メキシコの治安が悪いという噂はホント?地域別最新の治安情報と対策まとめ

治安が悪い国というイメージがあるメキシコ。そんなメキシコで事件に巻き込まれる危険性は、各地域ごとに差があります。また犯罪手口なども様々なので、旅行前に対策を考えることも大切です。今回はメキシコの治安状況について、地域別にご紹介。この記事を参考に現地の治安を把握して、メキシコ旅行を安全に楽しむための準備を行ないましょう。

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こんにちは。Compathy MagazineライターのKKLです。
メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家。数々の古代遺跡やカラフルな家が立ち並ぶグアナファトなど見どころ溢れる観光地が多くあります。しかし、マフィア麻薬など、治安状況が気がかりになる言葉を耳にすることも多いですよね。メキシコの治安が悪いと言われている理由は何なのでしょうか?

今回は、メキシコ現地の治安状況とトラブル回避の対策についてご紹介します。この記事を参考に、メキシコ旅行を安全に楽しむ準備を行ないましょう。

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メキシコの治安の実情:”治安が最悪”の噂はホント?

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麻薬組織をはじめとするマフィア絡みの事件が多発している印象のあるメキシコ。現在は州ごとに差はあるものの、全体的に治安は改善しているようです。国連の専門機関である世界観光機関では、”国際観光客到着数”のデータが発表されています。このランキングによると、観光客到着数が2013年時にはTOP30位圏外でしたが、2014年に10位、2015年に9位と数年で治安状況の改善による旅行者の増加を見ることができますね。

政府の取り組みの一例としては、治安の悪い街パチューカのパルミタス地区の壁にストリートアーティストにカラフルなストリートアートを依頼したという素敵なお話もあります。この取組後、人々がプロジェクトに関わることで少しずつ雇用問題も改善され、街の美化と犯罪軽減につながりました。

メキシコの地域別治安情報:治安が悪いと言われる地域を事前にチェックしよう

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メキシコの治安状況は、都市や地域によって差があります。ここでは、メキシコの地域別に現地の治安状況をご紹介。旅行前に治安の悪い地域を確認して、快適に旅を楽しむ準備を行ないましょう。

メキシコシティの治安状況

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以前よりも警察官が巡回しているため、治安状況は比較的回復してきたといえるメキシコの首都・メキシコシティ。しかし依然として強盗やスリ被害は昼夜を問わず発生しているので、警戒は十分に必要です。
また、地下鉄内でのスリや痴漢も発生しています。痴漢被害防止と安全対策のために、女性だけの旅行であれば女性専用車両に乗車したほうが安全だと言えるでしょう。

そのほかに注意しておくべき場所としては、ソカロ(中央広場)の北西部にあるテピートという地域。強盗被害が多発している地域とされ、外務省の海外安全ホームページでの危険・スポット・広域情報にも掲載されているので、トラブルを避けるために立ち寄らないのも選択肢の1つです。

メキシコシティの観光情報について、詳しくは「全て教えます!メキシコシティの魅力とおすすめの観光名所」を参照してください。

カンクンの治安状況

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メキシコ屈指のビーチリゾートである、カンクン。そんなカンクンはメキシコのほかの都市と比較して、治安が良い地域と言われています。強盗などの凶悪な犯罪もなく、ナイトクラブもあるため夜の街歩きで危険に巻き込まれる可能性も低いです。
ただし手荷物や現金などの貴重品の管理など、基本的な防犯対策は行うようにしたいですね。

カンクンの観光情報について、詳しくは「これで完璧!メキシコ・カンクンの観光スポット&ホテル情報」を参照してください。

グアナファト州の治安状況

グアナファト州には、カラフルな街並みが並ぶ州都のグアナファトなどの観光地が人気。邦人企業も進出しており、日本人も多く暮らす地域です。
グアナファト州では重大な犯罪は発生していませんが、日本人を狙った車上荒らしが横行しています。グアナファトで車を利用する際は、車内に貴重品を置かないなどの防犯対策を行ないましょう。

