【世界治安ランキング:2019年度版】主要観光エリアの犯罪・事件情報からみる治安の良い国、悪い国とは?日本からの渡航者数が多い国別の治安状況までを完全網羅

今や、特別な人たちだけが海外に行くという時代ではなくなり、世界中に、日常的に出かけていくグローバルな時代になりました。しかし、世界の状況を見ると、決して平和で安定した国ばかりではありません。世界に行くとき、その国の状況を事前に知っておくことは大切です。世界の国の治安ランキングをまとめましたので、参考になさってください。

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治安の悪い国ランキング ワースト20

164位:アフガニスタン:アフガニスタン政府とタリバンの内戦状態が続く!

アフガニスタンは、南アジア又は中央アジアに位置し、パキスタン、イラン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、中華人民共和国と国境を接しています。国土の大半が、高原、山岳の内陸国です。
正式名称、アフガニスタン・イスラム共和国が示すように、憲法ではイスラム教を国家の基礎においています。

アフガニスタンはその地政学的位置により、各国の紛争の舞台になり、戦争、内乱がずっと続いています。
1998年の武装勢力タリバンが国土を掌握、支配の後、英米軍が攻撃、劣勢になり、暫定政権、挙国一致政権を成立させましたが、タリバンの攻勢は続き、今なお混乱が続いています。  

外務省渡航危険情報

現在、アフガニスタンに関しては、危険情報がレベル4の「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出されています。

日本から新たに行くことはもちろん、アフガニスタンに現在、滞在している方も滞在地から、安全な国、地域へ退避するよう勧告されています。
アフガニスタンに行くには、ビザがいりますが、このような状況下では、ビザを取得することは難しいと考えましょう。

アフガニスタンの治安状況

現在、アフガニスタンでは、実質的にアフガニスタン政府とタリバンとの内戦状態にあります。2019年7月にも、首都カブールで爆弾テロがあり、40人が死亡したという事件が発生しています。

タリバンの支配が終わったとはいえ、首都カブールから遠い地域ではまだまだタリバンによって占拠されている町も少なくありません。
首都カブールでもタリバンによるテロ事件が頻発しています。

アフガニスタンのテロ・犯罪状況

アフガニスタン全土が危険極まりない内戦状態といえるでしょう。ただ、首都カブールと中部の仏教遺跡のあるバーミヤン周辺は、アフガニスタン政府の統治が比較的及んでいるといわれていますが、それでもタリバンによる爆破テロ、ロケット弾攻撃が頻発しています。

完全に内戦状態にある地域には近寄らないことは言うまでもありませんが、その他の地域でもいつテロに巻き込まれるかわからないという状況です。

アフガニスタンの経済概況

アフガニスタンは、未だに安定した政府や治安、経済は成立していないといえます。名目GDPは、ここ10年にわたり、平均年9%近い成長を遂げています。しかし、この急な成長は国際社会からの支援によるものです。ちなみに国家収入の6割が外国からの資金援助です。

主な産業は、農業ですが、麻薬の原料のケシの栽培が世界の90%を占めています。

■【基本情報】
国名:アフガニスタン・イスラム共和国
首都:カブール

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:6.35件(69位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■失業率: 57位 / 〜8.80%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト: 2位
 - GDP比:63%
 - 経済コスト:42,662.6(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

163位:イラク:日本人がテロの標的になりえる国!

イラク共和国、イラクは、中東に位置し、サウジアラビア、クウェート、シリア、トルコ、イラン、ヨルダンと隣接する共和制国家です。

現イラクの国土は、世界四大文明の一つ、メソポタミア文明が栄えた土地とほぼ同じです。メソポタミア平野は、ティグリス川とユーフラテス川により形成されました。確認原油埋蔵量は、世界第四位です。

原油をめぐり、または、宗教上の問題をめぐり、争いが絶えません。さらに、フセイン政権崩壊後の混乱に乗じ、ISILが台頭しました。2017年、ISILからイラク全土を開放したと発表しましたが、まだまだ混乱状況が続いています。
世界遺産のうち文化遺産が4箇所、複合遺産が1か所あります。

