中東の北朝鮮、と言われる鎖国国家、トルクメニスタン。
そこは、近代化と広大な自然が混在する不思議な国です。
天然ガスが噴き出す巨大クレーター、海が干上がってできたヨウ素と石灰の奇石群。砂漠でのテント泊で冒険心が踊ります!
Day 12015/04/28
ジープタイプの4WDでダルワザへ、いよいよ今回の旅のハイライト、「地獄の門」へ出発!
…と思いきや、いきなりエンスト…。
これから4日間一緒のドライバーさんたちが車を一生懸命ゆするところから旅が始まります。
ダルワザへ向かう前に、市場で今夜のキャンプ用の買い出し!
トルクメニスタンは大型スーパーというものがなく、市場と個人商店で食材を調達します。
英語は一切通じません!ただ、米ドルは使えるので、買い物の際は「○$!」と商品を指して叫べば、量り売りしてくれます♪
市場は生鮮品に限定せず、お菓子、ケーキ、加工品、日用品に服飾品…生活に必要なすべてがそろいます。
このケーキ、デコレーションがすごい!
ダルワザへ向かう途中、砂漠の入り口、ボクルダック村の民家でお昼ご飯を頂きました。
お嬢ちゃんが持っているのはフィシュメという揚げパン。
トルクメニスタンのご飯は油がきつくて「おいしい!」とは言い難いのですが、このフィシュメはとってもおいしかった!
今回の旅のドライバーさんたち。
左から、食材運搬担当ナリマン、最年少優良ドライバーマキシム、荒くれドライバーセルゲイ、私、接点なかったなぁイリヤ、いかつい顔してとてもいい人カレン。
彼らはドライバーであり、料理人であり、テントを張ってくれる人であり、トイレを作ってくれる人である。ホントに素敵なメンバー♪
ボルダック村を出て数時間。泥のクレーターと水のクレーターに到着。
ダルワザの砂漠の地下には天然ガスが大量に埋蔵されていて、この天然ガスがトルクメニスタンの貴重な資源。
落盤してできたクレーターからはまだガスが出ていて、泥がボコボコいっていました。
水のクレーター、泥のクレーターを過ぎると、砂漠の様相も岩から砂へ。
この砂砂漠を抜けたところに、いよいよ地獄の門、「Door to Hell」があります!
砂煙をあげながら砂砂漠の丘を越えると、広大な荒野にぽっかり空いた地獄の口。
いよいよ、40年以上も天然ガスが燃え続けるDoor To Hellへ!
期待昂まるー!!
火のクレーター、「地獄の門」。
その名の通り、吹き出し続ける天然ガスが止むことなく燃え続けています。
砂漠ということもあり、強い風が吹きすさぶ。あっというまに風向きが変わるので、熱風を全身に浴びることも。
この熱気、音、そして美しさ。これは絶対、見なきゃダメ!
周りに柵があるわけではなく、熱風に耐えられるならクレーターの端まで歩いていけちゃう。
…でも実際は、とても耐えられる熱さじゃないです。
強い追い風にあおられたら落ちちゃうんじゃないかという恐怖もちらり。
地獄の門から徒歩2分弱のところに今夜はキャンプ。
陽が落ちるのを待って、夜の地獄の門へ!
昼とは全く違う美しい地獄に魅了されます!
パンフレットによくあるシルエット写真。
これだけは撮って帰らなきゃ!と、いろんなシルエットを写真に収めます。
いつまでもいつまでも見ていたい、そんな神秘的な空間でした。
白、赤、オレンジ…強風にあおられながら、炎の色は変化し続けます。
昼よりも火力が強く感じるのは、暗い中で見るから?
日本に帰ってきた今でも思い出して不思議な感覚に包まれます。今日、今この時も、あの砂漠の中で、地獄の門は今日も美しく燃えているんですね。
夜の地獄の門に魅了された後はテントで就寝。砂漠は陽が落ちると、2歩先が見えない漆黒の闇に包まれます。
風が強くなかなか眠れなかったけど、そしてテントの下を這うフンコロガシのカサカサいう音にぎょっとしたこともあったけど、とーーーっても素敵な1日でした!
この次の日はアシガバードへ戻り、トルクメンバシへ向かいます!
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