韓国旅行をする際に日本人観光客が気をつけたい時期と場所と話題とは

初めて韓国を訪れる方も、今まで何度も韓国を訪れている方も気になる韓国での日本人に対する対応。時期によっては日本人が慎重にならなくてはいけない時期や場所、話題があります。今回は日本人観光客が気をつけるべき時期、場所、話題についてご紹介していきたいと思います。

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こんにちは。Compathy Magazineライターのカウルママです。
韓国在住歴5年の主婦です。

韓国というと、他の観光先の外国と比べて「反日感情が強い」というイメージがあるでしょうか?
私は、韓国で生活していて「日本人だから」という理由で不快な目にあったことはほとんどありません。むしろ、日本人・外国人ということで親切にしてもらうことの方が圧倒的に多いです。
(まぁ、たまにはあります笑 どこの国にもデリカシーがない人、配慮がない人というのはいるものです。)

しかし、過去に日本と韓国の間に不幸な歴史があったのは事実。
日本人に否定的な考えを持つ人が集まりやすい場所や、反日感情が高まりやすい時期というのがあります。
今回の記事では韓国で日本人観光客が気をつけるべき時期、場所についてご紹介していきたいと思います。

1. 3月1日/3.1節

Korea.net / Korean Culture and Information Service (Photographer name) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

3月1日は、大日本帝国統治下の1919年3月1日に起きた独立運動を記念した日です。
3.1独立運動。日本史の授業で習ったことを覚えている方もいらっしゃると思います。
この日は、町中や各家庭の窓に韓国の国旗である太極旗(テグッキ)が掲げられ、独立運動に尽力し、殉死した人たちを追悼する行事があちこちで行われます。

昔は「この日に韓国の町中で日本語をしゃべっていると、韓国人に殴られる」なんていう噂話がまことしやかに語られたりしていましたが、私の経験から言うと現在は全くそんなことはありません。
私は3月1日には「祝日だーっ!!」と嬉々として毎年のようにお出かけしていますが、日本語を喋っているから、日本人だからという理由で不利益を被ったことは一度もありません。
普通に観光やお買い物を楽しむ分には、日本人というのを隠したりしなくても大丈夫です。

ただ、毎年この日が近づくと在韓国日本大使館から、
「集会などが行われている場所を避け、無用のトラブルに巻き込まれることのないように。」
との注意喚起メールが来ます。

3.1節に関連した行事、イベント、集会、デモなどが行われている場所では、過激な行動に出る反日意識を持った人がいるかもしれませんので、近づかないようにしましょう。

 

2. 8月15日/光復節

Korea.net / Korean Culture and Information Service (Photographer name) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons

日本では8月15日は終戦記念日ですね。
韓国では、大日本帝国の支配から解放された日として祝日になっています。

この日も3.1節同様、町のいたるところに太極旗が掲げられます。
同じように、毎年在韓国日本大使館から3.1節の時と同様の注意喚起メールが来ます。
集会などに近付かないようにするのが無難だと思います。

 

3. 独島(ドクト/日本名:竹島)関連

By Ulleungdont (http://www.dokdo-takeshima.com/gallery-2) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

日韓の政治摩擦の代表とも言える、この島の問題。
韓国政府をはじめ、一般の韓国人の独島に対する思いは、日本人が想像できないくらい強いです。
日本人の竹島に対する思いなんて軽く超越してしまうくらい。はっきり言って、日本なんかとは比較にならないレベルです。
まず、あまり知られていませんが、10月25日は独島の日だそうです。
祝日ではありませんが、この日もイベントや集会などが行われるそうです。日本人としては近づかない方が良いでしょう。

また、独島愛が強いがゆえに「独島」を店名にしたお店なども結構あったりします。
例えば、マグロのお刺身チェーン店「ドクトチャムチ(独島マグロ)」というお店が全国展開しています。
私は一度行ったことがあります。
別に「日本人入店お断り」だとか、日本人だから嫌がらせされたとかは全く無く、普通にお食事してきたんですが、やはり日本人としては居心地は悪かったです。