外務省渡航危険情報

現在、イラクに関する危険情報は、レベル4「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出されています。
「もし、イラクに滞在している人がいるなら、ただちに安全な国へ退避してください。どのような目的であれイラクへの新たな渡航はやめてください。」「というレベルです。

日本人を含む外国人ジャーナリストが誘拐され、殺害されています。現在、旅行目的でイラクに入国することはできません。

イラクの治安状況

現在、イラクの治安状況は非常に悪いですが、これはいつに始まったことでしょうか?日本人がイラクに自由に入国できた期間というのがほとんどないほど、治安がずっと安定していない国でした。

現在、治安部隊にも毎月たくさんの犠牲者が出るほどの内乱状態です。さらに、現在のイラクでは、日本人であるということから、テロのターゲットになりうる国であるという理解をしておいた方がいいでしょう。

イラクのテロ・犯罪状況

イラクでは、ISILからの全土解放宣言がなされていますが、今なお、ISIL分子のテロが引き続き発生しています。イラク国内の危険情報レベル4~3の地域には、どのような理由であれ、渡航はやめましょう。

イラク国内において治安の差が若干あるとはいえ、外国人観光客だとしても、戦闘、テロなどに巻き込まれる恐れが常にあります。

イラクの経済概況

イラクは、確認石油埋蔵量世界第4位の豊富な石油資源を有し、国家歳入の8割を石油収入で賄っています。
イラク政府は、石油依存の体質を脱しようとしていますが、イラク戦争後の混乱、治安回復の遅れで、インフラ整備が遅れています。

経済活動を持続的に行うためには基本的なインフラ整備が急がれます。石油収入を適切に開発に回そうとしています。

■【基本情報】
国名:イラク共和国
首都:バグダッド
■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4〜2

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:9.85件(〜42位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■暴力に対する経済コスト: 3位
 - GDP比:51%
 - 経済コスト:277,839(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

162位:南スーダン:2011年に独立!世界で一番新しい国!

南スーダン共和国、南スーダンは、東アフリカに位置し、スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国、中央アフリカと国境を接する内陸国です。2011年7月9日、スーダン共和国の南部10州が分離独立し、アフリカ大陸54番目の国家となりました。世界で一番新しい国です。

大自然や野生動物の宝庫ですが、内戦が絶えず、国内は混乱を極めています。南スーダン国内からは、隣国へ難民として流出しています。日本の自衛隊が、2012年1月から2017年5月まで、国連PKOとして南スーダンに派遣されていたのも記憶に新しいです。  

外務省渡航危険情報

現在、南スーダンに関しては、感染症危険情報と危険情報が継続して出されています。

特に、危険情報については、南スーダン全土に、レベル4の「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が出ています。現在、南スーダンに滞在している方は、安全な国に退避し、どのような目的であれ、新たな渡航はできません。

感染症危険情報については、周辺地域のエボラ出血熱の感染拡大について十分注意する必要あります。

南スーダンの治安状況

南スーダンでは、古くから、人種やイスラム教とキリスト教という宗教の違い、石油資源の利権をめぐって、内戦状態が続いていました。
2011年の独立以降も、その状況は改善されるどころか、さらに悪化しているといわざるを得ません。

内戦の悪化で、暴力、食糧難、観戦病の拡大などで多くの難民が隣国に流出し続けています。

南スーダンのテロ・犯罪状況

2016年7月の大きな衝突以降も、首都ジュバ周辺を除き、各地で引き続き軍事的衝突、殺傷事件等が頻発しています。

首都ジュバ周辺については、反主流派が退避したため、レベル4からレベル3にに引き下げられましたが、政治情勢には不透明な部分が多く残り、急速なインフレによる経済悪化、外国人をターゲットにした事件の頻発等がありますので、どのような目的であれ、南スーダンへの渡航は中止すべきでしょう。

南スーダンの経済概況

スーダンでは、長引く内乱のせいで、国内の情勢は、食糧難等逼迫しています。南スーダンの人口の約2/3にあたる700万人以上が深刻な食糧不足、飢餓に陥る恐れがあると国連機関が発表しました。

