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Akira Naitoさんのログブック(旅行記)「その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】」

その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】

2002-03-14 - 2002-03-158 Episodes
Akira Naito
Travel Collector
Akira Naito
  • 30s / male
  • China
Places visited
China

顔に刺青を施す風習が残るという独龍族に会えたらなと思い向かったものの会えずじまいだった貢山からの帰り道。六庫という町で大理行きのバスに乗り換えようとした僕に客引きの声が耳に留まる。それは、貢山へ向かう直前大理のバス停で出会った強者パッカーが「あそこはいいとこだったよ」と言っていた町の名前だった。『片马?』その言葉に、僕は身体を屈めながらその町行きのワンボックスに乗り込んだ。

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Day 12002/03/14

片马 China

片马(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん) - 02

きっかけは(大理のバス停で出会っただけの)そこで出会った時点ですでに雲南省を4ヶ月50ヶ所にも及ぶほどまわったという強者の旅人が放った『そっち(六庫に行くのなら、その近くにあるミャンマー国境の【片馬】ってとこがいいとこだったよ』という、お互いバス待ちという中でとりとめもない会話をしていた時に出たなんとも実体のない、しかし多分に魅力的なフレーズによってだった。

独龍族や怒族に会えたらなーという淡い希望だけで貢山まで行ったものの、トレッキングを敢行して進まなければ会えなかった現実に阻まれ(情報不足だったんですね)、半ば失意のもとに引き返してきた僕に、そのとき客引きから浴びせられた「片马?』の一言は、そこを一種国境沿いのワンダーランド、まだ見ぬミャンマーへの密入国、2国の人間が行き交うバザール。そんな妄想へと掻き立てるのには充分だったのです。

やっとこさ同方面への客を満杯に乗せ進みだしたワンボックスにゆられ、慰みにかもぎりの兄ちゃんにサトウキビをままもらい、見よう見まねでかじったりしてコミュニケーションとること小一時間。

いろは坂なんてちゃんちゃらおかしいよねって思うほどのうねうねした道を登り、ついに到着。

六庫→片馬:メモが残ってないためバス代不明。

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片马の道端 China

片马の道端(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん)

ワンボックスを降りて早速宿を探すも、こんな辺鄙なとこなのに「50元」「25元」などと都市部顔負けの値段を吹っかけてくる。
困り果てて、バスのもぎりしてたお兄ちゃんに助けを求めてバス乗り場の敷地脇にある安宿を紹介してもらった。

風呂なしだったけど「10元」だったのでそこに決める。

部屋に荷物を置き、町を散策。

国境の町というイメージから連想していたものとはあざ笑われるかの如くかけ離れたこの町は、山地にあり国境と言うこともあり?木材が現金収入の中心のようだった。

町までの道中にもたくさんの丸太を乾燥させている場所を見かけ、おそらく物価の関係で隣の国からも木材を買い付けているに違いない。

狭い町には不釣り合いな大きなトラックは、おそらく大きく長い丸太を都市に運ぶ為なんだろうな。

しかし、こういう得体の知れない仕事にフォーカスをあてられた乗り物はすごく雰囲気があって魅力的だよなぁ。

宿代:10元(当時のレートでおよそ156円)

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  • Budget:156USD

片马 China

片马(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん)

町は山の斜面にホントへばりつくとはこのことと言わんばかりのように建っていた。

高い足場。
細い道。

その中をけたたましく輪タクが往来している。

日本に限らず、田舎は時分の足では移動しないようで。

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片马 China

片马(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん) - 03

基本的には林業に携わる労働者の町だ。

今のところ、僕には彼がなぜこの町が面白いと言ったのかがまだわからない。

すれてないところ?

