【アメリカの宗教事情】宗教の種類・信仰割合・歴史と近年の特徴までアメリカ在住筆者が紹介

日本に住んでいるとあまり馴染みがなく、イメージをしにくいかもしれませんが、世界には宗教を信仰している国がたくさんあり、さまざまな宗教がありますよね。今回は、その中でもアメリカの宗教についてご紹介していきます。信仰宗教の種類や特徴、過去に起きた問題など詳しくご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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アメリカにおける宗教の特徴・問題

ホームスクーリング:子供の教育のために学校を選択できる?

アメリカでは学校に通うという選択のほかに「ホームスクーリング」を選択する方もいます。それには宗教が関係していることもあり、キリスト教系を強く信仰している方で、聖書に基づいた教育をしたいと考えていることが一因であるといわれています。

ホームスクールはアメリカ国内全州で合法とされており、ホームスクーリングを支援する団体も存在します。
 

アメリカの宗教非課税:消費税を除く法人税や所得税は非課税

アメリカでは、宗教や慈善、公共安全の審査など福祉を目的とした施設は、非課税となっております。例えば、学校や動物園、教会などがその対象です。
消費税は対象外となっていますが、法人税や所得税が免除となっているので、アメリカ国内ではそれに対し不公平であると感じている方もいるようで、課税をするようにとの動きもでていますが、現時点では教会などは非課税とされています。

 

アメリカの葬式事情:一般的な葬式はキリスト教式

アメリカではキリスト教式による葬式が一般的となっております。死亡広告を出し、日本の通夜にあたる「Viewing」を葬儀場でおこないます。
故人に別れを告げる場で、遺族との会話ができる場所にもなっております。日本よりも比較的カジュアルで実際に筆者が参加したときには、私服で訪れる方も多くいました。

そして、Viewingの翌日に葬儀がおこなわれます。神父、牧師の話を聞き、聖歌斉唱をおこなうのが一般的です。その後、墓地までリムジンカーを利用して棺を運びます。
パトカーが霊柩車を先導し、墓地までに向かう間、ほかの一般車は道を譲る必要があります。
墓地では、思い出話をする方や最後にお別れの言葉を述べる方たちもいました。埋葬が終わった後には、用意した会場で会食をおこなうのがアメリカの葬式の一般的な流れとなっています。
 

宗教とLGBT:LGBT先進国であるアメリカ

アメリカ国内では、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーを意味する『LGBT』への結婚を認めるなど、ほかの国と比べるとLGBTに対して先進国であるといわれています。

現在ではアメリカ全土で同性婚が認められていますが、以前は宗教的な背景から、同性婚を反対する方たちが多く、同性婚が合憲化となるまでには長い時間がかかりました。
世界中でも同性婚を合憲化する国が増加しており、今後さらに理解が深まると予想されています。
 

黒人音楽(ゴスペル):アフリカ系アメリカ人独自の賛美をささげるゴスペル

キリスト教プロテスタント系の宗教音楽である「ゴスペル」。教会音楽としても知られており、アフリカからアメリカへと連行された方たちが神に独自の賛美をささげるようになったことから始まりました。
そのためゴスペルというと、アフリカ系アメリカ人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
最近では、教会にゴスペルを鑑賞しに訪れる方たちも多く、観光スポットとしても親しまれています。
 

ブランチ・ダビディアン事件:立てこもりに銃の大量不正取得、さらには集団自殺とアメリカに大きな影響を及ぼした大事件

1983年、アメリカのテキサス州で起きた集団自殺事件。宗教団体のブランチ・ダビディアンが最終戦争への装備として立てこもり、銃などを大量に不正取得し、世界中で大きな話題を集めました。

最終的には、信者が建物を放火し81名が死亡、8名のみが助かったとニュースで伝えられました。教祖であるデビッド・コレシュの頭部が建物から見つけられましたが、現在でも教団は存続し活動しているといわれています。
 

テロ事件:テロと宗教に結びつきはあるのか?

世界では宗教によるテロ事件がいくつか起きていますが、アメリカでもキリスト教原理主義による「アトランタ五輪公園爆弾テロ事件」や右翼過激派による「オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件」などの事件が発生しています。

中でもイスラーム過激派による「アメリカ同時多発テロ事件」は世界中にも大きな影響を与えました。事件の背景などを考えながら、今後このような悲惨な事件が二度と起こらないようにと対策を考えているといわれています。
 

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Chizuru Kimura(アメリカ現地在住ライター)

Chizuru Kimura(アメリカ現地在住ライター)

アメリカ在住5年目。在宅ライターです。 アメリカ在住だからこそ伝えられるアメリカの魅力を、多くの方たちに発信していきたいです!



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