他にも、行政広告や企業のイメージアップ広告など、テレビや町中で「独島」と出会ってしまう確率はかなり高いです。
こういったものが目に入ったからといって、迂闊にこの島の話題を出すのは避けた方が良さそうです。
韓国人でも常識がある人なら、観光客という立場、ビジネス相手という立場の日本人相手にこの話題を振ることはしないでしょう。
が、たまにはふっかけられますね笑
私はこういう場合は、真っ向勝負は避けて、華麗にスルーするようにしています。
その方が安全だと私は思います。

 

4. 慰安婦少女像周辺

By YunHo LEE [CC0], via Wikimedia Commons

ニュースや新聞などでご存知かと思いますが、ソウルや釜山の日本大使館前や、地方都市、海外にも多数設置されている慰安婦少女像。
こちらも日韓政治問題の代表と言える「いわゆる従軍慰安婦問題」に関連しており、像の周辺ではよく集会が行われています。日本人としては避けた方が無難でしょう。

「もしソウル旅行中に日本大使館に行かなければならなくなったら?慰安婦像が大使館前にあるじゃないか!」
と思われる方もいるかもしれません。
慰安婦像が設置されているソウルの日本大使館の建物は建て替え中。現在日本大使館は別の場所にある高層ビルに入居しています。新しい日本大使館は2020年に完成予定だそうです。とりあえず2020年までは、日本大使館に行く際に慰安婦像に近づかなくても良さそうです。

 

5. その他、集会が行われそうな場所

以下に挙げるのは、1.や2.であげた大日本帝国支配時代に関連した祝日などに、集会などが行われそうな場所です。集会は避けた方が無難です。

5.1. タプコル公園

By Steve46814 (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons

観光、ショッピングスポット仁寺洞にあります。
3.1独立運動の発祥の地です。

 

5.2. 西大門刑務所博物館

By Noh Mun Duek (Own work) [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

日本統治時代の刑務所が博物館になっています。独立運動家たちが投獄されていた場所です。

上にあげた場所は、普段行く分には問題ありません。むしろ、日本人として日本統治時代の韓国の歴史を見ることができる場所ですので、観光スポットとしてオススメできるくらいです。

 

6. 韓国人が嫌いな日本人2人と韓国の英雄

最後に、韓国人が嫌いな日本人を2人と、それをやっつけた韓国の英雄2人をご紹介します。
韓国人とお話しする時に、この日本人2人を褒めたり、英雄2人を貶めたりするのは、あまりオススメできません。

6.1. 豊臣秀吉

By 狩野光信 ([1]) [Public domain], via Wikimedia Commons

日本史で習ったことを覚えていますか?
天下統一を果たした秀吉は、朝鮮に出兵しました。文禄・慶長の役と呼ばれます。
この朝鮮出兵のせいで、韓国では豊臣秀吉はかなりの嫌われ者です。
農民から天下人にまで上りつめたため、日本では人気のある武将なんですがね。

 

6.2. 李 舜臣(イ・スンシン)

By daplaza@free.fr (Own work) [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

秀吉が派遣した日本軍を迎え討ち、追い払ったのが、この将軍。ソウルの光化門広場のシンボルとなっている銅像は、この将軍です。映画やドラマも数多く作られています。

 

6.3. 伊藤博文

See page for author [Public domain], via Wikimedia Commons

初代内閣総理大臣。日本では偉人です。
が、韓国では、「韓国併合を推し進めた憎き韓国総督府初代統監」です。
伊藤博文はむしろ韓国併合には反対だったはずなんですが、韓国ではそこはあまり考慮に入れてもらえないようです。

 

6.4. 安重根(アン・ジュングン)

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その伊藤博文をハルビンで襲撃し殺害したのが、独立運動家の安重根です。
韓国では英雄。彼を題材にした映画や舞台も作られています。

以上、日本人として無用のトラブルに巻き込まれないための最低限の知識でした。
韓国旅行の際、頭の片隅に入れておいてもらえたら、と思います。

ライター:カウルママ

カウルママ

カウルママ

韓国在住。娘と猫と韓国人の夫と、ソウル郊外の地方都市で暮らしています。



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