Day 12015/05/07
ポーランド・クラクフの旧市街、市庁舎前の広場。
花と緑が豊富で、街並みが素敵なところでした。
入口がわかりにくくて、探し回ってしまった。
私の発音が悪いのか、towerと言ったつもりなのに、龍の洞窟のチケットを渡されてしまい、ガックリ…
結構広いうえに、若干のアップダウンもあり、結構歩き疲れます。
バベル城で、塔に登れなかったので、戻ってきて広場に面した教会の塔に登りました。30分毎に、10名しか登れず、完全入れ替え制。
ホームページから英語ツアー、18時半の回を予約しましたが、ガイドもオーディオガイドもなく、勝手に見て回ってと言われてしまいました。
ガイドさんに話が聴けるのかと思っていただけに、ちょっと残念でした。
クラクフ中央駅駅前。左手は、隣接する大型ショッピングセンター。
夜10時まで開いているので、とても助かりました。
Day 22015/05/08
OPツアーに参加。6時25分に駅前のホテルにお迎えが来て、市内を回りながら参加者を乗せ、アウシュビッツへ。
現地へ着くと、収容所専門ガイドが内部を案内。
所要時間は1時間ほどと、思っていたよりも短かった。
いろいろなサイトで得ていた情報から、見たいと思っていたものがあったのだけど、それを見ることはできずじまい。
写真は入口。有名な「働けば自由になる」という標語(?)が掲げられています。
今はこんなに平和な様子です。
数十年前に、あんな悲惨なことがあった場所とは思えないほど、静かで、きれいなところです。
建物内部。部屋。
収容所の建物や部屋も、さまざまで、わら敷きの部屋に雑魚寝だったり、木製ベッドだったり。場所やいつ建てたか、などで、だいぶ違ったようです。
こんな布団だったんですね。
でも、あるだけましだったのかもしれませんが。
建物の周りは、こんな感じで、電流の流れている鉄線の塀が2重に囲っています。あります。
辛さに耐えきれず、自ら感電死を選ぶ人も少なくなかったようです。
ビルケナウ入口です。
この鉄道が中まで引かれ、ここが終点です。
電車を降りると、ホームですぐに選別されます。
そのままガス室送りの人もいれば、労働が課される人も…。
焼却炉の跡。こんなにあっても追いつかず、遺体が山積みにされたそうです。
遺体を焼却するのも囚人の仕事の一つ。あまりのむごさ、つらさに耐えられず、自殺する人もいたそうです。
ふたがないだけで、今の洋式トイレとほとんど変わらないトイレもあれば、このように、つながったボットントイレもあったそうです。
トイレを使えるのは朝夕の2回のみ。満足な食事も与えられずに重労働。
骨と皮だけになり、この穴に落ちてしまう人もいたそうです。
収容所に引き続いて、今度はヴィエリチカ岩塩抗へツアーで向かいました。
市内からはバスで30分ほど。
今は観光シーズンではないのか、時間が多少遅いからか、全然混んでいませんでした。
500段以上ある解散を最初に降り、その後も、何度か降り、いったいどのくらい深いところまで行ったんでしょうかね。
岩塩鉱の目玉、岩塩でできた教会です。
途中途中、岩塩でできた像などがありましたが、やはりここは見事。
シャンデリアも塩でできているんです。
岩塩鉱の中には、こうして水がたまっている個所がいくつかありました。
写真ではわかりにくいですが、水が透き通った緑色をしており、水面に周囲のものがうつりこんで、とてもきれいでした。
Day 32015/05/09
トラムと電車を乗り継いで、ドイツ、ベルリン郊外のザクセンハウゼンへ。
ビルケナウほどではないけれど、ここも広い。
人体実験を行っていた資料が展示されている。
残っている収容棟は2棟のみ。部屋はこんな感じで、3段ベッドがぎっちり押し込まれていました。
プライバシーも全くなく、どれだけ劣悪な環境だったかが、よくわかります。
収容者を銃殺した場所。
収容者たちからは見えないよう、収容棟との間には高い塀が作られており、また、音が聞こえないように、大音響で音楽が流されたりしたそうです。
ツォー駅近くのカイザーウィルヘルム教会へ。
右側の青いステンドグラスの窓が美しい建物は、新しく建てられた教会。
ここは、夜行くのがお勧めかもしれませんね。
Day 42015/05/10
博物館島の博物館を3館見て回りました。
オーディオガイドが入場料に含まれているとは知らず、借りずに見て回りました…。そういうの、窓口では全然教えてくれないんですよね。
1フロアごと閉鎖されていたりと、見学できない部分が結構多かったです。
これは、ベルリンの博物館島に限ったことではありませんでしたが。
この日は、博物館を見て回り、あとは、買い物をして終わりでした。
CNLでミュンヘンへ移動です。
ストライキで心配しましたが、この日の午後9時で終わるので、9時以降の電車なら影響はないから大丈夫と、DBのインフォメーションセンターの人に言われて一安心でした。
コーチ席はこんな感じです。
前回も空いていて、1人利用の人が、隣同志になるということは、今回もありませんでした。
座席は結構倒れますし、フットレストもあるので、結構ラクです。
食堂車もあるし、車内販売もありました。
自転車の積み込みももちろんOKです。
前回はベルリン中央駅から乗りましたが、今回、線路が工事中かなにかで、Wannsee駅からじゃないと乗れないと言われました。
ポツダムの2~3つ手前の駅ですが、な~~~んにもないところです。
前日までは快晴で真夏のような暑さでしたが、この日は、曇りの上に強風。一気に真冬に戻りました。前日までは半袖半ズボン姿が多くみられたのに、この日はダウンジャケットや手袋、マフラー姿の人が多かったです。
