迷ったら出られないかも!世界最大の迷宮モロッコの都市フェズとは?

今回は世界最大の迷宮モロッコの都市フェズについて。皆さんはフェズをご存じでしょうか? 旧市街は世界遺産に登録されており、中はまるで迷路のようになっています。冗談ではなく、一度入ったら案内なしでは出てこれません。

こんにちは。Compathy Magazineライターyuichiです。
今回は世界最大の迷宮モロッコの都市フェズについて。皆さんはフェズをご存じでしょうか? 旧市街は世界遺産に登録されており、中はまるで迷路のようになっています。冗談ではなく、一度入ったら案内なしでは出てこれません。

私は海外旅行添乗員だったとき、仕事でいろいろな国や街を訪問しましたが、フェズだけは一人で歩きたくありませんし、お客様に絶対迷子になってほしくない場所です。

まさにフェズはカオスな街。観光地としては魅力的ですが、案内人の立場としては、行きたくない街No.1です。今回はそんなフェズの旧市街で見て知った感動と驚きについて書いていきます。

狭い道とすれ違う人とロバ

Photo Credit: Akira Naito「欧州3週間 その九。 フェズ」

Photo Credit: Akira Naito「欧州3週間 その九。 フェズ

この写真は世界遺産の迷宮フェズの旧市街内部です。道はどこも狭く、そして暗い。細い道が旧市街全体を毛細血管のように張り巡っています。

なぜ、こんな造りになっているのでしょうか? 旧市街はメディナと呼ばれ、モロッコの各街にあります。そして規模の違いはありますが、どこも迷路のような造りになっています。その中でもフェズは別格です。

メディナが複雑な造りになっている理由は、
1.かつて外敵からの侵入を防ぐため町全体を城壁で囲む必要があったこと
2.限られたスペースの中で商人達は自分達のお店を構え、商売をしなければならなかったこと
3.イスラム建築の特徴で、内部を他人に見られないように家屋が外壁で覆われていること(内部にいる女性が他人から見られないようにする配慮)
と言われ、この3つの理由が入り交ざり、奇跡の迷宮が完成したのです。

さらにメディナ内通路を通るものは人間以外に荷台、ロバ、犬、バイク、ニワトリ、豚、なんでもありです。カオスですね…。

ミントの葉は必須?タンネリ訪問

Photo Credit: Daichi「モロッコ」

Photo Credit: Daichi「モロッコ

この写真はタンネリ(フランス語)と呼ばれる皮なめし場です。現在は旧市街の換気も良くなり、そんなにニオイは気にならなくなりましたが、先輩のベテラン添乗員に聞いたところ、以前は鼻が曲がるレベルで臭かったそうです。

その時代の名残なのか、タンネリに入る前には入口でミントの葉をもらいます。これは「このミントの葉で強烈な匂いをごまかしてくださいね」というものなんです。タンネリは皮なめし場ですが、皮製品のお店の屋上から上記の写真のような光景を目にすることができます。

お店の人の強引なセールスは結構強烈ですが、郷に入れば郷に従えで恐れずトライしてみてください。製品の質は良く、私は現在でも当時購入したベルト、サンダルを利用しています。おすすめのお土産は女性用のスリッパ(バブーシュ)です。かわいらしいデザインで日本の女性サイズも用意がありますよ!

メディナの中には何でもある!

Photo Credit: Shino Ichiyakma「日の没する地の王国 - Morocco」

Photo Credit: Shino Ichiyakma「日の没する地の王国 – Morocco

先に述べましたようにメディナはかつての都市「旧市街」のことで、メディナ全体が城壁に囲まれています。メディナの内部には一般家屋、お店はもちろんのことイスラム寺院のモスク、イスラムの神学校メドレセ、幼稚園、カフェなど、生活をする際に必要なものが全て狭い空間に凝縮されているんです。

上記の写真はモスクのミナレット(小塔)です。この塔から1日5回のお祈り(アザーン)の呼びかけが所定の時間になると行われます。昔は声の通る男性の肉声での呼びかけでしたが、現在はアナウンスが機械で流される場所がほとんど。アザーンの呼びかけが聞こえてくると信者はメッカの方角に向けてお祈りを開始します。

皆さんもモロッコの都市フェズに行ってみたくなりましたか? その際は、くれぐれも迷わないように、お気をつけてください!

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KudoYuichi

KudoYuichi

かつては海外添乗員として働き60カ国以上を訪問しました。 その時の経験をもとにいろいろな情報を皆様にご提供できればと考えております。 現在は地元北海道で外国人向け英語ガイドとして働いております。



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