不便だけれどメリットも!最新版モルドバの鉄道情報

今回はモルドバの鉄道情報についてお伝えします。私自身、モルドバを旅行した際に、モルドバの鉄道に関する情報がなさすぎて苦戦しました。そこでモルドバへの観光客が増えることも願いつつ、できる限り丁寧に説明したいと思います。

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こんにちは、Compathyマガジンライターの新田浩之です。

今回はモルドバの鉄道情報についてお伝えします。私自身、モルドバを旅行した際に、モルドバの鉄道に関する情報がなさすぎて苦戦しました。そこでモルドバへの観光客が増えることも願いつつ、できる限り丁寧に説明したいと思います。

鉄道でモルドバへアクセスするには

まずは、モルドバへのアクセスをお伝えします。ただ、全てを解説するとものすごい情報量になってしまうので、隣国のルーマニア、ウクライナからのアクセスをご紹介します(※情報は2016年3月時点)。

ルーマニアから

首都のブカレストからモルドバの首都へ行くには、鉄道だとキシナウまでの直通夜行列車があります。ブカレスト北駅を19時15分に出発して、キシナウには翌朝の8時54分に到着。モルドバはEUに加盟していませんので、国境検査があります。また、ルーマニアとモルドバは線路の幅が異なるので、車輪の取替を行います。車輪の取替は見ものなので、ぜひチェックしてみましょう。鉄道でルーマニアからモルドバへ入るには、この方法しかありません。なお、車両は4人1室の寝台車になります。

ウクライナから

次に、ウクライナからモルドバへの行き方。鉄道だとキエフとオデッサからモルドバへ入ることができます。しかしキエフからキシナウに鉄道で入ることはオススメしません。なぜなら時間帯が悪すぎるからです。この列車は、モスクワからウクライナを経由してキシナウに入ります。一本目は深夜の2時39分にキエフ発、、二本目は深夜の0時14分にキシナウ着。これを見ただけで、思わず敬遠したくなるのでは?

一方、オデッサからのアクセスは良好です。16時48分にオデッサ発で、キシナウには21時44分に着きます。途中、未承認国家「沿ドニエストル共和国」のティラスポリ、ティギナ(ベンデル)に止まります。私は、逆コースで乗りましたが「沿ドニエストル共和国」の国境審査はなく、スムーズにオデッサまでたどり着けました。こちらは普通の座席車です。私が乗った車両にはバーがありました。

キシナウ駅で気をつけること

無事キシナウ駅に着いても、ここからが厄介なのです。なぜならキシナウの公共交通機関は貧弱でわかりにくいから。一応、トロリーバスとマルシュルートカ(小型バス)はありますが、いきなりモルドバに着いて使いこなすのは難しいでしょう。なので、予約しているホステルにコンタクトして、タクシーを手配してもらうのが一番です。絶対に駅の構内で「タクシー」と言ってくるおじさんを信用してはいけません。たいがい法外な料金を取られます。

なお、キシナウ駅は首都の中心駅ですが、クレジットカードで切符を購入することはできません。駅構内にATMがありますので、そちらを利用しましょう。しかしこのATMも一日の引き出し額が制限されている場合があるので、前日にある程度まとまったお金を用意しておくことをオススメします。

不便な鉄道旅行だからこそ

今回の記事を読んで、「不便だな」と思う方もいるでしょう。確かにモルドバに行くにはバスのほうが便利かもしれません。しかし、鉄道には「現地の人々と交流しやすい」というメリットがあります。私はオデッサ行きの列車で家族持ちのお父さんと話ができました。そして彼はこう言ったのです。「今(11月)はこんな風景だが、春、夏のモルドバの風景は実に美しい」と。 

ライター:新田浩之
Photo by: Nitta Hiroshi「モルドバ本国とソビエトが残る「沿ドニエストル共和国」

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*Nitta Hiroshi「モルドバ本国とソビエトが残る「沿ドニエストル共和国
*Eri Shibano「モルドバ・キシナウ 〜ソ連の面影を残す東欧の小国〜

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Hiroshi Nitta

Hiroshi Nitta

国鉄が民営化された年、1987年生まれ。神戸市在住。中東欧、ロシアを中心に民族問題や戦争の記憶に興味があります。趣味は鉄道(乗り鉄とダイヤ)と読書です。ロシア連邦全共和国を制覇することを夢見ています。ブログ:Tabi-PROG



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