多様な宗教が信仰されているインドの宗教とヒンドゥー教

インドの宗教ってなにかご存知ですか。仏教?ヒンドゥー教?最近では、アジアに一人で行かれる女性も多く、インドも人気が出てきている国の一つ。せっかくインドに行くなら、インドの宗教について、少し勉強してみてはいかがですか。今回は、インドの宗教とヒンドゥー教についてご紹介したいと思います。

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Compathy Magazineライターのさとりんです。日本は仏教か無宗教の人が多いですが、インドの宗教ってなにかご存知ですか。仏教?ヒンドゥー教?でもヒンドゥー教って聞いたことはあるけど、どんな宗教なんだろうと思ったことはありませんか?

最近では、アジアに一人で行かれる女性も多く、インドも人気が出てきている国の一つ。せっかくインドに行くなら、インドの宗教について、少し勉強してみてはいかがですか。今回は、インドの宗教とヒンドゥー教についてご紹介したいと思います。

 

■目次

1ページ目: インドの多様な宗教の背景:ヒンドゥー教、イスラム教、ほか

2ページ目: 宗教のルール、ガンジス川との関係、ほか

 

インドの多様な宗教の背景

インドは、紀元前3世紀頃にマウリヤ朝のアショーカ王により、インドのほぼ全土を統一されていましたが、それ以降は、グプタ朝をはじめゴンドワナ王国、サイッド朝、バーマン王国など、大きな勢力が現れることはなく、小さな勢力がちょこちょこと現れる時代が続きます。

16世紀になるとイスラム系の王朝であるムガール帝国が現れ、18世紀には一大勢力となりインドのほとんどを治めることになります。つまり、それまではずっと小規模な勢力が支配していたのです。

その後、ムガール帝国はイギリスの支配下になりますが、第二次世界大戦後に独立します。このような歴史を持つインドでは、ヒンドゥー教、イスラム教、バラモン教、キリスト教、仏教、シク教など、多様な宗教があります。

インドで信仰されている主な宗教

Photo credit: Hideki Tanaka「インド:美しい人々が住む国」

Photo credit: Hideki Tanaka「インド:美しい人々が住む国

・ヒンドゥー教 79.8%

インドで一番信仰者の多い宗教。現在のヒンドゥー教とは、古代インドから続いている風習や儀式、制度など全てのことを指します。神への信仰と共に、輪廻や解脱などの独特な概念を持ち、身分や職業、生活様式が深く関係するカースト制を持つ宗教として有名です。

ヒンドゥー教には、三神一体(トリムルティ)といって、中心となる神様が3人います。「ブラフマー」と呼ばれる宇宙の創造を司る神と、宇宙の維持を司る神「ヴィシュヌ」、宇宙の寿命が尽きる時に、世界の破壊を司る神「シヴァ」です。

現在ではブラフマーの信者は減少傾向にあり、ヴィシュヌ、シヴァが二大神として多くの信者を獲得しています。
それぞれ信仰する神によって、「ヴィシュヌ教」「シヴァ教」と呼ばれています。
 

・イスラム教 14.2%

12世紀頃にイスラム勢力に征服されたことによりインドに広まった宗教で、聖典の『コーラン』が有名です。イスラム教は、7世紀にムハンマドが神アッラーからお告げを受けたことからはじまりました。

イスラム教は一神教で信者たちをムスリムと言い、中東やアジアに多くの信者達がいます。イスラム教の特徴は、1日5回の礼拝や信仰告白に代表されるその生活様式。豚肉やお酒の禁止といった食の戒律や偶像崇拝を禁じるなど、さまざまな義務や規則があり、信者たちもそれに則った生活を送っています。
 

・キリスト教 2.3%

キリスト教は、全世界の宗教信仰者の33%を占め、世界で一番信者が多いとされる宗教。イエス・キリストを救い主とし、十字架に架けられたイエスの復活と「父と子と聖霊(三位一体)」を信じる宗教です。

キリスト教の聖典である『旧約聖書』と『新約聖書』はとても有名で、多くの古典が聖書の影響を受け、たくさんの芸術作品や映画の題材にも使用されています。インドにはプロテスタント系の北インド教会や南インド教会があります。
 

・シク教 1.7%

シク教はグル・ナーナクによって開かれた一神教の宗教で、16世紀に誕生しました。比較的新しいシク教は、ヒンドゥー教とイスラム教を融合したもので、信者たちがターバンを頭に巻いていることで有名です。また、他の宗教よりも富裕層の信者が多いそうです。

インドには、現在もカースト制度が残っていますが、シク教はカースト制度を許しておらず、平等的な宗教と言われています。しかしその一方で、ヒンドゥー教の概念である輪廻転生(死んだ魂が、何度もこの世に生まれ変わるという概念)を受け入れているのが特徴です。
 

・仏教 0.7%

インドの釈迦族の王族であるゴータマ・シッダルタによって開かれた宗教です。お釈迦さまや仏陀は日本でも聞いたことがあると思いますが、釈迦如来(釈迦・釈尊)は、仏の先駆者のことをいい、仏陀とは悟りを開いた人のことを言います。

仏教はいくつかの宗派を持ち、その教えや世界観も様々です。曹洞宗や臨済宗は、普段から座禅を取り入れ、日蓮宗は、現在のことについてだけでなく、来世に対しても考えた教えを持っています。21世紀になってからは、インドの仏教徒を日本人である佐々井秀嶺師がまとめています。
 

・ジャイナ教 0.4%

紀元前5世紀頃に開かれたとされている宗教。ジャイナ教の信者はインド以外にはほとんどおらず、インド独自の宗教ともいえます。インド内にいる信者数は数百万人。一貫した禁欲、不殺生、苦行を行うことで知られます。

また、多くの人が商業や貴金属を扱う仕事をするという伝統があります。そのため、インド経済に大きな権威を持っており、「人口わずか0.5%のジャイナ教徒が、インドの富の50%を所有している(社会学者マックスウェーバーの著者「インドの宗教」より)」とも言われています。その他にも、0ジャイナ教徒が税金の24%を納めているという統計もあります。
 

■インドの宗教信者の人口割合データ
参考:外務省「インド基礎データ(2011年)

 

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Satoko Sumitomo

Satoko Sumitomo

さとりんです。 アメリカのシカゴで生まれ、サウジアラビアで3年間生活していました。 生まれ育ちから海外経験が多かったので、その経験を活かして少しでもみなさんのお役に立てる記事を書いていけたらと思っています。



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