特に高いリスクを抱えるのは、3万人の子供たちです。「状況は非常にもろく、新たな基金が目前に迫っています」と危機感を抱いています。急激なインフレが経済悪化をもたらし、混乱に拍車をかけるという悪循環です。

■【基本情報】
国名:南スーダン共和国
首都:ジュバ

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4〜3

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)
・参照サイト:安全の手引き

■殺人犯罪発生率:13・90件(26位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■失業率: 36位 / 11.50%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト: 5位
 - GDP比:49%
 - 経済コスト:11,255.2(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

161位:ソマリア:国境なき医師団も撤退する危険な状況

ソマリア連邦共和国、ソマリアは、アフリカ東部、アフリカの角と呼ばれる地域を領域とする国家です。エチオピア、ケニア、ジブチと国境を接し、インド洋、アデン湾に面しています。

1991年勃発の内戦により、国土は分断され、内線・混乱状態が続きました。
現在では、正式な政府が成立しましましたが、ソマリア連邦共和国政府が統括する中南部、ソマリランド共和国の北部、イスラム急進派アッシャバーブが支配する南部に3分割されています。

続く内戦と危機的大干ばつを逃れるため、多くの難民が近隣諸国に流出しています。

外務省渡航危険情報

現在、ソマリアに関して、危険情報のレベル4が継続して出ています。レベル4は、「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」というレベルで、現在、ソマリアに滞在している方は、ただちに安全な国に退避し、新たな渡航はやめてくださいという状況です。

ソマリアは、1991年のバレ政権崩壊後、20年以上にわたり、無政府状態がつづき、とても危険な状態です。

ソマリアの治安状況

2012年に誕生した統一政府は、国際社会の支援を受けて、国家再建への取り組みを続けています。

一方、イスラム過激派組織アル・シャバーブは、支配地域が減少しているとはいえ、依然として大規模テロの計画、実施能力を保持し、近隣のケニアなどでテロ活動も行っています。
ソマリア全土で身代金目的の外国人やNGO活動家の誘拐事件が頻発して、決して予断を許す状況ではありません。

ソマリアのテロ・犯罪状況

今でこそ、治安が最悪の状態が続いていますが、イギリス・イタリアの植民地時代は比較的安定していました。しかし、1960年代の独立以降、クーデターや内戦が頻発しています。さらに、何度にもわたるひどい干ばつが、治安悪化に拍車をかけました。

ソマリアでは、旅行客も、男性女性を問わず攻撃される可能性があります。特に、身代金目的の誘拐事件が頻発しています。

ソマリアの経済概況

ソマリアでは、内戦が続き、過激派組織も加わって世界で最悪の紛争地といわれています。主要産業は畜産業(ラクダ、ひつじ、山羊等)、農業(ソルガム、メイズ、米、豆、ゴマ等)で、家畜とバナナが主な輸出品目でした。
ただ、度重なる内戦に加え、度重なる干ばつの影響で経済は荒廃、破綻しています。

■【基本情報】
国名:ソマリア連邦共和国
首都:モガディシュ

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:4.31件(94位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■失業率: 93位 / 〜6.00%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト: 10位
 - GDP比:30%
 - 経済コスト:1,881.2(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

160位:中央アフリカ共和国:世界で最も貧しい国!治安悪化が続く!

Humanitarian Staff walking around Ndélé

中央アフリカ共和国、中央アフリカは、アフリカ大陸中央部に位置し、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、カメルーン、チャドと国境を接している内陸国です。

赤道の近くに位置する中央アフリカは、サバンナや熱帯雨林が広がっています。しかし、1960年のフランスからの独立以来、クーデターが頻発し、治安は安定せず、国内は混乱を極めています。続く混乱で、経済は破綻し、世界の最貧国の一つです。

反政府勢力の諸都市の占拠で、国として崩壊の危機に直面しています。国内の混乱に乗じたレイプ、暴力、さらには食糧難から逃れるため、多くの人が難民となって近隣諸国に流出しています。
   