そう思ったのも束の間、
彼らは僕のことを別の星から来た生物のように好奇の目で追い続けるのです。

それだけ隣国ミャンマー人以外の外国人は珍しいのかもしれないけど、いささか精神的に疲弊してる身には堪えます。

写真には残せなかったけど、こうしたまちの日常の中にもロンジー(ミャンマーの伝統衣装の巻きスカート)を纏った少年らが歩いていて、あ、ここ本当に国境沿いなんだなと感じられた。

後で聞いた所によると、30分くらい行けば国境だったらしい。

今こうしてマッピングで地図見ると相当国境近いなと思うから、無理してでも歩いていってみたら良かったな。

旅と言うのはえてしてこんな後悔の連続、選択の連続でもあります。

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片马の道端2 China

片马の道端2(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん)

夕暮れが近づき、おそらくあの山の向こうはお隣ミャンマー。

てか、おじさんたちしゃがんで寄り添って何してるんでしょ?

ここ中国に限らずアジア圏では似たような光景をこの前もこの後も見たような気がします。

ただただ謎。

でも、こんなゆるさもまた愛すべき人間の一部なのかな。

日本(都市部)ではこんなことまずおいそれと見かけることもないだろう光景だけど、これはこれでなんだか大切な気もする。

自分の国ではおよそ許されないことなのかもしれないけど、こういうものも大事なのかな。

あぁ、こうしたものを知るたびに僕はゆるくなっていく。

マッピングの場所は今のgooglemapの画像と記憶が一致しないので(建物とかが増えてるので)かなり曖昧です。

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片马の食堂あたり China

片马の食堂あたり(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん)

お腹がすきました。

それはどこに行ってもやってくるもの。

ということで夕ご飯を求めふらふら。

煙突から煙が上がり、外国人にも遠慮せず人懐っこい親父さんの店に吸い寄せられる。

筆談を交え、
・豚足の入ったスープ
・青椒肉丝
を出してもらう。

日光猿軍団のおさるさんが座るのかという小さな小さな木の椅子に座り皆器用にご飯を食べる。(この町に限らず)

そのうち、隣で食べてる人らと楽しく筆談したり、白酒ごちそうになったりとだらだらと過ごしていたら
いつのまにかここの食堂の一家がご飯を食べはじめた。

そして、他の客が帰ってしまい気付けば僕と家族だけ。
なぜか家族が食べてるご飯までごちそうになってしまいました。

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片马バスターミナル脇のボロ宿 China

片马バスターミナル脇のボロ宿(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん)

部屋に帰ると、停電していた。

宿の女の子とおぼしき子が蝋燭を持ってきてくれて
しのぐことしばし。
そしたら、蝋燭を持ってきてくれた子だけじゃなく
他に2人も連れて人の部屋へ入ってくるという...

筆談やら会話の雰囲気などなど含め、
どうやらそういう子たちなのかなーと思ったり思わなかったり。

ちなみに、写真はとっても明るく写ってるのでフラッシュたいたのかもしれません。失念。

この後、周りの部屋の客と思われる男性たちも入ってきてなぜかプチ宴会みたいになりました(笑)

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Day 22002/03/15

片马の食堂あたり China

片马の食堂あたり(中華人民共和国)|その向こうはミャンマー。【中国云南省怒江傈僳族自治州片马】(Akira Naitoさん) - 02

朝ご飯を食べに昨日のお店へ。

卵炒飯を食べほくほくで部屋に帰りドアに手をかけると
かけてあった鍵がポロリ。

「!?」

怖いこともあるもんだとドアを開けると

ない。
さっきまでそこにあったバッグがない!

しばし状況を飲み込むのに時間がかかったものの
周りの部屋の人やそれこそ昨日部屋でわいわいやった女の子たちに可能な限りのコミュニケーションで現状を伝えてみる。

『きっとあの部屋にいたおっさんよ』

そんな感じの返答はしかし、対象の部屋がすでにもぬけの殻になっているのでなんの確証もナシ。

あの中には金目のものなんて入ってないのにぃーっ!

悔しくて仕方がない。

だって、あの中にはこの道中撮りためたフィルム10本と着替えしか入ってなかったのだから。

特に期待もせず、行くだけ行ってみた公安では思いのほか丁寧な対応をしていただいてビックリ。

どうせ戻って来ないのは覚悟していたから余計むなしいのもあったけど、聞いてくれるだけ浮かばれたのも事実でした。

そんな公安の人が僕に放った言葉。
『木、ダメ。水泥(セメント)じゃなきゃ。』

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