匂いがする!中を開けろと言われ リンゴ・バナナ・スモモを取り上げられてしまった
違う大陸から来たならともかく すぐ近所から来たのに まさか没収されるとは
その先果物がどうなるか尋ねたら 廃棄する!と 今ここで食べる分には問題ないということで 検疫チェックポイントでまさかのフルーツ早食い大会
パタゴニア地方のアイコンの1つでもある"パイネの角” 険しい岩峰は 世界中のロッククライマーが挑んでも 頂上まで登れるのは1%程の成功率しかないそうだ
”汚染”という言葉とは無縁のような ピュアな自然の姿が広がる
湖もエメラルドグリーンに近い色彩を放つ
ゴーゴ―と空気の振動を感じると目の前には滝が現れた
高さはそれほどないので 圧倒される迫力はないが 流れ出す水量と勢いがインパクトを残す
Salto Grande
下流へ流れ出す水は汚染とは無縁のビュアな清らかさ
雪解け水特有のひんやりした温度が手に伝わる
自然の中に橋を架けるのは恐れ多いが ビューポイントとしては申し分ないロケーション
Day 82007/02/21
南部パタゴニアを後にして アンデス山脈に沿って北上
チリのプエルト・モンに到着 この地もパタゴニアに含まれる
パイネ国立公園では エッジの効いた形の山に見とれてしまったが ここには富士山?のような火山に遭遇
「チリ富士」とも呼ばれるオソルノ火山も 建物との風景は日本とは趣が異なり 異国の地であることを再認識させてくれる
南部パタゴニアと比べると 少し開けたエリアだが それでもまだ水の透明度は非常に高い
川面はエメラルドグリーンに染まっている
このカラーを見るとパタゴニアにいることを実感させてくれる
プエルトバラスはドイツ人入植者が建てたコロニアルスタイルの建築物も多く残り スペイン風とは違った雰囲気を味わえる町だ
ジャンキウェ湖にオソルノ火山が映る姿が美しいと聞きつけ 湖沿いをしばし散歩
しかし 残念ながら 火山を覆う雲が抜けきれず…
Day 92007/02/22
北部パタゴニアのチリ側の拠点都市 プエルト・モン 港町らしく新鮮なシーフードで楽しませてくれる
木造造りの家々に 民芸品や海鮮物が並ぶ
南部パタゴニアから北上してくると 随分と栄えた印象を受けるが プエルト・モンは小さな町で どこかノスタルジックな雰囲気に包まれている
坂の勾配に沿って段々に並んだ家々
背後には高いビルの建設も進んでいたが まだまだ古い町並みの残る場所だ
Travel Tracking
Comment