【デリーの治安】インド全土で発生している犯罪/事件に関する情報も網羅!治安が良い/悪いエリアの気になる情報はインド在住経験者に聞け!

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こんにちは。Compathy Magazineライターの Roshikun です。インド旅行を躊躇してしまう理由の一つに、「治安」があります。

インドに関するほとんどのガイドブックには、旅行中にはスリやぼったくり、詐欺にくれぐれも注意するように書かれています。

インド全土で、女性の性暴力被害の報告が増え、最近では日本人を含む外国人女性を狙った事件が増加しています。レイプ事件の21.4%はデリーで起きています。

実際に何が起こるのかわからないのでは不安は尽きません。そんな方のために、インド在住経験者が具体的に過去の事例をあげ、インドの性犯罪事情の背景にあるものについてお伝えします。

読みぐるしいこともあるかもしれませんが、目を背けずに読んでくださいね。

 

■目次
1.外務省の危険度レベル
2.犯罪/事件などの発生状況と注意点概要
3.インド・デリーの治安が良い・悪い場所/地域エリアの治安と注意点
4.治安注意地図(各場所をGoogleマップで紹介)
5.治安/犯罪統計データ
6.旅行や留学の滞在や生活における、治安状況と注意点
7.インド・デリーの夜の過ごし方
8.海外旅行の緊急時に備えた準備と心構え
9.あわせて読みたい!インドの旅行・観光ページ

 

外務省の危険度レベル

海外旅行をする際に、渡航先の安全を確認できるのが「外務省海外安全ホームページ」です。
サイトには、テロや疫病などの生命にかかわる危険性の有無について、またスリやひったくりなど旅行者ならば誰でも遭遇しうる犯罪について、データとともに詳細な注意が記されています。
2019年9月現在ではインドはほとんどの地域で「十分注意してください」のレベル1です。

特にデリーはインド本国の人でも特別に用事がない限りなるべく行きたがらない場所の一つです。
デリー警察と内務省は夜間一人で動いている女性が警察の通信指令室に救助信号を送信するスマートフォンへアクセスできるモバイルアプリ「Himmat(勇気)」を立ち上げました。
ニューデリーでの集団レイプ事件後、迅速な裁判を進める裁判所が、このような事件をスピーディーに処理するために設立されました。

インド国家犯罪記録局(NCRB)による利用可能な性犯罪のデータの最新は2013年です。それ以後はデータがありません。ネットを検索しても2013年以後は極端に情報が減りました。性犯罪数が減ったのなら喜ばしいことですが、実際はそうではないようです。NCRBの2013年のデータでは女性に対する犯罪率が最も高かったのはデリーだと報告しています。

女性に対する犯罪の70%は53大都市から報告されたもので、デリーがそのうちの21.4%を占め、最多だったことをNCRBの2013年のデータは示しています。
金融センターであるムンバイ(5.5%)とインドのシリコンバレーと考えられているバンガロール(4.9%)が、それに続いています。
住民登録が不十分な移民人口が多いニューデリーのような都市は、女性に対する犯罪がさらに発生しやすくなる傾向があります。

■参考:外務省 海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報) 

 

犯罪/事件などの発生状況と注意点概要

インドでは性犯罪の報告件数が年間4万件に上りますが、大きく報じられるのはほんのわずか(10%)で、日本にはほとんどニュースが入って来ません。ほんの一部ですが、デリーで起こった事例をご紹介します。

2012年12月、デリーの南西にあるMunirkaで理学療法を学ぶ女子学生(23)が婚約中のボーイフレンドとデート中、私営バスの中で集団レイプされ、外に放り出され死亡した事件です。二人が乗車すると、6人の男たちがバスのドアをロックし、数時間にわたり鉄の棒を使って、女性に強姦や内臓がすべてえぐられるほどの残虐な行為を続けたのです。男たちは裸のままの女性をバスの外に放り投げ、その後、彼女は亡くなりました。

MunirkaはIITやネルー大学など有名大学のキャンパスもいくつかあり、村が急速に都会化した郊外といった所で、メトロの駅も近く、デリーの通勤・通学にも便利な郊外です。そのため、近年Munirkaは人口密度が急に高くなり、他の場所から多くの人が移り住んでいます。

この事件はインド社会を震撼させました。事件の背景には低カーストの若者が持つ女性蔑視、高カースト者への恨みや怒り、自由恋愛をしている彼女と彼へのあこがれ、嫉妬などが爆発したものと私は捉えています。大議論が巻き起こり、2013年9月、インド政府は異例の速さでレイプ犯を死刑にする法律を定めました。しかし、止まるどころか、レイプ事件は未だに頻繁に起こっています。

インドでは、レイプは犯罪であると同時に社会的問題でもあります。インドは今なお、伝統的な家父長制度によって支配され、女性蔑視から抜け出せていません。村で性的暴行を受けた女性は世間体を恐れて、警察に通報しません。農村部にレイプが少ないというデータはそのような背景があるからです。

インド人の恋愛や結婚に関してはカースト制度も絡んでいて、自由な恋愛は都会に住む裕福で高学歴の人だけに許された特権とも言えます。これで、なぜデリーに住む医学女子大生があれほど残忍な性的屈辱を味わわされたかが分かったでしょう?日本人女性もその特権階級に入っているのですよ。それも、割と簡単に騙すことができる大人しくて金持ちの対象として。

■参考:外務省 海外安全ホームページ(安全の手引)

    

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Compathy Magazine編集部

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