
フランスの最も美しい村の魅力とおすすめ旅行ツアーを紹介!

フランスで認定されている150以上の「フランスの最も美しい村」は、人々が歩んできた歴史と風景が調和する素敵な場所です。フランスの大都会の観光だけではなく、少し足を延ばして絵本の世界のような景色を目の当たりにしてみませんか?この記事では、フランス各地の認定された村の魅力と、魅力あふれる観光地へのツアー情報をご紹介します。
こんにちはCompathy Magazine編集部です。絵本の世界に迷い込んだような村に訪れたことはありますか?美食の国フランスでは、「フランスの最も美しい村」に認定された150以上の村が各地に点在しています。長い年月を経て継承されてきた伝統や、守り続けられてきた歴史的建造物は価値のあるものばかり。
本記事では、協会に認定されている「フランスの最も美しい村」を紹介すると共に、個人旅行の自由な旅を提案するパーパスジャパン催行のツアー企画をご紹介します。
■目次 1ページ目: 「フランスの最も美しい村」とは? / プロヴァンスの「フランスの最も美しい村」と観光案内 2ページ目: コート・ダジュールの「フランスの最も美しい村」と観光案内 3ページ目: アルザスの「フランスの最も美しい村」と観光案内 4ページ目: 南西部、ブルターニュの「フランスの最も美しい村」と観光案内 5ページ目: ノルマンディー、ブルゴーニュの「フランスの最も美しい村」と観光案内 6ページ目: 大西洋岸、ローヌ・アルプの「フランスの最も美しい村」と観光案内 7ページ目: ロワール、イル・ド・フランス、ノール・ピカルディの「フランスの最も美しい村」と観光案内 / 旅行記ブログ
フランス各地にある「フランスの最も美しい村」とは?
エギスハイム(Eguisheim) By © Ralph Hammann – Wikimedia Commons (Own work) [CC BY-SA 4.0]
1982年にフランスで発足した「フランスの最も美しい村」(Les plus beaux villages de France)は、歴史的価値のある遺産を保存して後世に残すと共に観光事業での発展を目的とした協会です。「フランスの最も美しい村」として認定されるまでには、厳しい審査を4つの段階を踏んで受かる必要があります。
認定必須条件としては、村内に歴史遺産・遺跡が現存しており保存活動がなされていることや、人口が2,000人を超えていないなどを挙げることができます。認定後にも規定条件を満たすことが出来ない場合には、登録削除になってしまうため、保存活動やイベントを開催することで維持を続けています。
2018年3月現在の登録数は、156村。それぞれの村に個性があり、歴史ある街並みを求めて多くの観光客が訪れています。
■ 「フランスの最も美しい村」(Les plus beaux villages de France)公式サイト(英語)
「フランスの最も美しい村」と観光地マップ
こちらのGoogleマップでは、本記事でご紹介する「フランスの最も美しい村」に認定された村の位置をご紹介しています。
フランスへ旅行をする際に、各村にも訪れてみようと計画する時などに、位置関係を把握するのに役立てて頂ければと思います。
「フランスの最も美しい村」に認定された村をご紹介
「フランスの最も美しい村」に認定されている156村は、フランスの様々な地域に存在します。村ごとに異なる歴史的遺産の数々は、素晴らしい景観と共に眺めることができる城壁や古城など実にさまざまです。視覚的に楽しむだけでなく、村のレストランでワインや郷土料理を堪能するのもおすすめです。
※フランスの地域圏については、2016年に22から13に再編され、最新の地域圏名ではなく、以前の馴染みのある通称名での記載とさせて頂きますことご了承下さい。
1. プロヴァンス
イタリアと地中海に接するフランス南東部のプロヴァンスの地域の主要観光都市は、地中海の恩恵を受けるマルセイユや中世に教皇庁が置かれたアヴィニョン。豊かな海の幸が堪能できる地中海沿岸は、貿易中心の港町として発展を遂げました。芸術的魅力が詰まったアヴィニョンは、芸術性を高く評価される建築物を観ることができます。
味覚で感じるプロヴァンスの魅力は、魚介の旨味を凝縮したブイヤベースや肉料理。食事との相性が抜群なワイン産地が点在しており、収穫期には葡萄の香りを楽しむことができるでしょう。また、例年6月中旬から7月中旬に見ごろとなるラベンダー畑も忘れてはなりません。視覚と味覚を満足させることができるプロヴァンスの地域の村をご紹介します。
ゴルド (Gordes)
Photo by wikimedia
歴史ある修道院や建築物が立ち並ぶゴルドは、人口約2,000人の小さな村の中に魅力がたくさん詰まっています。美しい街並みや風景は、印象派の画家シャガールや多くの芸術家たちを魅了したようです。6月中旬から7月中旬の、色鮮やかな紫色のラベンダーの季節には、ぜひ「セナンク修道院」を訪れてみてください。息を飲むようなコントラストに感動必至です。
レ・ボー・ド・プロヴァンス (Les Baux-de-Provence)