外務省渡航危険情報

現在、中央アフリカに関する危険情報は、全土にレベル4「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出ています。中央アフリカ全域で、恒常的な襲撃、衝突が起こり、多数の死者が出るなど、治安は最悪の様相を呈しています。

さらに、感染症危険情報についても、近隣のコンゴ民主共和国、ウガンダ共和国におけるエボラ出血熱の発生により、レベル1「十分注意してください。」となっています。

中央アフリカの治安状況

中央アフリカ全域において、武装勢力による民間人の誘拐や殺害が起こっています。
特に、首都バンギでは、反政府勢力とキリスト教武装勢力の衝突があり、死者が出るなど、悪質な事件が多く、予断を許さない状況が続いています。

いつ、どこで混乱や争乱が起きてもおかしくない状況が続いています。

中央アフリカのテロ・犯罪状況
長引く対立、紛争に対して、中央アフリカでは、2013年、政府と14の武装勢力が和平に合意し、国際協力のもと、国家再建への一歩を踏み出すように思われました。

しかし、双方は、過去にも3回、同様の和平合意を行いましたが、いずれも破綻しています。その後も混乱は続き、全人口の1/4にあたる460万人が、難民や国内避難民になる状況が続いています。

中央アフリカの経済概況
中央アフリカは、国土の大きさは、ほぼフランスと同じで、そこには広大な森林と、そこに暮らす野生動物にあふれていました。

地下には、ダイヤモンド、金、ウランなどの天然資源が豊富にあります。ところが、長年にわたる戦火、混乱で、経済は破綻し、国は機能を失っています。さらに、おもな輸出品は、綿花やコーヒーですが、国土が荒廃し、生産量は伸び悩んでいます。

■【基本情報】
国名:中央アフリカ共和国
首都:バンギ

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:19.76件(18位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■暴力に対する経済コスト: 6位
 - GDP比:38%
 - 経済コスト:1,215.9(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

159位:コンゴ民主共和国:アフリカ大陸で2番目に国土が広い国!旧ザイール

コンゴ民主共和国は、アフリカ大陸中部に位置し、コンゴ共和国、アンゴラ、ザンビア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、南スーダン、さらには中央アフリカ共和国と国境を接して、西は大西洋に面しています。コンゴ川流域に広がり、豊かな自然が広がっています。熱帯性気候で、国土のほぼ全域が熱帯雨林に覆われています。

1997年に、ザイールから、現在の国名に変えられました。
首都キンシャサ周辺では、オシャレなファッションに身を包んだ人が行きかっていますが、都市部以外では、伝統的暮らしを続ける人々がいて、さまざまな面が混然一体となっています。コンゴならではの野生動物が生息しています。   

外務省渡航危険情報

現在、コンゴ民主共和国に関する危険情報は、カサイ3州とバ=ズエレ州の中央アフリカ国境地帯などがレベル4、北ウバンギ州の中央アフリカ国境地帯などがレベル3、その他の地域はレベル2が継続して出されています。

さらに、国土全域に、感染症危険情報のレベル1が出されています。エボラ出血熱に十分注意する必要があります。

コンゴ民主共和国の治安状況

コンゴ民主共和国東部では、反政府勢力による地元住人の虐殺、誘拐などが頻発しています。中南部でも、民兵組織と政府との衝突が連続発生し、治安が著しく悪化しています。

首都キンシャサ周辺では、「シェゲ」と呼ばれるストリート・チルドレンによるスリ、ひったくり、「クルナ」と呼ばれる不良暴力集団による殺人、強盗、恐喝事件も多発しています。日本人が被害者になった事件も報告されています。

コンゴ民主共和国のテロ・犯罪状況

これまでのところ、コンゴ民主共和国において、テロによる日本人の被害については報告されていません。ただ、現在、世界中のどこでも、いつでも日本人を含む一般市民をターゲットにしたテロが起こる可能性はあるので十分注意しましょう。