グアナファトの観光情報について、詳しくは「アートと歴史が育む、カラフルな街「グアナフアト」の6つの魅力」を参照してください。

チワワ州の治安状況

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メキシコの北西部に位置するチワワ州。21世紀初頭から激化した”メキシコ麻薬戦争”の影響により、2010年には銃撃戦で警察官が死亡した事件が発生しています。コカイン密輸のための重要通過点として、軍と麻薬カルテル(※)の衝突やカルテル同士の縄張り争いに市民が巻き込まれることもしばしば……。またチワワ州最大の都市”シウダー・フアレス”では、2009年に2,575件の殺人事件が発生しました。

2010年~2011年で殺人率は57%、誘拐率は70%減少しており治安状況は改善されていますが、まだまだ危険な地域であることに変わりありません。また、シウダー・フアレスを中心としたチワワ州には、麻薬カルテルが拉致した女性をレイプして殺害する事件が多発しており、被害者女性の下着が吊るされた「レイプ・ツリー」と呼ばれる木が多くあります。これらのことから、長い間”世界で最も危険な都市”との呼び名が付けられていたそう。くれぐれも好奇心だけで訪れないことをおすすめします。

※麻薬カルテル
麻薬の製造や売買に関する活動を行う組織のこと。

ゲレロ州の治安状況

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メキシコのリゾート地として知られるゲレロ州のアカプルコ。2013年には14人の観光客が武装集団に襲撃され、うち6人のスペイン女性が強姦されるという事件が発生しました。そのほかにも、ベルギー人男性がショッピングセンターで胸に銃弾を受けて射殺されるなど、外国人観光客が被害にあうケースも報告されています。

メキシコ内務省の統計によれば、ゲレロ州のアカプルコ市では2016年の1月~3月の3か月間で既に232件の殺人事件の発生が報告されています。現在も警察は、治安悪化で離れていった観光客を呼び戻すために治安回復に力を注いでいるようです。しかし、依然として危険な地域なので訪れる際は細心の注意を払うようにしましょう。

ミチョアカン州の治安状況と危険情報

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メキシコ中西部のミチョアカンは、メキシコ第2の麻薬生産地です。麻薬カルテルと自警団の抗争により自警団が勝利したことにより、治安が回復すると人々は見込んでいました。しかし自警団の中にカルテルが紛れていたり、警察と癒着して麻薬ビジネスに手を染めるものがいる状態が現状です。
また2014年には、同州走行中の日本人が乗車していた車両が自警団の検問所で銃撃を受ける事件も報告されています。犯罪に巻き込まれないようにするためにも足を踏み込まないでおくと良いでしょう。

ハリスコ州の治安状況

テキーラやマリアッチ音楽の発祥の地として有名なのが、メキシコ中部のハリスコ州。同時にCJNGと呼ばれる武装組織の縄張りとしても有名で、メキシコ軍と大規模な衝突を繰り返しています。つい最近の事件としては、2015年にハリスコ州の治安維持を目的としたハリスコ作戦決行中のメキシコ軍の大型ヘリコプターが銃撃されています。
どうしても訪れたいという方は、危険な場所であるということを理解して、十分に注意していただきたいですね。

メキシコの治安・地域別地図マップ

メキシコで実際に起こった犯罪例と防犯対策

タクシーでの強盗・暴行

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<犯行手口>
タクシーでの強盗事件や暴行事件は、数台の車に分乗した複数人の犯行グループにより引き起こされます。犯人グループがターゲットの車の後を追い、信号待ちなどで停車した隙に無理やり乗り込んでから、拳銃やナイフなどで脅して金品を強奪します。
そのほかにも、ATMまで連れていかれて現金を引き下ろしたり、クレジットカードの暗証番号を聞き出すなどの手口を挙げることができます。中には、タクシーの運転手と犯人グループが結託して犯行に及ぶケースもあるようです。

