「受験勉強、やめました」平凡な高校生の人生を変えた一週間

こんにちは。Compathy Magazineライターの冒険女子アオノトモカです。

皆さんは人生を変えてしまうほどの衝撃を受けたことがありますか? 小さな島国で育った私たち日本人は、海外へ行くと衝撃を受けることもたくさんあると思います。私にとって初めての海外経験は、高校のアメリカ留学プログラムでした。たった一週間のアメリカ滞在中に受けた衝撃で、その後の私の人生は大きく変わってしまいました。

多民族国家アメリカ

私が参加した留学プログラムは、アメリカ・メリーランド州の高校生の家にホームステイをしながら、一緒に高校へ通うというものでした。「アメリカで私を待っている高校生はどんな子だろう?」と、ワクワクしながら迎えを待っていると、そこに現れたのは私と同じ肌の色、細い目、黒い髪のアジア系の男の子。それが、最初の衝撃でした。

「アメリカ人」と言われて、私は勝手に金髪碧眼の子を思い浮かべていたからです。まわりを見回すと、ブロンドの白人学生もいればドレッドの黒人学生もいて、教科書で習った「多民族国家アメリカ」にやって来たのだと実感しました。

「個性」の尊重

Photo credit: 写真 AC

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私の留学先メリラーンド州セントラルハイスクールは、私が知っている日本の高校とは別世界でした。まず、制服がありません。生徒は自由な格好で授業を受けています。そしてその「自由の幅」も日本とは大違い。日本人はたとえ私服であっても、ファッションの流行に合わせて自然とみんな同じような格好をする傾向にありますが、アメリカ人の服装は非常に個性的です。

サングラスをかけて蛍光ピンクのタンクトップにダメージジーンズを着た学生が校内を闊歩する姿に衝撃を受けました。テストの採点をしている先生の手元を見てさらにびっくり。先生の爪には色とりどりのネイルアートが施されていたからです。英語がわからず授業で途方に暮れていた私は、先生のネイルをじっと見つめながら「これが自由の国アメリカか…」と妙に納得してしまいました。

教室を走り回る「授業」

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Photo credit: 写真 AC

先生が前に立って講義を行い、生徒が大人しく授業を聞く。これが「授業」というものだと私は思っていました。しかし私が出席したフランス語の授業では、先生が単語クイズを出題し、2チームに分かれた生徒達が教室の一番前まで走って回答を黒板に書き、早かったほうが勝ちというゲームが行われ、学生達は本気になって競争していました。

先生がクイズを出すと、生徒全員が大きな声で「わかった!」と叫び、バラバラと並んだ机の間を縫って黒板まで走り、回答を黒板に殴り書きします。間違えたら先生も生徒も大爆笑。私はあまりの衝撃に終始硬直…。しかし、授業中寝てばかりだった私と違い、生き生きと学ぶ生徒達の姿を見て、「これこそが真の授業なのでは?」と思いました。

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Tomoka Aono

Tomoka Aono

青年海外協力隊現役隊員として、フィリピンの田舎町で断水と停電に耐えながら日々たくましく生きてます。趣味は冒険と寺修行。モットーは「今を生きる」。最近の悩みは日焼けでフィリピン人より黒くなってしまったことです。



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