コンゴ民主共和国においては、警官、軍人が加害者になるケースも起こっていますので、日中であっても一人の、徒歩による移動は避けましょう。

コンゴ民主共和国の経済概況

コンゴ民主共和国は、南部のサバンナ地方を除いて、大半が熱帯雨林に覆われていて、各地方を結ぶ道路の建設が難しいです。
しかし、国内の隅々まで流れているコンゴ川とその支流が人、モノの流通の大動脈として担っています。

国土に金・ニッケルなどの鉱物資源が豊富です。ただ、長引く内戦などで、インフラは破壊され、経済は壊滅状態にあるといえます。

■【基本情報】
国名:コンゴ民主共和国
首都:キンシャサ

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4〜2
 - 殺人: 10,322件

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)
・参照サイト:安全の手引き

■殺人犯罪発生率:13.55件(27位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■暴力に対する経済コスト: 20位
 - GDP比:19%
 - 経済コスト:5,512.9(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

158位:シリア:内戦ぼっ発から8年、死者37万人!

シリア・アラブ共和国、シリアは、中東・西アジアに位置し、トルコ、イラク、ヨルダン、レバノン、イスラエルと国境を接し、北西は東地中海に面しています。古代より文明が栄えた土地のため、また、各文明の十字路のため、高度な文化が発達してきました。シリア国内には、6つのユネスコ世界遺産があります。

ただ、2011年に起こったダルアーで起こった反政府抗議行動を機に内戦が始まりました。ロシアとイランからの支援を受けたアサド政権は、残虐な手段で弾圧しました。内戦勃発からの死者は37万人を超えるといわれています。
   
外務省渡航危険情報

現在、シリアに関する危険情報は、レベル4の「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出ています。

「日本人渡航者・滞在者に深刻な危険が及ぶ可能性が極めて高い状況が継続しています。どのような目的であれ、渡航はやめてください。滞在している方はただちに安全な国に退避してください。」という状況です。
日本人2名がISILに拘束され、無惨に殺害された事件はまだ記憶に新しいです。

シリアの治安状況

シリアの世界平和度は、世界161位で、アフガニスタン、ソマリアに続きワースト3位です。ちなみにアイスランドが1位、日本は6位です。

内戦が勃発するまでは、首都ダマスカスは非常に安全な街として知られ、夜間に女性が歩くこともできました。しかし、今や、政府軍と反体制派の間の衝突、自爆テロが散発的に起こり、非常に危険な状態が続いています。

シリアのテロ・犯罪状況

シリア国内においては、ISIL残党はじめイスラム過激派、反政府武装勢力、クルド勢力、シリア軍、シリア政府軍が三つどもえ、四つどもえになって衝突が続き、全土で多数の死傷者が出ています。

特に、シリア北西部から北東部にかけては様々な勢力が入り乱れて衝突しているため非常に危険です。
国際社会がシリア内戦を終結させるべく努力を続けていますが、見通しは立っていません。

シリアの経済概況

長引く内戦は、シリア経済を崩壊させました。首都ダマスカスをはじめ、アレッポ、ホムス、デルゾルという主要都市のライフラインはことごとく破壊され、シリア経済に計り知れない打撃を与えました。

内戦前には、農業、商工業、鉱業がバランスよく発展し、さらに石油資源にも恵まれていました。アメリカによる石油禁輸措置などで大打撃を受けた上に、内戦によってGDPは、内戦前の約40%縮小したといわれています。

■【基本情報】
国名:シリア・アラブ共和国
首都:ダマスカス

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:〜件(〜位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■失業率: 20位 / 14.90%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト: 1位
 - GDP比:68%
 - 経済コスト:29,065.2

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

157位:イエメン:アラビア半島のアル・カイーダによるテロ攻撃が頻発

イエメン共和国、イエメンは、中東のアラビア半島南端部に位置し、サウジアラビア、オマーンと国境を接し、紅海、アデン湾、アラビア海に面しています。

世界遺産に登録されているサナアの旧市街やシバームの旧城壁都市など魅力あふれる観光も数多くありました。しかし、現在は、テロ組織「アラビア半島のアル・カイーダ」による軍や治安施設へのテロ攻撃、殺害などが起こっています。

