Day 12014/07/24
今日は電車に乗って、郊外までお出掛けです♪
ヘルシンキ中央駅では、彼ら(四兄弟ですw)が出迎えてくれます。
Hyvää huomenta !!
ちなみに、彼らは鉄道会社VRのキャラクターとしても、活躍しているそうですよ(*´∀`)♪
でも!!
こんなに天井が高くて、趣のあるデザインのBURGER KINGなんですよ~!
…というのも、つい最近まで歴史のあるレストランだった場所にオープンしたんだとか。
家に帰って、ワタシの愛読書の一冊『フィンランド 光の旅』をもう一度読んだら、以前のレストラン時代の写真が載っていました!
◇◆フィンランド国立ガラス美術館◆◇
かつて多くのデザイナーとともに数々の素晴らしいアートグラスを生み出したRiihimäkiのガラスメーカー、『Riihiimäen Lasi(リーヒマエン・ラシ)』。
フィンランド国内のみならず、国際的な評価を得るメーカーとして名を馳せました。
しかし、残念なことに時代の波に抗えず、1990年にその歴史に幕を下ろします。
かつてのガラス工場は今、あのTapio Wirkkala氏の設計により改装され、国立のガラス美術館として生まれ変わりました。
館内には、300年に渡るフィンランドの美しいガラスコレクションが紹介されています。
こちらは、ワタシの愛読書のナンバーワン。
2年前にサントリー美術館で開催された展覧会『森と湖の国 フィンランド・デザイン展』の図録として売られていたものですが、もはやただの図録の域を超えています!
フィンランドガラスの歴史のみならず、巻末にはなんと!Oiva Toikka氏やHarri Koskinen氏へのインタビューまで載ってるんだもの~♡
本当にスバラシイ!
今回の国立ガラス美術館は、この時の展覧会にも「特別協力」として名前を挙げられていました。
常設展示スペースでは、フィンランドの代表的なガラスデザインが展示されていました。
こちらは、ここガラス美術館の設計をしたTapio Wirkkalaの名作「Ultima Thule」。
1968年発表のものですが長く愛され続け、現在も製造されているデザインです。
こちら特設展示スペースは、かつて吹きガラスの作業を行っていた場所だとか。
この時はちょうどタイミングよく『Nuutajärvi – A Never-ending Story』という企画展が展示されていました。
ヌータヤルヴィの工場が今年閉鎖という話を聞いていたので、ここでこれだけの作品を堪能出来て感激!!
その中でも特に好きなモノの写真をUPしましたので、ワタシの感動が伝わるとウレシイです♡
あれ?!いきなり、ヌータヤルヴィじゃなくてイッタラのマークが入ってるけど(笑)!?
あとからイッタラでも製作されたのでしょうか。
さて、このイッタラマークのラベル。
「剥がすか剥がさないか論争」(笑)がありますが、よく見るとこのグラスのラベルは≪i≫マークの下に「MADE IN FINLAND」の文字が入っています。
これは1974~1991年に製作されたものに貼られるラベル。
2001年以降の現行品には「Iittala」です。
つまり、このグラスはヌータヤルヴィがイッタラと合併した1988年以降から1991年の間に作られたものと思われる。
ということで、日常使いにする現行品の食器などはラベルを剥がしてしまってもよいけど、ヴィンテージものはラベル1枚から物語が始まるので剥がさない方がいいですよね。
あ!でも、ついラベルを剥がしてしまっている我が家の現行品も、いつかはヴィンテージになる!?
やっぱり、剥がさない方がよいかも!?
…って、気の長い話ですね(笑)。
先程のバード同様、Oiva Toikkaのマスターピース、FloraとKastehelmi。
奥にFaunaも見えます。
お友達のお宅でFloraを使わせて頂いて、すっかりその魅力のとりこになりました(*≧艸≦)♡
こちらはRiihiimäen Lasiで作られた、Helena TynellのAurinko。
太陽をデザインしたボトルです。
サイズもいくつかあり、せめていちばん小さいサイズのアウリンコが欲しいと思うワタシ。
なんともキュートなスタイルのこちらは、Kati Tuominen-NiittyläのGluckシリーズのジャグ。
Gluckの意味が分らないけど、鳥かなぁ?
…もちろん、デザイナーの名前は調べました。
とてもとても覚えられません(笑)。
2年前のサントリー美術館で一目惚れした、Nanny StillのHarlekiiniシリーズ。
このほんの少しグリーンがかった、透明感のあるブルー!
絶妙なふくらみ加減の丸いカップに、すらりとやや細目に伸びたステム。
こうして並ぶとカップの位置に高低差が生まれ、海の中にランダムに浮かぶ丸い泡のようにも見えてくる。
本当に美しい名品だと思います。
リーヒマキでガラスを堪能した後は、次の目的地iittalaへ。
あのガラス&陶磁器メーカー『イッタラ』創業の地です。
途中ハプニングがあり、思い掛けない駅に降り立つことに。
そのお陰で、フィンランドの人々の思いやりの心、それをごく普通のこと、自然に生まれる想いとして日常に過ごしていることに触れる、とてもステキなエピソードに出逢えました。
詳細を書くと長くなるので、聴きたい人はワタクシまでご連絡くださいまし(笑)。
◇◆イッタラ ガラス工場◆◇
北欧雑貨好きで、イッタラを知らぬ人はおるまい!
そのイッタラ、ヘルシンキからおよそ120キロ離れた地、ここイッタラ村からその歴史を歩み始めました。
現在も変わらず、こちらの工場で多くのアートグラスたちが生み出されているそうです。
ワタシの今回の旅行、ふたつめの希望はここイッタラ村へ来ることでした。
機械化による大量生産が可能となった今でも、こちらの工場ではマウスブローによって職人たちの手を経て、数々のアートが生み出されているそうです。
あのアアルト・ベースが産み出される瞬間を見学することも出来るとか!
…だったのですが、ご覧の通りガランとした人気のない工場内。
実はフィンランドはちょうど夏のバカンスシーズン中(*T∀T )。
工場もごく一部以外は、稼働していなかったというワケ…。
とはいえ、工場を見られたことに感動!!
楽しい遠足も帰り道。
イッタラ駅から、電車に乗ってヘルシンキへ戻ります。
この駅、世界的大企業の創業の地なのに、まったくそんなことはおくびにも出さない佇まい(笑)。
券売機や改札どころか、駅舎さえありません(^∀^;)。
日本だったら、≪世界のイッタラ創業の地≫なんていう大きな看板が出ちゃってそう(笑)。
湖の向こうに、ハメーンリンナのお城も見えました。
イッタラから約90分。
ヘルシンキ中央駅に着きました。
◆サーモンのクリームスープ◆
サーモンのスープ、Salveではあっさりタイプとクリーミータイプの2種類から選ぶことが出来ました。
もちろんクリーミーで!!
これがもう、今思い出してもウットリするほど美味しかった~( *´艸`)♡
恥ずかしいぐらいの勢いで、夫婦二人して飲み干してしまいました(笑)。
◆バルチックニシンのフライ◆
そして、こちらがお店いちばんの看板メニュー。
その名も「サルヴェのニシン(Salven silakat)」と、店名を冠するほどの人気メニューのようです!
確かにサクサクとして美味しかった~♡
食事の後はお散歩がてら、ホテルトルニへ。
初日に、夜のお散歩で見上げたあのホテルです。
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