ヨーロッパは空路網も充実していますが、陸路も負けてはいません。シェンゲン協定のおかげで国境もスイスイ。今回はマドリッドで荷物をピックアップするため、ジュネーブから往復2500kmを5日間で走破しました。もちろん観光とグルメも忘れることなく、急ぎ足で回ってきました。後編はスペイン北東部サン・セバスティアンから、ピレネー山脈の麓のルルド、中世の町として有名なカルカソンヌを経由して、南仏の学園都市モンペリエまで紹介します。
Day 12014/11/17
ジュネーブを出発してから4日目。いよいよスペイン北東部から越境して、フランス南東部へ。6時間くらいに及ぶドライブを前に、腹ごしらえ。ちなみにサン・セバスティアンで泊まったホテルは映画をテーマにしたホテルでした。インテリアも明るく快適。
サン・セバスティアンは思った以上に落ち着いた、古き良きヨーロッパ(?)を感じさせる町でした。
町並みもちょっとどこかフランスぽいのも、やっぱ国境の町のため?
さて、また車に乗ってドライブ再開。サン・セバスティアンから北上すること30分少々で、フランスとの国境を越えました(と言っても、イミグレも税関ももちろんなく、約100kmで通過したのですが.....)
フランス国境に入ってから東へ。ピレネー山脈沿いの紅葉がきれいな高速を走ること2時間くらいで、最初の目的地ルルドに着きました。
ルルドは聖母マリアが出現したことで知られるカトリックの最大巡礼地の一つ。また、聖母マリア像がある洞窟の下から湧き出る泉の水は、難病に奇跡的に効くことでも知られ、世界中から信者が水を求めて来ている.....と思いきや、人もまばらで閑散としていました。
ルルドの町も言っては悪いけど、閑古鳥が鳴く温泉街の様子。それもそのはず、巡礼シーズンは9月か10月くらいまでだそうで、来春まではこんな風にほとんどのお店やレストランは閉まっているそうです。
大聖堂から町の中心部へと戻る道。雨も降ってきて、本当に寂しい巡礼地でした。そう僕らの前を歩くのもシスターたちのみ。彼女たち以外はほとんど誰も見かけませんでした。
さて、また車に乗ってさらに東へ。フランス南西部の大都市テゥールーズを越して、世界遺産の町カルカソンヌへ。
カルカソンヌについたのはもう夕方過ぎ。完全に暗くなってました。
世界遺産に登録されている城塞都市「シテ」の入り口。いかにも中世へタイムとリップするかのような感じ。
しかしもう時間が遅いからか、「シテ」の中は人通りもなく、薄暗く寂しい雰囲気。
でも、中にはバーや、レストラン、ホテルなどがポツポツと営業していました。
中世の町の雰囲気は少しは味わえたものの、もう少し早めの時間に来ればよかったと後悔。今度また来ることがあれば、昼間に絶対訪れてみたい世界遺産の町でした。
Day 22014/11/18
さて、カルカソンヌを出発して最後の宿泊地モンペリエに。最終日の朝は、モンペリエの中心地コメディ広場からスタート。
いかにもフランスの都会に来たな、といった感じ。平日の朝だけに、広場の周りのカフェでは、朝食をとる地元の人たちで賑わっていました。
コメディ広場からぶらぶらと裏道を凱旋門方向へ。
結構こじんまりとした(?)町ですが、すごく洗練された印象を受けました。裏道を歩いていてもなにか心地よく、「地球の歩き方」には訪ねるよりも住んでみたくなるそんな町.....と言う風に書いてありましたが、頷けます。
さて、ぶらぶらと歩いているうちに旧市街の端にある凱旋門に到着。
もちろんパリの凱旋門とは比較にならないほど小さいですが、黄色い色も南仏風ですごくかわいらしい門でした。
凱旋門の対面にあるのが、ペイルー公園。ルイ14世銅像の先には水道橋があります。
と、モンペリエ観光もここまで。レンタカー返却の時間も迫っていたので、また車に乗ってジュネーブへ。
ローヌ・アルプスの山々がだんだんと近づいてきました。この高速はグルノーブルを通って、イタリアのトリノへ続いています。でもここで降りて、リヨンさらにはジュネーブ方向へ。
モンペリエから走ること4時間でジュネーブ到着!着いたときはもう夕暮れ時。5日で2500km、スペインとフランスを走破しました。でもあまりも駆け足で旅したので、次回(があれば?)もっと時間をかけてドライブ旅行したいです。ああ疲れた.....
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