【コラム】旅の最中にメモを残すことが、かけがえのないものに変化する

旅を終え日常生活に戻ったときに、それがとてつもなく欠けがえのないものになったりする。そう、私は何度となく旅の最中、旅をしている時の方が素の自分でいれて、フィルターのかかっていない本来の自分に戻れていると感じていたのだ。忘れていたものを思い出した。

− 旅をしている時の方が、自分らしい −

ふと、旅の最中にメモしておいたノートを読み返していたら、こんなことが書いてあった。

いつも旅をしている時は毎晩その日の日記を書く。いや、毎晩というより、ふと心が動いた瞬間にいつでもメモを取るようにしている。

ぼーっと景色を眺めている時にふわっと浮かんできた感情、人と交流して一人になった時ふと感じた思いなどを。

今日はなになにをしてどこどに行って…というような記録より、大事なのは旅をしている時ふと沸き上がった自分の感情。

旅を終え日常生活に戻ったときに、それがとてつもなく欠けがえのないものになったりする。

− 旅をしている時の方が、自分らしい −

今回旅中で書き留めたメモを久しぶりに見て目に留まったこの言葉。

あの時あの国で私は何を感じていたのだろう。記憶を辿ってみた。

そう、私は何度となく旅の最中、“旅をしている時の方が素の自分でいれて、フィルターのかかっていない本来の自分に戻れている”と感じていたのだ。忘れていたものを思い出した。

旅をしている時は、見るもの聞くもの全てが新鮮で、出会う人々は皆知らない人。ただただ好奇心に溢れ、自分をつくったりすることもない。だから、フィルターのかけられていない、素の自分になっている。

それが、日常生活に戻り日々ルーティーンワークの生活や新しい刺激があまり無い日々になると、人は停滞してしまうことがある。

旅をしている時は自分が世界の上から物事を考えるような広い視野を持てているのに、日常生活が長くなるにつれ、どうしても今自分が暮らしている地域しか視野が広がらず、狭い視点で物事を考えてしまうようになる。

更にそこで出来上がっている人間関係や人との付き合い方に縛られ、.いつしか100%素の自分にどんどんとフィルターがかけられ、気がつかないうちに自分が自分でなくなってしまったりする。

そんな時見つけたこの言葉で、ふと我に返った。何て狭い視点で物事を考えていたのだろう、と。

世界は広い。世界規模で考えれば、今の悩みや不安なんてものはちっぽけに感じられるようになる。

一ヶ所での日常生活が長くなり、なんだか我を見失っていた時に、自分で旅の最中に書き留めておいた言葉が、自分を助けてくれ、本来の自分に戻してくれた。

旅の最中に心に浮かんだ言葉を残しておくことはとても大事だと感じる。今書くのが面倒であとででいいや、と思っても、数分たてば忘れてしまうことが多い。帰国してからまとめて書いたって遅い。

旅をしているリアルタイムで、その時の感情を綴っておくこと。その行為は、いつでも100%クリアになっている自分自身が感じたことを思い出させてくれ、その土地の常識やルール、人付き合い、仕事の仕方などによりフィルターがかかった自分自身をクリアに戻し、日々をより豊かなものにしてくれることだった。

◆文・写真:KANA
( トラベルジャーナリストとして、世界各国に数ヵ月ずつ移住しながら取材で世界を飛び回る。各国の政府観光局や世界の有数企業と仕事するなどワールドワイドに活動。世界の人々の素敵な生き方やライフスタイルを自ら体験取材し伝えている) 旅フォトBLOG「JETSET TRAVEL LIFE」,Instagram

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