<防犯対策>
タクシー乗車時は、指定位置から以外乗車しない、リブレと言われる流しのタクシーは利用しないようにすることは、防犯対策の上で必須と言えるかもしれません。また、高価商品や現金を見せないようにすること、ATM利用時は安全の確保された場所を選ぶことを心がけたほうがよいでしょう。
女性の場合は、金品の強奪被害のみならず暴行被害にあう可能性も高いので、貴重品と身の安全を確保できる状態で乗車することをおすすめします。

誘拐事件

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<犯行手口>
誘拐と聞くと、綿密な計画を練り上げて実行するというイメージを持たれることがあります。しかし、メキシコでは”短時間誘拐”と呼ばれる強盗の沿線上で誘拐に発展するケースが多発しています。具体的な犯行例として、上記のタクシー強盗と同様に複数人による犯行グループで行われます。犯人は被害者の携帯電話から家族や友人に連絡を取り、低額の身代金を要求するという方法があります。

しかしこのような犯行に巻き込まれた場合は、犯人の要求に従えば解放されるケースが多いとされています。事件に巻き込まれた場合は、逆らうような行動は避けておいたほうが良いでしょう。

<防犯対策>
タクシーでの強盗事件や暴行事件と同様の防犯対策をしておくとよいでしょう。また、自分で車を運転する場合は、強盗事件や強奪事件の被害にあう可能性があるので深夜の運転避けることをおすすめします。特に、ハリスコ州、ゲレロ州、ミチョアカン州、フアレス州の4つの州での深夜の運転は注意です。

地下鉄(メトロ)・バス・空港におけるグループ窃盗

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<犯行手口>
混雑する車内・構内の人通りが多い場所でも注意は必要です。旅行者が地下鉄やバスに乗車しようとしているところを狙って、5~6人のグループが急に背後から押し入り、旅行者を取り囲んでバッグなどを引きちぎって強奪する手口があります。これらのバス強盗の犯行は、日本人旅行者の被害も報告されています。

<防犯対策>
高価な商品やお金を人目につきやすい状態で持ち歩くのではなく、カバンに入れて隠しておくこと。貴重品は肌身離さずに自分の目で見える範囲内で管理しておくことが大切です。また複数人でのメキシコ旅行の場合は、単独行動ではなく団体行動をしていたほうが安心と言えるでしょう。

メキシコの緊急連絡先と在メキシコ日本大使館の基本情報

万が一メキシコでトラブルに巻き込まれた場合は、警察や消防などの助けを求めるのも選択肢の1つです。またパスポートの紛失などのケースは、メキシコシティにある在メキシコ日本国大使館に連絡するのが良いでしょう。

メキシコ市検察庁:060
メキシコ市警察庁:061
消防署:068

 

在メキシコ日本国大使館

住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 México, Ciudad de México
電話:05552110028
開館日時:(月~金曜日)9:15~13:15/15:00~18:15 
公式サイト:在メキシコ日本国大使館

おわりに

いかがでしたでしょうか?
メキシコは危険な国であるというイメージが先行していますが、渡航先の地域情報と他国への旅行同様に貴重品管理を怠らないことで、安全で楽しい旅行をすることができます。またメキシコには治安の悪い地域もありますので、そのような危険エリアには近づかないのも選択肢の1つです。
みなさんもメキシコを訪れる際は、この記事を参考に、メキシコ旅行を満喫するための準備をしっかりと行ないたいですね。

ライター:KKL
Photo by:Kevin Dooley via flickr cc

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*Asami Yamada「欲張りに旅しよう!メキシコでウミガメと泳いでピラミッドに登ってきた

*Takuo Shikata「メキシコで最も洗練された街並み サンミゲル・デ・アジェンデ

*中 美砂希「女子必見!【メキシコ、世界遺産の街グアナファト】宝石箱をひっくり返したようなカラフルな絶景の街へ♡

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平成元年の超ゆとり。デザイナーやったりライターやったり何か色々してます。フットワークの軽さがウリ。 blog「蛙鳴蝉噪



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