美しい街並みに酔いしれる!世界各地の「パリ」を巡る旅

フランスの首都パリは「花の都」として知られ、多くの旅行者を引き付けてやみません。その魅力的で美しい「パリ」は、各地で形容句としても使用されています。今回はパリの美しさを彷彿とさせるような世界の都市を取り上げてみたいと思います。

こんにちはCompathy Magazineライターの志方拓雄です。
年々訪日外国人旅行者の数が増え、中国人旅行者が大量の日本製品をお土産に持ち帰る「爆買い」が、よくニュースで取り上げられています。訪日外国人旅行者数は2015年11月までの集計で1,796万人に上り、年間で2,000万人に近づく勢いだそうです。

このような盛り上がりをみせている日本のインバウンド観光。しかし世界に目を向けてみると、外国人旅行者が最も訪れる国はフランスで、その数は、なんと8,370万人(2014年)! フランスと比べると、日本はまだまだ外国人観光客が多いとは言えなさそうです。

フランスの首都パリは「花の都」として知られ、多くの旅行者を引き付けてやみません。その魅力的で美しい「パリ」は、各地で形容句としても使用されています。今回はパリの美しさを彷彿とさせるような世界の都市を取り上げてみたいと思います。

「東洋のパリ」 ホーチミン

ベトナム南部の最大商業都市ホーチミン。コロニアル様式の建物が点在する街並みは、東南アジアからヨーロッパに迷い込んだかのような錯覚に陥ります。数々のコロニアル建造物の中でひときわ異彩を放つのが中央郵便局。19世紀末のフランス統治時代に、パリのエッフェル塔をデザインしたギュスターヴ・エッフェルが設計を手がけました。建物内は、ヨーロッパの駅舎のようなアーチ型の天井の空間が広がり、一見の価値ありです。

美しい建物だけでなく、パリに欠かせないのがカフェ文化。ベトナムもコーヒーの有名産地です。ベトナムコーヒーは深めに煎った豆から抽出し、牛乳ではなくコンデンスミルクを入れるのが特徴。その濃厚な味わいは、一度ハマるとクセになるおいしさです。ホーチミンの街角には、このようなベトナムコーヒーが楽しめるカフェがあちこちにあります。観光客向けの洗練された雰囲気のカフェもあり、まさに「東洋のパリ」の名にふさわしい場所です。

「南米のパリ」 ブエノスアイレス

南半球は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスが「南米のパリ」として称えられます。整然とした区画に、スペイン植民地時代からの由緒ある建物が並ぶ姿は、アマゾンのジャングルやパタゴニアの大自然をイメージして降り立つと、行き先を間違えてしまったかと思うほどです。

ブエノスアイレスでもカフェ文化が発達し、通りのいたるところにオープンテラスの席が並び、ポルテーニョと呼ばれる地元の人たちがおしゃべりを楽しんでいます。もうひとつアルゼンチンで忘れてはならないのが、やっぱりワイン。世界でも有数のワインの産地として知られるアルゼンチンでは、リーズナブルに良質なワインが味わえ、旅行で訪れた際は、ぜひこの雰囲気を体感してほしいものです。

「中東のパリ」 ベイルート

By Yoniw (Wikipedia en inglés) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

Photo credit: Yoniw (Wikipedia en inglés) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

「中東」と耳にすると、現在はシリア内戦など、混乱した情勢が真っ先に思い浮かびます。気軽に観光で訪れることができる地域が制限されているもの事実です。レバノンもこれまでの内戦で、中東のビジネス・金融センターとしての地位を失い、さらにイスラエルとの戦闘で大きな被害を受けました。

1990年に内戦が終結してから、街並み整備が開始された「中東のパリ」と呼ばれるレバノンの首都ベイルート。完成したその美しい街並みを旅行者なら一度は訪れ、自分の目で確かめてみたいものです。レバノンの公用語はアラビア語ですが、フランス統治時代の影響からフランス語も広く使われています。こうした言語の環境も、パリを彷彿とさせるのでしょう。

本家のパリは観光客激減で打撃

美しい街並みの手本になっているフランスのパリにとって、2015年は受難の年でした。1月に新聞社がテロリストにより襲撃され、11月には連続テロが発生し、多くの一般人が犠牲となりました。テロ事件の影響で、観光客数は落ち込み、日本航空は2016年1月~2月の期間中の成田−パリ便を一部を除いて運休することを決定しています。

「東洋のパリ」「南米のパリ」「中東のパリ」など、世界各地の美しい都市の街並みがパリになぞらえるのは、いつの時代も、世界中からの観光客であふれたパリがあってこそです。一刻も早く、パリに旅行者でにぎわう本来の姿が戻ることを願ってやみません。

ライター:志方拓雄
Photo by: Yusuke Saito 「居酒屋でフランス人親日家と飲み会!まさかお墓が観光地に!?そしてパリでホームステイ!〜世界一周おふくろの味巡りの旅パリ編〜

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Takuo Shikata

Takuo Shikata

10代最後の思い出にキューバに出かけて以来、旅の魅力に取りつかれ、それが今なお解けないでいます。旅に出るとなぜか不思議なくらい強運に恵まれ、旅が人生を変え、旅での出会いが人生を豊かにしてきてくれました。「No Travel, No Life 」を教訓に生きています。フリーライターの傍ら、修士の取得を目指して英国在住。



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