イエメン国軍もテロ掃討作戦を行っていますが、危険な状態は続いており、治安は不安定です。外国人を対象にした誘拐も頻発しています。  

外務省渡航危険情報

現在、イエメンに関する危険情報は、イエメン全土についてレベル4「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出されています。

イエメンにおける治安の悪化を受けて、在イエメン日本国大使館は、2015年2月より一時閉鎖し、在サウジアラビア日本国大使館内に臨時事務所を設けています。

イエメンの治安状況

イエメン全土で、イエメン政府と反政府勢力(ホーシー派)との戦闘、イスラム過激派組織によるテロ、誘拐事件が発生しています。イエメンでは外国人を誘拐し、交渉材料として莫大な身代金を政府に要求します。

誘拐は、部族によってなされた後、テロの組織に譲渡されます。外国人は目立つ存在であることから、特に危険です。各地で戦闘も起こっており、巻き込まれる恐れもあります。

イエメンのテロ・犯罪状況

イエメンは、内戦前は恵まれた自然、交通の要衝、盛んな貿易によって「幸福なアラビア」と呼ばれていました。そんなイエメンの治安が急激に悪化した原因は、イエメン内戦です。

2010年に始まった「アラブの春」によってイエメンでも独裁政権が倒されました。独裁政権崩壊後、政府勢力と反政府勢力の争いが激しくなりました。この内戦は、サウジアラビア×イランの代理戦争とも呼ばれ、問題が錯綜しています。

イエメンの経済概況

イエメンは、アラビアで唯一石油が出ない国です。アラビア半島の標高1000~3000mの急斜面を開墾し、コーヒーを作っていきました。

有名な「モカ・マタリ」の発祥の地として有名です。西部山地は降水量が多く、段々畑で農業が営まれ、ソルガム、綿花、マンゴーなども栽培しています。砂漠では、ベドウィンがラクダの遊牧を行っています。

■【基本情報】
国名:イエメン共和国
首都:サナア

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)
・参照サイト:安全の手引き

■殺人犯罪発生率:6.66件(67位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■失業率: 24位 / 〜14.00%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト: 13位
 - GDP比:26%
 - 経済コスト:17,892.7

参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

リビア国、リビアは、北アフリカに位置し、エジプト、スーダン、チャド、ニジェール、アルジェリア、チュニジアと国境を接し、北は地中海に面し、地中海をはさんで、旧宗主国イタリアと向き合っています。

リビア国内には、ユネスコの世界遺産が5つあり、その一つ、レプティス・マグナの古代遺跡は、北アフリカ最大の古代ローマ時代の遺跡です。

長い間、リビアは、カダフィ大佐が独裁体制をひいてきましたが、2011年、内戦により殺害されました。カダフィ政権崩壊後、リビアは、3つの政治勢力が並立し、カオスの様相を呈しています。治安回復のめどはたっていません。

外務省渡航危険情報

現在、リビアに関する危険情報は、リビア全土についてレベル4の「退避してください。渡航はやめてください。(退避勧告)」が継続して出ています。
リビア全土において、武力衝突、テロ、凶悪犯罪が多発しており、極めて危険です。

カダフィ政権崩壊後、3つの政治勢力が三つどもえで戦っているため、リビア全土の治安を維持できるようなシステムが構築されていません。

リビアの治安状況

2011年のカダフィ政権崩壊後、リビア各地でテロ事件が起こっており、治安が悪化の一途をたどっています。

民兵組織がリビア国内で戦っている間に、ISILが侵攻してきました。ISILの拠点は解放されましたが、残党が各地に散らばり新たなテロを起こす可能性が高まりました。
さらに、治安維持が十分でないリビアには国境からテロリストが侵入し、武器弾薬を持ち込むなど、国境付近の治安はとりわけ悪いといえるでしょう。

