
カナダの物価は日本と比較して高い?安い? 食事・観光・お土産などのカナダの最新物価をカナダ在住の筆者が紹介!

「カナダに行くなら、カナダブランドの服やアウトドア用品を買いたい!」など、カナダならではのショッピングを楽しみにしている人も多いと思います。買い物以外にも必要な出費がいろいろとあるカナダ旅行。気になる現地の物価は日本と比較して高いのか、安いのか?観光・食事・お土産などの最新物価状況をカナダ在住の筆者がお伝えします!
カナダの生活・その他の物価と掛かるお金
1. 家賃(アパート、一軒家)

Jason Zhang [CC BY-SA 3.0]
カナダの主要都市は、家賃が高いです。本記事の”物価の安い地域・高い地域”の記事でも述べましたが、内陸部のウィニペグやサスカチュワン州などはかなり安いです。
治安のいい地域にある建物の家具付きStudio(日本でいうワンルームマンション)45㎡の一月の平均家賃は、トロントやバンクーバーで$2000、オタワとカルガリーで$1500、モントリオールで$1200くらいです。
高層でオートロックドア、セキュリティがいてプールやジム完備の高級物件もカナダにたくさんあります。その場合は、トロントやオタワ郊外の都市でもStudioで$1800〜と高くなります。逆に、高級住宅地ではない場所にある低層で古いアパートメントなら、モントリオール$750〜、カルガリー$1000〜、オタワ$1050〜、トロントやバンクーバーでは$1500以下でも見つかります。
一軒家の場合、モントリオールは他の4都市と比べると安めですが、他の都市は最低でもタウンハウスで$2500、普通の家なら$4500以上は用意しておいた方がいいでしょう。
2. 旅行のお土産品(定番のメープルシロップなど)
空港やお土産ショップなどでは、どの都市もほぼ同じ値段で土産品を売っており、やはり値段が高いです。カナダ国旗の書かれているグッズやカナダらしい小物などは$1ストアで安く売っていることが多いので、一度チェックしてみてもいいかもしれません。
メープルシロップやメープルクッキーなどの食品は、地元のスーパーストアでも売っていて安く買うことができます。メープルシロップをお土産ショップなどで買うと250mlでも$13以上しますが、スーパーでは500mlの瓶で$10〜20くらいです。
また、各地で週末などに開かれるファーマーズマーケットに行くと、安く手に入ることが多いです。例えば、オタワのダウンタウンにあるバイワードマーケットなどでは、メープルシロップの1Lの大瓶が$15くらいで売られていて、まとめて買うともっと値引きしてくれたりしますよ。
メープルクッキーは、スーパーでは1パッケージ(15〜20個)約$2から手に入ります。
3. 洋服・靴など/ブランド品
洋服や靴などは、カナダのどこの都市でもそんなに安い印象はありません。日本では、質もデザインも良い洋服や靴を安く買えるお店も多いですが、カナダにはあまりありません。
日本と比べて安いのは、洋服ならGAP系列、ブランドバッグならCOACHなどのアメリカンブランドです。特にアウトレットモールでは、とても安く販売しています。頻繁に30%引きクーポンを配っていたりするので、興味のある人は各地のアウトレットモールに行くのをおすすめします。
カナダのブランドの商品は、日本と比べてそんなにお得感はありません。例えば、現在日本で99,360円で売られている、CANADA GOOSEの女性用ダウンジャケットKENSINGTON PARKA FUSION FITは、カナダでは$950です。ただし、日本の価格が消費税込みであること、日本円とカナダドルの為替レートを考慮すれば、少し安くなるかもしれません。
4. コスメ・化粧品
カナダには、日本より安く購入できる、カナダ発のコスメブランドやオーガニックコスメがたくさんあります。
特に日本でも人気のM・A・CやOPI(ネイル製品)は安いです。半額近くになる物もあります。しかも日本よりも種類が多いので、M・A・Cを普段から愛用している人はまとめ買いをしてもいいでしょう。
また、日本では高めのディオールやランコム、イブ・サンローランなどのブランド系コスメも安いです。為替レートを考えても、商品によりますが$5〜$15くらいは安くなる印象です。
他にも、日本ではまだ発売されていない安くて人気のコスメも多くあるので、試してみてはいかがですか?ショッピングモールには各ブランドのショップが多く入っていますし、SEPHORAやShoppers Drug Mart、Hudson’s Bayでは、いくつものブランドをまとめてチェックすることができますよ。