Photo by wikimedia
現在は人口約400人という小さな村ではありますが、繁栄期に建造された城塞やアルピーユ山脈の美しい山並みには目を奪われることでしょう。
また、レ・ボー・ド・プロヴァンスと言えば、高品質なオリーブオイルとワインでも有名です。村の可愛い小路や広場を散策の後は、この地方のワインをぜひ堪能してみて下さい。
ルシヨン (Roussillon)
Photo by wikimedia
「ルシヨン」の村は、黄土が豊富な地質であることからオークルの採掘場として発展しました。アートギャラリーや名産品のお店、17世紀から18世紀に建てられた赤やオレンジなどの可愛い家が立ち並んでいます。
街並みと小道や階段、そして地質の表面の色合いとのバランスに自然と人間との美しい共存を感じます。また、朝日が登る時間は格別。赤い色合いが太陽によって変化するその瞬間は魔法のようです。
ムスティエ・サント・マリー (Moustiers-Sainte-Marie)

Photo by wikimedia
繊細な装飾が美しい陶器で有名な「ムスティエ・サント・マリー」は、フランスのグランドキャニオンと呼ばれるヴェルドン峡谷の入り口にあります。岩に囲まれた約700人ほどの小さな村ですが、地形と可愛らしい街並み、美しいムスティエ焼き(陶器の名前)など見どころは満載。草木の香りや石畳が続く街並みをゆっくりと散策してみましょう。
また、この村には断崖の岩と岩の間には”星”が掲げられています。複数の言い伝えが残されていますが、青空の中に見つけることができる星はとても神秘的です。
■「フランスの最も美しい村」と人気観光地へのおすすめツアーを紹介
1.印象派ゆかりの地を訪ねて 南仏プロヴァンスとコート・ダジュールの旅8日間

Photo by wikimedia
それぞれの都市では、芸術家たちが作品制作でインスパイアを受けた風景を目の当たりにすることができます。可愛らしい街並みが散策できる小さな村へ訪れ、芸術の旅を堪能しましょう。
【おすすめのフランス旅行ツアー情報】 >> 「印象派ゆかりの地を訪ねて 南仏プロヴァンスとコート・ダジュールの旅8日間」 ・滞在都市: エクス・アン・プロヴァンス、アルル、ニース ※パーパスジャパンのツアーは、旅行者の希望に応じて滞在都市や予約内容について、各種アレンジに対応しています。
2.美食の宿オーベルジュに泊まる 南仏コート・ダジュール・プロヴァンスの美味しい7日間

Photo by wikimedia
美食の国フランスならではの味覚で味わうを旅をご提案。プロヴァンスとコート・ダジュールの小さな村に訪れ、都会的な喧騒から離れてのどかな風景を眺めた観光を楽しむことができます。
終日観光では、鷲巣村エズやヴェルドン渓谷など景観の美しいスポットへ訪れます。南仏の魅力を7日間の滞在中に思う存分感じることができるツアーです。
【おすすめのフランス旅行ツアー情報】 >> 「美食の宿オーベルジュに泊まる 南仏コート・ダジュール・プロヴァンスの美味しい7日間」 ・滞在都市: ニース,ルールマラン,アヴィニョン ※パーパスジャパンのツアーは、旅行者の希望に応じて滞在都市や予約内容について、各種アレンジに対応しています。
3.南仏プロヴァンス 極上の休日 リュベロン地方のオーベルジュに泊まる 6日間

Photo by wikimedia
南仏プロヴァンス・リュベロン地方の村を旅するツアー。地元の食材を使用した料理と共に、自然豊かな村の景色を堪能することができます。美食を求めたフランス旅行を予定の方は、オーベルジュ(料理自慢の宿)に滞在して極上の休日をお過ごしください。
また、リュベロン地方の観光は日本語ドライバー専用車で巡るため、言語に不安がある方でも安心です。贅沢な南仏旅行を体験してみてはいかがですか?
【おすすめのフランス旅行ツアー情報】 >> 「南仏プロヴァンス 極上の休日リュベロン地方のオーベルジュに泊まる 6日間」 ・滞在都市:エクサンプロヴァンス,アヴィニョン近郊,アヴィニョン ※パーパスジャパンのツアーは、旅行者の希望に応じて滞在都市や予約内容について、各種アレンジに対応しています。