たくさんの公用語を持つインドの言語に関するまとめ

たくさんの言語が存在するインド。そのためインド国内では、ヒンディー語で話しても伝わらないことも珍しくありません。そんなインドで、人々はどんな言語で会話をしているんでしょうか。今回は、インドの公用語、英語とヒンディー語の関係、インドとヒンディー語、インドからきた外来語を紹介します。インドの言語に関する知識はバッチリです!

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Compathy Magazineライターのさとりんです。
インドのお金、ルピー札には15の言語が表記されているなど、インドにはたくさんの言語が存在します。

日本では当たり前のことですが、国内で日本語を話せば会話ができます。しかし、インドでは、インド国内でヒンディー語を話しても伝わらないことが多くあるんです。
それだけ多くの言語がある多言語国家、インド。そんなインドで人々は何語で会話をしているんでしょうか。

今回は、インドの公用語と、英語とヒンディー語の関係、インドとヒンディー語やインドからきた外来語についてご紹介します。(情報は執筆時点のものです。)

 

■目次

1ページ目: インドの公用語とその他の言語
 - 第8付則言語
 - インドの州ごとの公用語
 - インドの言語別人口
 - インドの言語教育
 - インドと英語
 - インドの英語とヒンディー語

2ページ目: 言語問題・日本に伝わった言葉
 - 多言語によって起こるインドの言語問題
 - 日本でも使われているインドから来た言葉

 

インドの公用語とその他の言語

公用語はヒンディー語で、準公用語として英語があります。その他にもインドには憲法で定められた22の指定言語(第8付則言語)とインド全域で2,000もの方言があります。
そして、インドの28の州とその他の連邦直外地域それぞれが自分たちの公用語を持っています。日本でいうと、大阪弁、青森弁、沖縄弁が公用語のひとつになるようなイメージです。
そのため、ヒンディー語を話せたとしてもインド国内全域で言語コミュニーケーションがとれるとは限りません。

 

第8付則言語

アッサム語、ウルドゥー語、オリヤー語、カシミール語、カンナダ語、グジャラート語、コーンカニー語、サンスクリット語、サンタル語、シンド語、タミル語、テルグ語、ドーグリー語、ネパール語、パンジャーブ語、ヒンディー語、ベンガル語、ボド語、マイティリー語、マニプル語、マラーティー語、マラヤーラム語

 

インドの州ごとの公用語

インドの州 公用語
アッサム州 アッサム語
アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、
ナガランド州、西ベンガル州、メーガーラヤ州
英語
アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州 テルグ語
オリッサ州 オリヤー語
カルナータカ州 カンナダ語
グジャラート州 グジャラート語
ケーララ州 マラヤーラム語
ゴア州 コンカニ語
ジャンムー・カシミール州 ウルドゥー語
シッキム州 ネパール語
タミル・ナードゥ州 タミル語
トリプラ州 コク・ボロック語
ハリヤーナー州、ジャールカンド州、マディヤ・プラデーシュ州、
チャッティースガル州、ウッタル・プラデーシュ州、ウッタラーカンド州、
ヒマーチャル・プラデーシュ州、ラージャスターン州、ビハール州
ヒンディー語
パンジャーブ州  パンジャーブ語
西ベンガル州、トリプラ州 ベンガル語
マニプル州 メイテイ語
マハーラーシュトラ州 マラーティー語
ミゾラム州 ミゾ語

 

インドの言語別人口

言語 人口(人) 割合(%)
ヒンディー語 337.270.000 39.85
ベンガル語 69.600.000 8.22
テルグ語 66.020.000 7.80
マラーティー語 62.480.000 7.38
タミル語 53.010.000 6.26
ウルドゥー語 43.410.000 5.13
グジャラート語 40.670.000 4.81
カナラ語 32.750.000 3.87
マラヤーラム語 30.380.000 3.59
オリヤー語 28.060.000 3.32
パンジャブ語 23.380.000 2.76
アッサム語 13.080.000 1.55
シンド語 2.120.000 0.25
ネパール語 2.080.000 0.25
コンカニ語 1.760.000 0.21
マニプール語 1.270.000 0.15
サンスクリット語 50.000 0.01

 

インドの言語教育

インドの言語教育では、3言語以上を習得する必要があります。
そのため、教育課程の上で、どの言語をいつ学習するかが重要な課題となっているようです。
小・中学校では、自分の母語や「第8付則言語」に加え、ヒンディー語と英語が必須になります。(母語がヒンディー語の場合は、それ以外の言語を学びます)
そのため、インドの人たちが3言語以上を話せるのは一般的なことなんです。

 

インドと英語

インドの準公用語として使われている英語は、イギリスの植民地時代から使われてきました。
言語教育でも必修となっている英語は、インド外でも、ビジネスやコミュニケーション、科学技術の発展において、必要不可欠な言語となっています。インド人同士でも英語の方がコミュニケーションがとりやすいということもあります。
また、小学校から英語を学ぶということは、社会的地位を表す基準になったりもします。しかし、英語を重要視することによって、母国語がおろそかになってしまうのではとも言われています。

 

インドの英語とヒンディー語

1600年頃の英語は、キリスト教会などで教えられる程度でした。しかし、18世紀初頭に入ると英語が徐々に使用されるようになり、公共でも話され、今では英語学習が必須にまでなりました。
インドは独立後、言語の統一化をはかり、ヒンドゥー語を母国語として定めようとしました。しかし、1963年にタミル・ナードゥ州でヒンディー語の公用語化に対しての抗議運動が勃発し、意見が2つに分かれました。人口も言語も宗教も多いインドでは、言語を統一することはとても困難なことなのです。
かのガンジーもヒンディー語を使う人たちが優遇されることを避け、英語でスピーチを行いました。

 

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Satoko Sumitomo

Satoko Sumitomo

さとりんです。 アメリカのシカゴで生まれ、サウジアラビアで3年間生活していました。 生まれ育ちから海外経験が多かったので、その経験を活かして少しでもみなさんのお役に立てる記事を書いていけたらと思っています。



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