さまざまな宗教が交錯するシンガポールの旧正月

お金儲けを重要視するシンガポールの人々にとって旧正月というイベントは、まさに勝負の時でもあります。シンガポールは秋から年始にかけてずっとイベントが続きます。10月のハロウインの時期から飾り付けが始まり、12月のクリスマス、1月の新年、そして2月の旧正月とイベントが盛りだくさん。

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こんにちは、Compathy MagazineライターのSeinaです。
私は現在家族とシンガポールで暮らしています。2月といえば、シンガポールでは旧正月の季節。この時期の街は、とても賑わっています。

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Photo credit: Seina Morisako「それいけ旧正月

旧正月に欠かせない4種のクッキー

シンガポールで初めて旧正月を迎えたとき、私は山のようなクッキーの詰め合わせに驚きました。実はクッキーは、旧正月を祝う大事なもので、年末年始のご挨拶の手土産や、おもてなしに使われるとのこと。そして使われるクッキーには、いくつか決められた種類があります。

まずは「パイナップルタルト」。なぜパイナップルなのかというと、シンガポールではパイナップルが縁起物とされているからです。パイナップルは中国語で「黄梨」と書きます。黄梨は福建省などで話されている喜び事がくるというおめでたい意味がある閩南語の「旺来」という音に近いことから、縁起物として知られています。そのため、パイナップルタルトは欠かせないお菓子なのです。

他にも、紙を巻いたような見た目から名付けられた「ラブレターズ」、タピオカの粉で作られた「ローズケーキ」、鈴カステラのようなお菓子の3種類があります。パイナップルタルトと合わせたこの4つのクッキーは、シンガポールでは代表的なスイーツとしてクリスマス明けからずっとお店に並びます。

しかし人々はすぐに買わず、旧正月の前日まで購入を待ちます。なぜならそのときには確実に値下がりしているからです。この4つのクッキーは比較的日持ちもいいので、安くなってからでもおいしく食べられます。パイナップルタルトは縁起物でもありますので、この時期にシンガポールへきた際には、ぜひお土産の候補にしてください。

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Photo credit: Seina Morisako「それいけ旧正月

旧正月は勝負の時!

お金儲けを重要視するシンガポールの人々にとって旧正月というイベントは、まさに勝負の時でもあります。シンガポールは秋から年始にかけてずっとイベントが続きます。10月のハロウインの時期から飾り付けが始まり、12月のクリスマス、1月の新年、そして2月の旧正月とイベントが盛りだくさん。

この時期の飾り付けは豪華に演出するところも多くありますが、同じ飾り付けをベースにサンタを干支に変化させたり、ツリーだけ年始に片付けたり、少しずつ形を変えていくのでそこまで手間はかかりません。

クリスマス前と旧正月前は、多くの人が買い物に出かける時期でもあり、中国本土からの旅行客も増える時期でもあります。国内外問わず家族が家に集まるこのシーズンは、売上UPを狙うチャンスなのです。損をすることが大嫌いなお客さん側のシンガポールの人々も、もちろん真剣! 売る側と買う側の真剣勝負が所々で繰り広げられます。

旧正月前日はお正月関連の商品を扱う店は大繁盛。お正月料理やクッキーはもちろんですが、最近はそれ以外にお肉を買っていく人が多いそうです。特にシンガポールの方は和牛が大好き。たくさんの人が日系スーパーで、高額な和牛を購入していきます。

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Photo credit: Seina Morisako「それいけ旧正月

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Seina Morisako

Seina Morisako

アジアの現代アートと伝統芸能をこよなく愛すシンガポール在住のブロガー。海外子育て中故「子連れ旅」、「教育 in 外国」等少し変わった視点込で色々追いかけています。ブログ:別客气



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