定年退職後でも参加できる!「シニア海外ボランティア制度」とは

こんにちは。Compathy Magazineライターの現役青年海外協力隊員アオノトモカです。

「青年海外協力隊」と聞くと、若者が途上国で働くイメージを持つ人が大半かと思いますが、実は定年退職後でも参加することが可能な「シニア海外ボランティア制度」というものが存在します。基本的には青年海外協力隊と同じように国内で研修を受け、2年間途上国に派遣されて、現地の人々と働き暮らします。現在、世界中で400人以上のシニアボランティアが活躍中です。

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Photo credit: Photo AC

シニアボランティア制度とは?

シニア海外ボランティア制度に応募できるのは、満40歳から満69歳の日本国籍を持つ人です。一般的にシニアボランティアは青年海外協力隊よりも、さらに専門的な知識や技術を求められます。その道のプロフェッショナルとして、それまでの人生で培ってきた知識と経験を途上国の人々に教え、途上国の持続可能な経済発展に寄与することが目的となっています。また、多くの場合、シニアボランティアは健康面での配慮から都市部に派遣されます。田舎に比べると生活の不便さは少ないかもしれませんが、それでも途上国であることは変わりないので、それ相応の覚悟は必要です。

訓練期間も貴重な時間

筆者撮影

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青年海外協力隊とシニアボランティアは、派遣前に国内で一緒に研修を受けます。シニアボランティアのほうが、研修期間が短いものの、約1ヶ月に渡り様々な志を持った若者たちと共に過ごします。研修では主に言語や途上国の暮らしで必要となる知識などを学びますが、それ以上に年齢も職種も異なる様々なバックグラウンドを持つ参加者同士から得られるスキルや知識は非常に大きいです。

青年海外協力隊の若者たちはシニアボランティアから多くのことを学ぶことができ、その一方でシニアボランティアにとっても若者たちの存在は大きな刺激となるでしょう。普通に暮らしていたら全く接点のない人たちと、「途上国ボランティア」という共通点により、年齢も職種も社会的立場も越えた「同士」となることができるのです。

どんな人がシニアボランティアになるか

Photo Credit: 写真AC

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私が出会ったシニアボランティアの参加者は様々です。若い頃に青年海外協力隊として活躍していて、もう一度途上国でボランティアをしたくて戻って来た人もいれば、ずっと企業や学校で働き、定年退職後、ついにかねてから興味のあった途上国ボランティアに参加したという人もいます。人によって歩んできた道は違いますが、どの人にも共通して言えるのは「人間として魅力的である」という点です。私が話を聞いた中で最も印象的だったのは、大手企業の重役を務め、定年退職後にシニアボランティアに参加した方の一言でした。「定年退職後、このまま埋もれてしまっては面白くない! 子供にかっこいい背中を見せたい!」そう言ってアラビア語の習得に取り組む姿は、本当に尊敬できるものでした。

いくつになっても「あなた次第」

「もう若くないし…」と諦めていませんか? 20歳でも60歳でも、その気になればチャンスはいくらでもあります。勇気を持ってチャンスを掴みにいくかどうかは、いくつになっても自分次第です。日本で長い間働いて培った知識や技術を必要としている人は、世界中にたくさんいます。国際協力に興味がある、定年退職後に何か新しいことに挑戦したい、そんな人はぜひシニア海外ボランティア制度に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ライター:アオノトモカ「冒険女子
Photo by: Tomoka Aono「ボラカイ・・・のお隣の隠れスポット!カラバオ島で、地球と遊ぶ一日!

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Tomoka Aono

青年海外協力隊現役隊員として、フィリピンの田舎町で断水と停電に耐えながら日々たくましく生きてます。趣味は冒険と寺修行。モットーは「今を生きる」。最近の悩みは日焼けでフィリピン人より黒くなってしまったことです。



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