はじめまして!現在世界一周中のTAKAと申します。
人生の中で飲食業に全く無縁だった僕が、30代を過ぎ、数年間の和食店での経験を経て、2015年1月より、バックパック1つで和食を広める為、世界一周旅行に出ました。
大まかな旅のルート。アメリカからスタートし、約40カ国を東回りで周っていきます。
この旅の目的は、「和食をもっと世界に知って欲しい!」と言う事。
Day 12015/01/24
こんにちは!このログブックを執筆するTAKAと申します。
これから、世界一周をしながら、和食を広める旅へ出かけます!しかし、和食を作ると一口で言っても、どうやって作っていくかが問題です・・・。
ただ、色々な国を巡りホテル泊まりをしていても、料理を作るきっかけはなかなか出来ません。そこで、その国の地元の家に泊まれる「カウチサーフィン」をメインに使うことにしました。
カウチサーフィンとは・・・。
カウチサーフィン (The CouchSurfing Project) は、インターネット上の無料国際ホスピタリティー・コミュニティーであり、現在世界で最も大きなホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワークである。英語の「カウチ」(couch, 日本語で言うソファー)とサーフィンを併せた名称である。CSともいう。
海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度である。コミュニティーの軸にしたウエブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる。
(出典 wikipedia)
簡単に言いますと、カウチサーフィンに登録している人のお宅に、宿として泊めてもらえるサービス。原則、無料で泊めてもらえます。また、その土地に住む人々の生の暮らしを体験出来ることもカウチサーフィンのメリットです。
僕はこの旅で、世界の色々な国々の現地の人のお宅で和食を作る・・・そんな旅を始めます。
今回、僕が和食を作りながら旅をする、世界一周の大まかなルートです。
日本から東回りで、アメリカから出発。その後、南米、中米、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア諸国の順に巡っていきます。
期間はしっかりとは決めていませんが、9~10ヶ月程度で予定。目標では50回は和食を作っていきます。
さて、この旅を始める経緯ですが、僕が初めに和食の世界に飛び込んだ理由に「世界に和食を認知してもらう」と言うのがありました。この旅に出るまで、日本の大手飲食店で勤務経験があり、在職中は「台湾」「香港」「ニューヨーク」でも勤務していました。和食は世界で人気があって、どこの国でもある種の食のエンターテイメントとして楽しまれています。
海外で仕事をしていた時もそれなりの充実感はありました。しかし、働きながらなにか違和感を感じていたのです。
(海外でのの和食料理店で勤務していた際、この様な料理を作ってました。
ちなみに、この写真はNYで働いていたときのものです。)
2013年、和食が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されたことを知ってますか?日本の食文化がいよいよ世界に認められて、これってすごい事だな~って僕は思うんですけど、でも世界の一体どれくらいの人がその事を知っていて、どれだけの人がその「遺産」に触れる事が出来るのかなって思っていたのです。
僕が今まで働いてきた国は、国際的にも比較的大きな都市でした。そして、比較的リーズナブルな価格で提供していた僕らの料理でしたが、来店されるお客様は所得の高い人達ばかりでした。これって実は、遺産として登録されて盛り上がってるのは日本と、料理に精通した一部の人だけなんじゃないか、と気づき始めたのです。和食にほとんど接点の無い日本の裏側の国や、貧しい国の、一体どれだけの人が味わう事が出来るのか!?
日本人って毎日「寿司」食べてるんでしょ?
日本の外に居る人の中には、本気でそう考えている人がいます。
世界で色々な人と関わって気がついたことは、寿司や天ぷらと言った食べ物はよく知られていたものの、意外と多くの人が日本人が普段どんなものを食べているか知らない、と言う事でした。中には「日本人って毎日寿司食べてるんでしょ?」「米を食べているのは知ってるけど、普段何を食べているかは知らない」と言う話もよく聞かれました。
和食って世界にこんなに認知されているのに、日本の食文化に関しては実際はあまり知られてないんだな・・・と気づいた瞬間でもありました。
では、どうすればもっと日本の食文化を知ってもらうことができるだろう?その方法を色々考えたところ、1つのアイデアが浮かびました。
「そうだ、和食を作りながら世界一周しよう!」
(フィリピンにある和食のお店でインターンとして働かせてもらったときの写真)
私たちが毎日食べている家庭食、例えば肉じゃがや、高野豆腐、ヒジキの煮物など、日本の普段食を世界の人達に作るつもりです。「ヒジキの煮物」を食べる南米の人たちや「大根切干」を見たときのアフリカの人たちの反応、ちょっと興味ありませんか!?
(日本で僕が作ったある日のご飯です。)
和食を知らないような国に行って、現地の人たちの家に居候させてもらいながら、お礼に「無形文化遺産」を作ってプレゼントしよう!
それが、この世界一周の旅の目的です。
これは2015年1月より約1年間、世界中の人達のお宅でカウチサーフを続けながら、お礼に和食を振る舞い、ホンモノの日本の母さんの味を世界に伝道していく旅です。長年使ってきた相棒の和包丁と、日本の食材をバックパックに詰め込んで・・・。
(昨年、フィリピンに語学留学をした際に、カウチサーフィンのホストさんのお宅で和食を作ってきました。)
僕がこの旅で持っていく和食材のすべてです。これらをバックパックに詰め込んで、世界一周の旅に出かけます!
やはり一番重量としてかさむのが、醤油などの調味料。ほかにみりん、酒、めんつゆ、酢など基本的な調味料はすべてペットボトルに詰め替えて持っていきました。
食材の他に、包丁等を含むキッチン用品、簡易電気コンロ、携帯鍋、そのほか衣類など必要なものを詰め込んだら、大小2つのバックパックになり、スタート時点で総重量30kgとなりました。
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