コロンビアへ来た目的は自分のスペイン語を試したかったことと、コロンビアのローカルを知ることであった。コロンビアの首都ボゴタにて2ヶ月間、水泳の先生のバイトをし、そろそろ観光もしようということで、エクアドルを目指し、中継地点の県 San Angustinへやってきた。目的はスペイン統治前、いやはるか昔に存在したprecolombiaの遺跡である。行く前までは知らなかったが、どうやらここは世界遺産に指定されているという。
Day 12015/02/09
トウモロコシはマヤ文明発祥n食べ物だが、ここコロンビアでもとうもろこしの粉Maiz de harinaを使ったタマレスが有名な食べ物の一つである。
タマレスはラテンアメリカのほぼどこの地域へ行っても出会うことのできる食べ物だが、これまた各地域によって全然製法や材料が異なるのである。
さらには国によってだけではなく、各県によっても味が違うとは驚きである。(日本のお雑煮のように県色が出ている。)
さてさてここHuila県でもタマレスを食べてみることにした。
んんん!なんと、トウモロコシの粉からではなく、お米からできているではないか!どうやら製法は米の中に具(ニンジン、鶏肉など)を詰めて、トウモロコシの葉で包み蒸すのである。
私は結構タマレスランキング上位にランクインするくらい好きだったなぁ。(日本でタマレスを食べることのできるとこあったら是非教えていただきたい)
さてSan Angustinの町から30分ほど離れたParque Arqueologico(サン・アングスティン遺跡公園)へ。
途中チーズやさんが通りかかり、思わずフレッシュなチーズを購入。
国際学生証を持っていれば入場料は半額になるとか。
この遺跡公園のエントランス近くにはこの地域の考古学的な歴史を知るための博物館がある。
これらの遺跡は遡ること紀元前3300年前のPreColombiaという時代の遺跡であり、それらを採掘・修復・復元した場所なのである。
ご覧の通り、結構シュールな石像が多い。
こちらはきれいに顔がない石像。
これは鳥が蛇を捕まえている様子。
鳥と言っても鷲やけど。
石棺。日本も古墳もどの文明でも権力のある人間の墓は生存時の権力を目に見える形にするために、大きく造られ、装飾物や武器などが一緒に収められている。
バスタブみたいに小さいけど、当時の人たちは入れたよう。
うん、シュール。
この石像は手に魚を持っている。この石像から紀元前3300年前も魚を食べていたことがわかる。一つの石像から当時の生活を読み取れるなんて、ロマンだなあ。
Day 22015/02/10
昨日スーパーで買ってきたパンとキュウリ、ハムと謎のフルーツを使って朝ごはん。
左下のフルーツはライチのような味わいで、右下は梨でした。
コロンビアには南国のフルーツがたくさんあるから、見慣れないものだらけやけど、試し食べは楽しい!
この日はAlto de los ilodosという遺跡公園へやってきた。
行き方はSan Agustinの町からPitalito行きの乗り合いバス(カミオネータという。3000ペソ)に乗り、途中下車し、Isnosという別の町へ行きます。(2500ペソ)
行きしなは私の車酔いが激しすぎて徒歩で遺跡公園へと向かった。約1時間かかった。
この写真はサトウキビの精製工場。
スペイン語でPanelaと言い、とてもいい匂いがこのあたり一帯に漂っていた。
コロンビアではAgua Panelaという沸騰したお湯にPanelaを入れて飲むのが伝統的な飲み物で、私はそれじゃ物足りなくてフルーツやジンジャーを入れてよくアレンジした。(現地の人はやはり王道のそのままがお好みのよう)
路上には牛さんがのっしのっしと歩いている。
小さいバナナが道沿いに生えていた。かわいい!
正直遺跡を2日連続で見ると飽きる。けど、それぞれの石像によってそれぞれ表情があったり、装飾が違ったりして、よく観察してみると面白い。
左端のんはジャガーらしい。ジャガーはこの地域ではかなり大切な存在で、この時代もスペイン征服前の時代もジャガーをかたどった装飾品などがあり、これも権力を示す象徴となっていたよう。
なんか持ってる。
こちらも石棺。こんなに小さいのん、誰が入るんやろとついつい考えてしまう。これから遺跡ガールが流行るんじゃないかと思い、この地を後にした。
ちなみに徒歩でなくてもIsnosという町には帰れます。乗り合いのカミオネータが少ない頻度ですが走っているので、それに乗るか、それでも通らない場合はヒッチハイク!
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