安全な旅行を!テロは大丈夫?専門家監修・世界主要宗教行事カレンダー2018下半期

旅行時に少し心配なのがテロや暴動。世界では色々な宗教が各地で信仰され、様々な宗教イベントが行われますが、無防備に多くの人が集まる傾向にあり、標的にされることも。それらを知っていれば、そこを避けてより安心して旅ができます。

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イスラム教関連イベント

Quwwat-ul-Islam Msjid

唯一神アラーを崇拝する一神教の一つです。預言者ムハンマドによって神の教えが人間に伝えられたとしています。
イスラム教では、ユダヤ教やキリスト教は神の教えが預言者までは正しく伝わりましたが、その後間違って広まってしまったので、正しい教えを伝えるためにムハンマドを最後の預言者として神が遣わしたとされています。

信者数は約16億人(全人口の約2割)とキリスト教徒に次いで信者が多く、信者の多くは中東から北アフリカ、一部アジア(インドネシア、マレーシア、バングラデシュ、パキスタン、インドなど)。また、近年では移民や難民として欧州諸国にイスラム教徒が増えています。

禁酒、禁煙、豚肉を食べない、女性は結婚相手以外の男性に髪や肌など(地域によって範囲は異なる)を見せてはいけない、金曜日に礼拝を行う、イスラム暦第9月に先祖の苦難を追体験するため断食を行う、などの信仰があります。

大きく分けてシーア派とスンニ派の2つの宗派があり、その信仰内容も少しずつ異なり、イスラム教の宗教行事はシーア派の行事とスンニ派の行事があります。(イスラム暦をもとにしているため、西暦では毎年行事の時期が変わり、以下では”なん日ごろ”のような表記にしています。)

信仰対象:アラー
信者数:約16億人
経典:クルアーン(コーラン)
信者が多い地域:中東、北アフリカ、一部アジア(インドネシア、マレーシア、バングラデシュ、パキスタン、インドなど)

 

ハッジ(大巡礼):世界中から300万人が聖地に

時期:8月19日~24日ごろ

過去に巡礼先では大勢の信者が将棋倒しになったり、地元治安当局と他国の信者らが衝突したり、といった事件が起こっていますが、日本人の方で巡礼地にいらっしゃる方はほとんどいないと思いますので、治安上大きな影響はありません。

ただし、中東各国やイスラム教徒の多い国からサウジアラビアを目指す巡礼者の出入国が増加するため、空港が大混雑することがあります。イスラム教信者が多い国を旅行する場合は、巡礼時期前後も含め、空港には余裕を持って到着するようにしましょう。

 

犠牲祭(イード・アル=アドハーEid-ul-Azha):いけにえを捧げる伝統的なお祭り、血がだめな人も注意

時期:8月21日ごろ

別名「第二イード」。治安面での影響はそれほど大きくありません。ただし、イスラム教信者が多い国では国全体で大型連休になる点に注意しましょう。

また、裕福な家が牛や山羊を購入し、犠牲祭当日にイスラム教の戒律に従ってそれぞれで屠殺するため、住宅街の路上に動物の血が大量に流れる地域も。衛生面が心配な方や精神的に受け入れられない方はこの時期にイスラム教信者の多い国に行かないよう工夫してはいかがでしょうか?
 

イスラム暦新年(第一月=ムハッラム):イスラム教行事目白押しの一か月

時期:9月11日ごろ

ラマダン(イスラム教暦の9番目の月)に次いで神聖とされる月です。各種の宗教行事が断続的に行われるため、モスク等で行われる宗教行事を標的としてテロや襲撃が多く発生しています。イスラム教信者ではない方であれば、日本人としてムハッラムの期間は宗教施設には絶対に近づかないことをおススメします。
 

アシュラ(Ashura):シーア派の重要な宗教行事、宗派間対立に注意

時期:9月21日ごろ

ムハッラム月の10日目に行われる宗教行事です。フサイン(第三代イマームで預言者ムハンマドの孫)の死を悼むイスラム教シーア派の宗教行事となっています。シーア派にとっては一年で最も重要な行事の一つであり、多くの信者がシーア派モスクに集まります。

このため、反シーア派グループは行事に集まる無防備なシーア派信者を標的として攻撃を実行する事例が各地で繰り返し発生しています。この日はイスラム教宗教施設に近づかないことをおススメします。
 

アルバイン(Arba’een)/チェへラム(Chehlum):信者の行進ルートに注意

時期:10月31日ごろ

フサインの死亡後40日目(アルバイーンはアラビア語で40の意味)を意味します。日本の仏教では故人の命日から49日目に供養を捧げますが、それに似て、イスラム教では死後40日目に再度追悼を捧げることが一般的です。アルバイーン(チェヘラム)はシーア派にとって重要なフサインの40日忌ですので、これまた重要な宗教行事。イランやパキスタン等シーア派が多い国では、信者が多数集まり、行列をなして歩きながら鎖で自らの体を打つ(フサインの痛みを共有する)といった行進も行われます。

こちらはモスクではなく、路上で行われる行事ですので警備も比較的難しく、反シーア派グループの攻撃が何度も発生しています。こうした行進には近づかないことを強くおすすめします。

外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録しておけば、カラチ総領事館の例のように、事前に行進ルートや行進の時間などの情報が送られてくるため、「たびレジ」登録をおすすめします。
パキスタン・カラチ総領事館の例
 

ムハンマド誕生日(Eid-Milad-un-Nabi):預言者の誕生日は祝日

時期:11月20日ごろ
イスラム教の預言者ムハンマドの誕生日を祝う一日です。治安上のリスクはそれほど大きくありませんが、各地で宗教行事が行われます。宗教施設に近づかなければそれほど影響ありません。
 

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