3ヶ月間のアメリカ滞在記です。
高校を卒業してすぐ、初めて単独でアメリカへ3ヶ月滞在しました。大きな目的は留学に向けての大学見学だったのですが、せっかくの機会なのでその土地、その空気、文化、人々…多くの出会いを積極的に受け入れて学びたいという気持ちで向かいました。
今回はまず初めに滞在した、アメリカのバーモントでの体験をまとめました。
バーモントの広大で開放的な大自然の美しさに圧倒されました。
Day 12014/04/02
初めての単独海外!空港へ見送りに来てくれた両親の前では笑っていたけど、いざひとりになると、体の中がキュッとするような緊張感で思わずポロリ…。これから3ヶ月の海外滞在、強い心を持って突破していこう、それ以上に全力で楽しもう、と決意して出国を待つ成田空港でした。
飛行機ーALL NIPPON AIRWAYS NH/EH338
12 時間のフライトを終え、成田→ワシントンDC Dulles空港へ。見知った人たちと、慣れ親しんだ空気から飛び出してひとりで乗り込む海外の地。機内でお母さんが搭乗前に渡してきた手紙を読んで、隣の人に気づかれないように泣いたのでした。CAのお姉さんも、ひとりでの初海外で緊張していたわたしにメッセージカードをくださって、本当に嬉しかった…!不安だったけど、なんとか入国審査もクリアし、広大なダレス空港を歩く!目的地はVermont州、ここで6時間の待ち時間。海外のにおい!海外の空気!海外の景色!このトンネルの先に待ってる景色はなんだろう!
Day 22014/04/03
6時間の待ち時間を経て、やっとラストフライト!Vermont 州の州都Burlingtonへ。
ダレスでの待ち時間のとき、空港のおじさんに、「どこ行くの?」って聞かれて、「Burlington」って答えたら、「そんなとこないよ」って言われた!どうやらジャパニーズには難しい発音の名前みたい…。
機内は両側2列の計4列シートと小型の飛行機。そんなにいらないのに、CAの若いお兄さんがオレンジジュースをコップに並々に注いでくれて、こぼれないかずっと心配でした(笑
ここに来て長距離移動の疲れがきたのか、1時間ちょっとほどのフライトの間ウトウト心地よい眠りに…
飛行機ーUNITED AIRLINES UA5719/Q/22B
気持ちよく軽い睡眠をとっていたら、気づけば一面美しい大自然の上空へ!
日本ではもう花が芽吹く時期だけど、こちらはまだまだ雪景色!到着は近い!
飛行機ーUNITED AIRLINES UA5719/Q/22B
Vermont到着!Burlington空港は小さいけどとても清潔感のある素敵な空港で、バゲージを受け取るところにはかわいい牛さんのオブジェが。でも待てど暮らせど私のバゲージが出てこない!心配になって搭乗した飛行機会社のカウンターに聞きに行ったら、奥から私のバゲージを見つけてきてくれました。旅にトラブルは付きもの。無事これから泊めていただくVermont在住のMさんにも会えたのでとりあえずよかった!
現地時間で到着したのが夕方過ぎ頃。Mさんのお宅へ到着し、晩御飯をご馳走になりました。Mさんの地元WaterburyにはBen&Jerry'sの工場があって、デザートにと冷凍庫からそこのアイスクリームを出してきてくださいました。
Ben&Jerry'sは、Waterburyの小さなガレージでユダヤ人の兄弟が始めたアイスクリーム屋さんが始まりで、全米各地の学校に無償でアスクリームを配って回って知名度を広げ、世界的に有名なアイスクリームの会社になったのだそう。アメリカ国内で消費されるBen&Jerry'sのアイスクリームは、すべてこのWaterburyの工場で生産されているんだとか!日本にも最近東京の表参道に日本での2号店ができて話題だったから、ぜひその工場も行ってみたい!
Ben&Jerry'sのアイスクリームは濃厚で口当たりがとてもクリーミーです。アイスクリームだけど頭がきーんとするような冷たさではなく、とても食べやすいしおいしいです!
Day 32014/04/04
Mさんのお宅で一晩ぐっすりと寝て、翌朝早朝外へ出てみて感動!一面の白銀世界に朝の陽光が輝いて、ものすごく気持ちのいい朝!
今年の冬は−30度以下の日が一ヶ月も続き、50年に一回といわれるほどの寒さだったそうで、Mさんのお宅横の、私が寝泊まりするゲストハウスの水道管が凍ってしまったようで、水が使えない…!!
さらに暖をとる手段はまきストーブ!もはやレトロな映画でしか観たことのない世界…!
最近はオイルの高騰で、まきストーブが主流なんだそう!煙突からもくもく煙が昇る家々は、見ているだけでとてもほっとします。いつも”便利”で”早い”ものであふれる社会で過ごしているから、こうしたアナログで人間らしいシンプルな生活がとても魅力的に感じます。
素敵な”不便”という生活を体験。
一通り身支度を整えて、再び白銀の朝の景色を少しだけ散歩しました。Mさん宅の裏には川が流れているのですが、まだ凍っているので水の流れる音は聞こえないはずなのですが、なぜかチロチロと水が静かに流れる音が聞こえて、よーく耳をすませてみると、足元の凍った薄い氷の膜の下を解けた水が流れている音なのでした。心が和みます。
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