早めに駅についてしまい、ホームで座って待っていたら、冷えてきたので、体を動かしたりしました。
通りがかりの人が「寒いよね。でも、これが今のベルリンの気温だから。寒いけど、今の時期この気温って普通だよ」と、笑いながら言ってました。
Day 52015/05/11
朝の7時過ぎにミュンヘンに到着。ホテルにチェックインした後、ダッハウ収容所へ。
写真の建物は、ダッハウの博物館。ここの資料が一番収容所の様子をあらわしている気がします。
ユダヤ人以外にどんな人が収容され、どんなことをされ、どんなことになったか…。収容された人々が着せられていた服や、食器なども展示されていました。
また、生き残った方々のその後などの資料もありました。
ガイドはなく、音声ガイドのレンタルがあります。
ただ、博物館内の資料についての音声ガイド説明はありませんので、英語の解説を読むしかありません。
解説をどの程度まで読むかによっては、半日以上かかるかもしれません。
収容所内でどんなことが行われていたかという資料の一つです。
拷問や人体実験によっても、多くの人が亡くなったようです。
どのように拷問をしたかという資料がイラストで残されていたり、拷問の末に亡くなった方のむごい写真も展示されていました。
収容所の奥にある建物。
右側のほう煙突のある部分は、焼却炉があります。
奥(建物左側)は、ガス室です。
左から人々を入れ、脱衣所で裸にし、隣のガス室で殺害し、さらにその隣・右側の焼却炉で焼く。
この建物の中で、流れ作業のように行われていました。
電車とバスを乗り継いで、ニンフェンブルク城へ。
庭園がとにかく広大で、観光スポットが庭園に点在しているため、すべてを見て回るとなると、最低でも3時間はかかるかと思います。
庭園そのものは入場無料のようで、ジョギングをしている人や、散歩、ピクニックをしている人たちもいました。
休憩しながら、庭園を楽しみながら、1日かけて回るのもいいかもしれません。
池には白鳥などいろいろな水鳥がいますし、リス(かな?)などもいます。静かなところですし、のんびりしたくなります。
ミュンヘンからでしたら、トラム17番1本で行けるのでラクです。
宮殿は有料ですが、豪華です。見ごたえあります。
他の庭園内の施設はともかく、ここは見て損はないと思います。
庭園を移動中、こんな動物が現れました。
ミュンヘン市内に戻った後は、新市庁舎の塔に登りました。
エレベーターで行かれるので、車いすでもOKです。
実際、車いすの方も登ってましたので。
ただ、展望エリアは決して広くはないので、見られる場所は制限されてしまいますが。
中庭は、レストランになってました。
Day 62015/05/12
オーディオガイドは無料だそうですが、あえてレンタルしませんでした。
豪華絢爛な宮殿です。すごすぎて、開いた口がふさがりませんでした。
ただ、英語の解説を見ると、戦争で破壊された個所もあったりして、中には、再現なので壁紙も家具もすべて後世のものという部屋もあります。
今更ながら、考えてみれば、それも当然なのかなぁと思いました。
レジデンツの後半、ショートコースとロングコースと、道が分かれます。ロングコースは全部屋を見て回るコース。ショートコースは、時間がない人のために後半部分だけを見て回るコース。
意味が分からなくて、ショートコースを選んでもまた分岐点に戻ってきて、ロングコースを見れるのだと思ってました。
出口(といっても、入口と出口は同じなんですが…)に出てしまい、「え?」という顔をしていたら、スタッフの人が声をかけてくれて、ロングコースに行きたいと言ったら、もう一度そこまでの道のりを行くしかないと言われ、駆け足で前半を通り過ぎ、ロングコースに行きました。
ロングコースの後半はショートコースのほうですから、「どうしたの?もう一回見に来たの?」なんて、スタッフの人に笑われながら言われてしまいました。
ショートコースというか、レジデンツの見学の終わりのほうに、合わせ鏡のある部屋があります。
部屋の豪華さばかりに目が言っていると見落としてしまう可能性もありますが、鏡の前に立つと、こんな感じで、鏡の効果で、奥行きがあるように感じます。
オーディオガイドをレンタルしていれば、説明があるのかもしれませんが、私はもっていなかったので、その部屋のスタッフの方が「ここに立って、鏡のほうをみてごらんなさい」って、教えてくれました。
宮殿の次は、宝物館。
オーディオガイド担当の男性は日本語が堪能で、私が宝物館の入り口を探してきょろきょろしていたら、「この通路をまっすぐ行って左だよ」と、日本語で教えてくれました。
こんなところに日本語堪能なスタッフがいるなんて。見た目は、全然日本人ぽくはありませんでした。
宝物館は、宝石類などは素敵で見入ってしまいましたが、宗教色の濃いもののなかには、価値がわからないものもあって、30分足らずで鑑賞終了してしまいました。
こちらも入場料にオーディオガイド代が含まれています。
ただし、日曜は入場料が1€と安いですが、その代わり、オーディオガイドは有料で4.50€位します。
入場料を払ったら、親指の爪くらいの大きさの写真のチップをもらってください。これがないと、2階の展示室に入れません。
世界6大美術館の一つと言われているそうですが、う~ん、私の好みではありませんでした。
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