昔々、人々が川を渡るために橋を作っては、毎年起こる洪水で何度も橋が壊れてしまう、そんな村がありました。
人々は考えました。雨にも負けない丈夫な橋が作れないだろうかと。
そして思いました。ゴムの木の根っこを伸ばしていったらいずれ向こう岸に辿り着くのではないかと。
そして村の人々はゴムの木を対岸に向けて伸ばし続け、伸ばして伸ばして30年。遂に自然の橋を完成させたのです。
自然が作りあげた芸術。「living roots bridge(生きている橋)」またの名を「double decker」。
バングラデシュから陸路でインドへと入った私達は、知る人ぞ知る秘境、インドのメガラヤ州に行ってきた。今もなお生き続けるその橋を見る為に。
小さな小さな田舎の村、ノングリアット村にそれはある。悠然と、静かに、強く佇むその姿は素晴らしいの一言だった。こんな素敵な橋があることを、あなたは知っていますか?
2日目2013/08/04
3日目2013/08/05
今回の目的地「living roots bridge」はチェラプンジという小さな街から行くことが出来る。
あまり知られていない事から情報が極端に少なくて、ホントに存在するのかも疑問だった。私達もこの存在を知ったのはつい最近。ホントたまたま知って通り道なら行ってみたいな~と思ったのがきっかけだった。
とりあえず生きた情報が欲しかったので、チェラプンジまで行ってみた。するとこんな辺境でバッパーロッジを発見!!部屋は小さいしシャワーはバケツにくまれた1杯のお湯だけど、とにかく宿の兄ちゃんが優しくて、「living roots bridge」について何でも教えてくれた。
私達のような旅人の為に手書きの地図も用意されていてとっても助かる。
情報が欲しい方はまず、この宿を目指しましょう。
メガラヤ州はサンスクリット語で「雲のすみか」という意味をもつ。世界有数の多雨地域で、中でもチェラプンジは世界で最も降水量が多い街と言われている。
私達の滞在中もとにかく雨・霧のオンパレード。湿気のレベルすさまじし。この日は滝や洞窟などチェラプンジ1日ツアーに参加したけど、もう途中から天気とかどうでも良くなって、ツアーで一緒になったインド人夫婦と水浴びを笑いながら楽しんでた。
水量がハンパないでの滝の一つ一つも結構すごい。
4日目2013/08/06
翌朝、いざliving roots bridgeへ!!昨日宿からの行き方を聞いたはいいけど「news paper carで行く」としか教えてくれなかったお兄ちゃん。「news paper car??」と疑問だらけだったけど、どうにでもなれと思いこの日を迎えたわけです。
そしたらどっこい、ホントに来たよ「news paper car」。名の通り新聞配達の車で、どうやら宿の兄ちゃんと彼が知り合いで、仕事ついでに近くまで私達を乗っけてくれるとの話らしい。(帰りはヒッチでどうにでもなると言われ降ろされた笑)
近所の家々を車で回りながら新聞を配っていく。すれ違いの車からも手が伸びてきては新聞を渡し、牛乳まで売っていく。
朝から面白いものを見させてもらった。ともあれ、無事にliving roots bridgeのあるノングリアト村入口に到着です。
5日目2013/08/07
旅のルート
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