
トルコのお菓子って?有名なものから変わったお菓子まで、トルコ通の筆者がおすすめを紹介!

ヨーロッパやアフリカ、中東など、様々な国に囲まれたトルコには、伝統的なものから近隣国の影響を受けたお菓子がたくさんあります。現地で食べることはもちろん、お土産としても持ち帰ることができるトルコスイーツをご紹介します。
こんにちは。Compathy Magazine ライターのZonです。
旅行中、観光はもちろんですが、その国、その土地ならではの美味しい食べ物も楽しみの一つですよね!トルコ料理は世界三大料理の一つとしても有名ですが、食のバリエーションは料理だけでなくスイーツやお菓子にもみられます。
一度食べたらやみつきになってしまうようなものから、これは一体どんな味がするの?!と思うようなものまで、一回の旅行では食べきれないくらいの種類があるトルコのお菓子。
本記事では有名なものからちょっと変わったものまで、トルコのお菓子を余すところなくご紹介します。
ロクム:別名「ターキッシュ・ディライト」トルコ産ナッツ入りが美味しい
オスマン帝国時代にはスルタン、つまり皇帝から、そして現在では庶民のみならず、他国の旅行者にも広く愛されているトルコの定番のお菓子といえば、「ロクム」です。
トルコではロクムといわれますが、英語では「ターキッシュ・ディライト」つまり、「トルコの悦び」といわれることからもわかるように、トルコを代表するお菓子です。
ロクムは砂糖とデンプンが主な材料で、求肥やゆべしの食感に近い一口サイズの食べ物です。バラやザクロのシロップでシンプルに仕上げたものもあれば、トルコ産のピスタチオやクルミなどのナッツが入っているものまで、種類は様々です。
また彩りも豊かで、ローズのピンクやピスタチオの緑など、いろんな種類を箱詰めしてもらうととても可愛く仕上がります。
トルコでは街中ではもちろん、市場や空港などでも手に入る定番中の定番のお菓子です。
バクラヴァ:激甘スイーツの代表!

Photo credit: Catherine Sharman via flickr cc
トルコには激甘なスイーツが多いのですが、群を抜いて甘いスイーツが「バクラヴァ」です。
パイ生地よりもさらに薄い、紙くらいの薄さの生地に砕いたナッツを乗せ、生地とナッツを何層にも重ねたあとにオーブンで焼き上げ、仕上げにあま〜いシロップをたっぷりとかけます。
レストランやお菓子屋さんで注文すると、一口サイズに切り分けられたバクラヴァが4〜6個くらいがお皿に並べられて出てきます。
見た目はそんなにも甘くなさそうなのですが、チャイ(トルコの紅茶)なしでは食べきれないくらい甘いです。中東一帯でも食べられているお菓子ですが、トルコでは16世紀頃から食べられていたという伝統的なお菓子のひとつです。