映画、猟奇的な彼女に登場する様々な観光名所を、イラストをまじえてご紹介します。学生の物語なので大学周辺(都会)がよく撮られているが、ソウルだけでなく他の地域もでてくるので、意外と長旅か?
Day 12014/09/05
地下鉄2号線新道林(シンドリム)駅——すべてはここから始まる。
そしてキョヌの悪運もここから始まる笑
お見合いをすっぽかし帰宅途中、酔って地下鉄のホームから落ちかけている美人を助けたキョヌは、恋人と勘違いされた為、車内で戻した彼女の後始末をさせられたあげく、降りる駅で彼女を担ぎ途方に暮れる。
このままホームにほっぽっときたい気分だが、彼女はものすごく美人。何かに巻き込まれたら不憫。
仕方なく近場のホテルを目指し(これがまた高い…)小休止するのだった。しかしそこでまたも哀れな結末が待っているとは…
撮影に使われたのは「オクスジャン旅館(억수장여관)」。撮影当時は看板の色は白かったが、現在は青。
Day 22014/09/06
場面は変わってナンパなキョヌが友人とプデチゲを食べて盛り上がっていると、窓から美人が颯爽と歩いているのが見えた。
「今、通り過ぎた子が…今日から俺のカノジョだ」
店を飛び出し、カノジョを追いかけるキョヌだが…
プデチゲとは「部隊」チゲのことで、アメリカ軍基地から流れてきたハムやウインナーなどを韓国風に味付けした鍋料理。
この店では具材のラーメンのおかわりがタダな代わり、残すと罰金というシステムになっている。
さすが学生街だ。
彼女の誕生日が明後日に迫り、キョヌは遊園地デートを画策する。
かつてバイトしていた勝手知ったる場所で、計画は成功するかに思われたが…
ここは果川にある「ソウルランド」。レストランやショッピング施設なども充実している。
Day 32014/09/07
おめかしした彼女がキョヌとデートするシーンはここで撮られている。途中ではき慣れないハイヒールに足が疲れたと座り込んだ彼女は、キョヌと履物を交換するよう強要する…
ここは韓国の慶応といわれる「延世(ヨンセ)大学」。前記事のプデチゲ屋と同じく新村(シンチョン)駅にある。
Day 42014/09/08
両親から紹介された人と会う彼女がキョヌを呼び出す。突然の呼び出しにへこたれつつ顔を出すキョヌは、お見合い相手に彼女と付き合う際の心得を伝授する。
その一、女らしいことを強要してはならない。
その二、酒は三杯以上のませないこと。人を殴りまくるから。
その三、カフェではコーラではなくコーヒーを注文すること。
その四、殴られたら痛くなくても痛いフリを。痛くても平気なフリを。
その五、会って100日目にはバラの花を講義室に届けると喜びます。
その六、剣道を習う。
その七、時々留置場に行く覚悟を。
その八、殺すと脅されたときには本当に死ぬつもりで。
その九、足を痛がったら靴を取り替えてあげる
最後に、彼女はシナリオを書くのが好きだから、見せてきたら褒めてあげてください。
彼女と過ごしていく中で、お互い距離を置くことにした二人。山から遠くの景色を眺め、彼女が
「向かいに見える山に向かって叫んだら聞こえるかな」
わからないと答えるキョヌに、行って、私が叫ぶのが聞こえたら答えてと無茶振りをする。
どうにか登ったキョヌに向かって、彼女が叫んだ言葉とは。
この山は五峰山といい、まず釜山から勿禁(ムルグム)駅まで鉄道で向かい、そこから登山する。
そして二年後の再会を約束し、お互いしたためた手紙をタイムカプセルに埋めにいきます。
作中でも印象深い、荒れ地の中の一本松。撮影当時は荒れ地が広がりこの木くらいしか周辺にはなかったが、後に大根畑となる。
この木は重要な観光名所となり、付近を掘ると誰のものとも知れないタイムカプセルが大量に出土するという。恐るべし、映画効果。
Day 52014/09/09
少し遡るが、彼女と出会った100日目記念日に高校の制服でナイトクラブに出かけた際に着替えたのが写真のトイレ。
他にも彼女と離れている間苦手な水泳やテニスに励んだのもここの施設だそう。
地下鉄6号線ワールドカップ競技場駅から直結している。
Day 62014/09/10
結局約束の日に彼女は現れず。
その後も彼女とニアミスが続くが、再会にまでは至らなかった。
そして散々すっぽかしてきたおばさんの勧めるお見合いについに出席する気になったキョヌ。
そこで感動のラストが。
※こちら、清州ピルランレストランは残念ながら閉店してしまった模様。しかし付近には上党山城など観光名所があるので、一見の価値ありですよ。
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