個人旅行でバスで巡る、ギリシャ「ペロポネソス半島」の旅

こんにちは。Compathy MagazineライターのItsukiです。

今回ご紹介するのはギリシャのペロポネソス半島です。
観光大国ギリシャの中では首都アテネやエーゲ海の島々、天空の修道院群メテオラなどと比べるとあまり訪れる日本人は多くないかもしれません。しかしミケーネ文明が興った場所であり、オリンピックの起源となったオリンピアや、「スパルタ教育」という言葉の語源ともなったスパルタ(現在ではスパルティと呼ばれますが)などもあり、それ以外にも見どころは非常にたくさんあります。

そんなペロポネソス半島ですが、アテネからのツアーも出ていますし、レンタカーを借りるという選択肢もあります。
しかしあまり多くはないものの公共バスもあり、主要なところを観光することもできます。
今回はわたし自身の体験としてバスでペロポネソス半島をまわったときのことをお話したいと思います。

 

保存状態の良い劇場の残るエピダウロス

まず訪れたのは非常に状態の良い古代劇場の残るエピダウロスです。アテネからペロポネソス半島に入るときは途中コリントス運河を見ることができるのですが、コリントスとアテネはバスも多いですし、後ほど訪れるので最初はスルーしました。
このエピダウロスは世界遺産にも登録されており、アテネからも比較的訪れやすいのでツアーもよく出ています。
日帰りでアテネに帰ることもできますが、わたしはそのまま西のナフプリオンに進みました。
遺跡の前のバス停から一日に数本バスが出ています。

 

「近代ギリシャ最初の首都」ナフプリオン

オスマン帝国からの独立戦争中アテネを首都とする前に5年間ほど首都が置かれていたのがこのナフプリオンです。
中世には十字軍、次いでヴェネツィア共和国に属し、特にヴェネツィア時代に築かれたパラミディ要塞はヴェネツィアが海外に築いた最も大きな建築物として知られています。
現在では温暖な気候とギリシアの中でも屈指の晴天率のため避寒地として有名です。良質なビーチもあります。

ここからアテネ方面や他の都市への午後早いバスも出ていましたが、わたしはここが気に入り、ナフプリオンで一泊することにしました。シーズンオフであれば安く宿泊できるところも見つかります。

 

シュリーマンが発掘したミケーネ

翌朝訪れたのはナフプリオンから少し北にあるミケーネ。かの有名なシュリーマンが発掘した遺跡があることで有名なところです。当然のごとく世界遺産にも登録されています。
バスで行くと遺跡の前までは下りられないので少し歩くことになりますが、秋~春であれば晴れ渡った青空の下を歩くのも気持ちいいと思います。
またこのミケーネの10キロほど南には古代アルゴリスの中心地であったアルゴスもあり、車窓から眺めることもできますし、興味がある方は下りてみても良いでしょう。

3000年以上前の遺跡を観光したあと、これからの移動を考え、移動に便利なコリントスに一度戻ることにしました。
遺跡の前からはやはりバスは出ていないので、2キロほど歩きミケーネの街のバス停からバスに乗りました。

 

ペロポネソス半島の入り口コリントス

ペロポネソス半島の付け根にあるコリントスの街は大きく分けて3つの地域に分かれています。
ペロポネソス半島の入り口である運河、古代遺跡のある旧コリントス、現在の街の中心である新コリントスです。3つの地域は少し離れているのですが市内バスが出ています。
わたしは新コリントスのホテルに泊まり、旧コリントスの遺跡も観光しました。

コリントスはアテネからのバスも多く、他のペロポネソス半島へのアクセスも割合良いのです。
ここからスパルタ行きのバスに乗りました。

 

今は廃墟となった古代スパルタ遺跡と世界遺産ミストラ

 
アテネとともに古代ギリシャの盟主であった時期もあるスパルタですが、残念ながら遺跡の保存状態は良いとはいえず、かつての栄光を思い浮かべるのは難しいです。

しかしスパルタの街の近郊には、ビザンティン帝国時代の遺跡により世界遺産に登録されているミストラがあります。
古代遺跡と比較すると、古いギリシャ正教会の遺構を知ることができるところはあまりありません。
メテオラの修道院は現役なうえ、景観の面でもあちらのほうが観光客は多いと思いますが、このミストラも素晴らしいですよ。

ちなみにスパルタとミストラとの間にはバスが出ています。
宿はスパルタで取るのが良いでしょう。

 

オリンピック発祥の地オリンピア

ペロポネソス半島西部の一大観光地であるオリンピアは、オリンピック発祥の地として特に欧米から来る旅行者に人気の街です。
ここに残る遺跡も世界遺産に登録されており、世界の七不思議のひとつであるオリンピアのゼウス像もかつてこの土地にありました。
また新市街にはお土産屋さんやミュージアムなどもあります。

スパルタからは直通のバスはないので大きな街トリポリなどで乗り換えることになるかと思います。またアテネ方面へもパトラなどで乗り換えるほうが便利です。
わたしも帰りはアテネに戻るときは途中で乗り換えました。

 

おわりに

いかがでしたか?

ペロポネソス半島は公共のバスでまわると本数もそれほど多くないためまわるのは少し大変ですが、不可能ということはありません。
もちろんツアーやレンタカーで回ったほうが効率よく回れますが、お金を節約して、自分のペースで回りたいという方はぜひご自身で回ってみてください。
また今回紹介した以外にもギリシャ第3の都市パトラや半島の東沖にあるモネンヴァシアなどまだまだ見どころはたくさんあります。
ぜひともこちらも訪れてみることをおすすめします。

ライター・Photo by:Teramoto Itsuki

 

関連するCompathyログブック(旅行記ブログ)

*Teramoto Itsuki「古代ギリシア遺跡の残るペロポネソス半島東部周遊一人バス旅
*Teramoto Itsuki「バスで行くペロポネソス半島西部の旅

Itsuki Teramoto

Itsuki Teramoto

ネコとワインが好きです。 南欧大好き! 歴史や人々との交流を求めて旅を続けるItsukiです。



関連する旅行カテゴリ

# ギリシャの観光 # ギリシャの芸術・アート # ギリシャの世界遺産 # ギリシャの旅行記・ブログ

関連する旅行記事