リビアのテロ・犯罪状況

リビアでは、リビア全土で誘拐、殺人などの凶悪犯罪が多発しています。在リビア日本国大使館は、2014年、職員の安全を考慮し、一次閉鎖されています。

日本のみならず、多くの国が首都トリポリの大使館を閉鎖しています。

首都トリポリに限らず、リビア全土の治安状態が不安定で、安定する見通しすら立っていないのが実情です。

リビアの経済概況

内戦前、リビアのGDPは779億ドルで、アフリカ第7位でした。1955年から油田開発が行われました。革命後、石油は国有化されましたが、カダフィ政権が起こしたパンナム機爆破事件で国連の経済制裁を受け、リビア経済は疲弊しました。

独立前から、繊維、金属細工などが盛んでしたが、独立後は石油収入で重工業化がすすめられましたが、長引く内戦によって、リビア経済は大きな打撃を受けています。

■【基本情報】
国名:リビア国
首都:トリポリ

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル4

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)

■殺人犯罪発生率:2.50件(118位)

・参照サイト:GLOBAL NOTE(2016年度版データ)

■暴力に対する経済コスト: 14位
 - GDP比:26%
 - 経済コスト:17,715.9(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

155位:スーダン:治安だけでなく、感染症にも要注意!

スーダンは、北東アフリカに位置し、エジプト、リビア、チャド、中央アフリカ、南スーダン、エチオピア、エリトリアと国境を接し、東は紅海に面しています。

2011年のスーダンからの南スーダンの独立の前は、アフリカ最大、独立後も3番目に広大な国です。国土の大半は、大きく広がる平原です。エジプトと国境を接している北部地方は、歴史は古く、最盛期にはエジプトのファラオを輩出するほどの勢力を誇りました。

スーダン政府は、テロ対策に力を注いでおり、国内でのテロ事件は発生していませんが、まだまだ治安回復の道筋は見えていません。

外務省渡航危険情報

現在、スーダンに関する危険情報は、スーダン全域に対してレベル3の「渡航はやめてください。(渡航中止勧告)」が出ています。

首都ハルツームを含むハルツーム州などはレベル2からレベル3に引き上げられました。他の地域は、レベル3が継続しています。
スーダン全域に対する渡航の中止、延期をした方がいいでしょう。

スーダンの治安状況

スーダンでは、2019年4月、現職の大統領(当時)を含む政府要人の身柄が拘束されました。そのため、スーダンを暫定的に統治する暫定軍事評議会が設置されました。暫定軍事評議会は、抗議者に攻撃を仕掛け、多数の死傷者が出ました。

さらに、混乱は続き、不測の事態が起こる可能性が高まっています。さらに、危険情報のレベルが引き上げられる可能性もありますので、最新の情報を常にチェックしていてください。

スーダンのテロ・犯罪状況

スーダン国内では、武装集団による誘拐や略奪などが発生しています。引き続き、治安は不安定な状態です。南スーダンの情勢が悪化しているため、南スーダンと国境を接する地域に近づくことはとても危険です。

首都周辺であっても、生活物資の物価が上昇しています。経済情勢を背景に、スリやひったくりが横行しています。外国人は特に狙われやすいです。

スーダンの経済概況

2013年のスーダンのGDPは、アフリカでは7位でしたが、一人当たりのGDPは、世界平均の20%を下回る水準です。原油、レアメタルなどの埋蔵量も注目を集めています。

ただ、油田の大部分とスーダンと南スーダンの合計原油確認埋蔵量の約80%が南スーダンにあるため、南スーダン独立後の火種になっています。

スーダン東部は、「アフリカのパンかご」と呼ばれる肥沃な地域で、小麦、トウモロコシの栽培が盛んです。

■【基本情報】
国名:スーダン共和国
首都:ハルツーム

■外務省 渡航危険情報/安全度: レベル3

・参照サイト:海外安全ホームページ(危険・スポット・広域情報)
・参照サイト:安全の手引き

■失業率: 5位 / 19.50%

・参照サイト:GLOBAL NOTE

■暴力に対する経済コスト:19位
 - GDP比:19%
 - 経済コスト:35,286.7(millions)

・参照サイト:Global-Peace-Index-2018-2(Economic cost of violence) ,p93

 

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Compathy Magazine編集部

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