ブータンが幸せの国と言うのは本当か?行ってみて気づいたこと

近頃、ある国が日本でも注目されています。それは、国王がお妃を連れて初来日したブータン。ブータンと聞いて思い出すのは「国民総幸福論」ではないでしょうか。長く鎖国状態にあった国ですが、今では観光で訪れることも可能となりました。

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皆さんこんにちは!Compathy Magazineライターの眞田舞です。

近頃、ある国が日本でも注目されています。それは、国王がお妃を連れて初来日したブータン。ブータンと聞いて思い出すのは「国民総幸福論」ではないでしょうか。長く鎖国状態にあった国ですが、今では観光で訪れることも可能となりました。

さて、幸せの国と呼ばれている国は、文字通り本当に「幸せの国」なのでしょうか? それとも、理想や期待だけが一人歩きしてしまっているだけ…? 実際に訪れてみた感想も取り入れてお話しします。

Photo Credit:Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN」

Photo Credit: Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN

ブータンってどんな国?

ブータンは日本と同じアジアに属していますが、地理的には南アジアとなります。北は中国、東西南はインドと接しているのですが、なかなか場所がピンとこない人も多いかもしれません。地図上で見るとインドの右上にあるネパールの右隣にあります。

ブータンは内陸の国なので、海と接していません。周囲を高い山に囲まれ、山と山の間に町があります。街の中心にいても360度山に囲まれた、美しい風景を見ることができます。その景色を見ると、改めてブータンに来たということを実感するでしょう。

国語はゾンカ語となっていますが、英語を話す人やネパール語を話す人も多く、バイリンガルやトライリンガルの人たちがたくさんいます。

食事は赤米が主食で、おかずなどは全般的に辛く油を使った料理が多いのが特徴です。野菜もたくさん使われおり、味付けも日本人が好む味付けでご飯がすすみます! そして、驚くことに唐辛子はスパイスではなく野菜として扱われているのです! 「唐辛子の辛炒め」なる料理は、もはや唐辛子が辛いのか調味料が辛いのかわかりませんが、ブータンの定番おかず。

Photo Credit:Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN」

Photo Credit: Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN

幸せの国で暮らすブータン人

第5代ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王がジェツン・ペマ・ワンクチュク王妃と一緒に日本へ訪れたときに大きく報道された際、ブータン人を初めて目にしたという人もいるでしょう。同じアジア人というカテゴリーの中で見ると、顔の作りや表情が日本人と似ているところが多いように思います。

そんなブータン人ですが、男性物は「ゴ」、女性物は「キラ」と呼ばれている民族衣装を日常的に着ています。民族衣装を着こなしているブータン人は美男美女の多いこと! 現代で人気のあるユニセックスな美しさではなく、男性らしさ・女性らしさを見て取ることができる魅力のある人々がたくさんいます。

また、魅力的なのは見た目だけではありません。ブータン人の性格は穏やかなのです。もちろん人間ですから、怒ったり、声を張り上げたりする場面もあるとは思いますが、それでも彼らの性格の核となるのは「優しさ」なのだろうという場面に何度も遭遇しました。

ブータンは本当に幸せの国なのか?

筆者が初めてブータンを訪れた際の第一印象は「自分はタイムスリップしてしまったのではないか?」という錯覚に陥ったことです。国王・王妃のバッジをつけて民族衣装を纏う人々、信号のない市内、伝統建築が立ち並ぶ景色。目にする何もかもが、初めて見る別世界でした。

そんな世界に住む人々と「国民総幸福論」について話す機会がありました。彼らはこの考え、政策に誇りを持ち、自分達の王様を本当に尊敬しています。しかし、不安がないわけではないようです。

「失業率や薬物、アルコールの問題などが浮上してきている。どの国も抱えている問題ではあるけれど、近代化を取り入れていく過程では仕方のないことなのか?」と。

あくまで筆者の個人的な知り合いの中で聞いた話なので、全てのブータン人に当てはまるわけではありません。しかし、そのような意見を持っている人がいることも確かです。

Photo Credit:Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN」

Photo Credit:Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN

ブータンを訪れてみて

ブータンが幸せの国だったかどうかを聞かれると、返答に困るというのが正直なところです。その土地に暮らす人々は確かに幸せそうに、そして平和に暮らしています。ですが、それは他国から来た者の見方であって、その土地で暮らす人々から見たら異なる思いを持っているかもしれません。

日本や先進国と言われる国で暮らす人々が日々当たり前に利用しているものが、ブータンで手に入れることは難しいです。それは、高速インターネットであったり、気軽に立ち寄れるカフェだったり、ファストファッションだったり…。

無くても困るものではありませんが、それを手放しての生活に自分が適応できるかどうか不安だというのが多くの意見ではないでしょうか。

何年も前から時が止まってしまったような雰囲気を持っているブータン。個人的に私はこの国が大好きです。確かに不便なことも多いですが、そんなことはモノにあふれている生活に慣れきってしまっているからだということに気づかされます。訪れるたびに、家に帰ってきたかのような気分にさせてくれるのがこの国です。皆さんも、機会があればぜひ訪れてみてください。

Photo Credit:Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN」

Photo Credit: Yosuke UCHIDA「10 DAYS IN BHUTAN

ライター:眞田舞
Photo by: Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN

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*Yosuke UCHIDA 「10 DAYS IN BHUTAN

Mai Sanada

Mai Sanada

寂しがりやのくせに、一人が大好きという矛盾な性格をしています。座右の銘は“Dream as if you’ll live forever. Live as if you’ll die today.” ボンドガールになりたい、万年ダイエッターです。



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