
夏は40℃超えも!? インドの首都デリーの天気とおすすめ観光スポット5選

インドの首都デリーの人口は約2,500万人で、世界でも有数の大都市です。活気に溢れ、歴史的な建造物も多いデリーは観光客にも人気。今回は、デリーの年間天気と観光ベストシーズン、おすすめの観光スポットなどをご紹介します。
こんにちは。Compathy MagazineライターのShryです。世界でも有数の大都市として知られるデリーは12世紀から各王朝の都が置かれ、古くから栄えてきました。現在も首都として機能しており、政治と経済の中心でもあります。
新旧が同居するデリーは非常にエネルギッシュで活気に溢れた街といえるでしょう。インドは1年中暑いと思っている人も多いかもしれませんが、デリーには比較的過ごしやすい乾季もあります。今回はデリーの1年の天気や季節に相応しい服装、ぜひ見たい観光スポットなどをご紹介! デリー観光の参考にしてください。
■目次 1ページ目 - 新旧が混在する街!インドの首都デリーの年間の気候・天気について - 今日現在/週間・10日間のデリーの天気は? 最高・最低気温・風速などをリアルタイムにチェック - デリー(ニューデリー)の過去の年間天気と降水量一覧グラフ:月ごとの平均気温と降水量一覧グラフ - インドで覚えておきたい天気用語! haze(もや)、dusty(ほこりっぽい)、dust storm!(砂嵐) 2ページ目: デリーの季節別の気候・天気の特徴とお勧めの服装 3ページ目: デリーの年中行事・イベント一覧 4ページ目: 古代インドの歴史を物語る! デリーのおすすめ観光スポット5選
新旧が混在する街!インドの首都デリーの年間の気候・天気について

Photo credit: Michi Tsukishima「デリーたっぷり4日間&憧れのタージマハルへ!」
インド北部に位置するデリーはオールドデリーとニューデリーによって構成され、ニューデリーに首都機能があります(そのため、外務省のサイトでは首都はニューデリーと記載)。人口は約2,500万人で、東京に次いで世界第2位の規模を誇ります(参照:国連広報センター「世界都市化予測2014」)。
デリーの気候は4~6月の暑季(夏)、7~9月の雨季、10月~3月の乾季(冬)に分けられます。暑季は非常に暑く、最高気温が40°Cを超えることも珍しくありません。 雨季は暑季に比べると気温もやや低くなりますが、1日に何度かスコールが降るため、蒸し暑く感じるでしょう。乾季は日中の気温が20°C台となり、過ごしやすくなります。朝晩は冷え込みますので、防寒対策が必要なほど。雨もほとんど降らず、観光のベストシーズンと言えます。
今日現在のデリーの天気は? 最高・最低気温・風速などをリアルタイムにチェック
下記の「The Weather Channel」のページでは、デリーの今日現在のリアルタイムの天気を確認できます。
デリーの気候・天候状況を確認するために活用してみましょう。
■デリーの今日・現在の天気 >> デリーの今日の天気
デリーの週間・10日間の天気予報: 気温・湿度・降水確率・風速など
こちらのページでは、今日以降10日間の長期天気予報が確認できます。
これからデリーへの旅行を予定・準備されている方は、暑さ・寒さ、最適な服装の検討に活用してみましょう。
■デリーの週間・10日間の天気 >> デリーの10日間の天気
デリー(ニューデリー)の過去の年間天気と降水量一覧グラフ:月ごとの平均気温と降水量一覧グラフ
参照:気象庁2017年データ
※ニューデリーの年間天気を参照
インドで覚えておきたい天気用語! haze(もや)、dusty(ほこりっぽい)、dust storm!(砂嵐)

Photo credit: Andrzej Wrotek via flickr cc
デリーを旅する際に覚えておきたい天候を表す言葉があります。まずはhaze(ヘイズ)。これはもやの意味で、街がうっすらとかすんでいる状態を指します。デリーは自動車や工場などからの排煙による大気汚染がひどく、そのため1年中かすんだ状態になっているといっても過言ではありません。中国で話題になっている微小粒子状物質(PM2.5)は、デリーでも基準値を超える数値が観測されています。
また、dusty(ダスティ)もデリーではよく聞く表現です。これはほこりっぽいという意味。hazeがさらにひどくなった状況といってもいいかもしれません。
雨季には激しい雨や風=thunderstorm(サンダーストーム)に見舞われることがありますが、4~5月にはdust storm(ダストストーム)も! これは砂嵐のこと。突発的に嵐のような風が吹き荒れ、砂ぼこりが舞い上がり、目の前が何も見えなくなるほどの状態になります。家の中にも砂が入り込み、じゃりじゃりとした不快な状況に。大気汚染も重なり、まさにdustyといえるでしよう。
デリーに行く際は、大気汚染や砂ぼこりから身を守るために高機能マスクやサングラスをお忘れなく! 髪の毛のぱさつきが気になるという人は髪をすっぽりと覆うスカーフもあると便利です。