なぜ、私は旅に出るのか。旅をやめられない本当の理由

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夢はジェットセッター!トラベルライターのKANAです。

突然ですが、みなさんはどんな理由で旅に出ますか? 旅で何を感じ、何を得ますか? 日帰りの旅、1泊2日の旅、1週間の旅、1年間世界放浪の旅……。「旅」と言っても、旅のカタチは十人十色。一括りにはできない奥深いものですが、人はなぜ、旅に出るのでしょうか。私が旅に出る理由、それはいくつかあります。

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フランス、ロワール地方のお城を巡った時の写真

自分も知らない「本当の自分」が見えてくる

旅に出る理由、そのうちの1つは「本当の自分」に出会うため。

みなさんは、自分のことを100%理解している、と自信を持って断言できますか? 私はできません。いや、できなくなりました。昔は自分が好きなものややりたいことは、当たり前ですが自分の考えだと思っていました。けれど、実際は?

会社や学校などの組織に属し、誰かしらと関わりながら生きている日常。SNSも発達し、常にオンラインで誰かしらとすぐに繋がれる現代。マナーや常識に過剰に縛られ、知らず知らずのうちに自分に制限をかけているのではないか、と思います。

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フィリピンのセブ島の、地元の人が集まる小さなレストラン

けれど、異国の地に行くとどうでしょう。言葉も通じない、誰も自分のことを知らない場所。そういう環境だと、自然と解放的になれるのです。その場限りの付き合いや、一晩の社交場での絡み、ちょっとおかしなことをしたって誰にも何も言われない。自由を尊重する国に行くと尚更です。

もともと自分が慣れ切っていた環境から飛び出して、どんどん自分を解放していく。本能のままに足を運び、出会った人々と交流し、直感で動く。そうすると、今まで気がつかなかった本当の自分が見えてくるのです。

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ニューヨーク、今はなきグラフィックアートの聖地5Pointz

例えば、私は興味のあることに積極的に行動していくタイプなので、ファッション業界ではバイヤーやセレクトショップ運営、ビューティー業界では資格を取り、美容講師や美容女子会主催したり、はたまたダンサー時代の経験を生かしたナイトライフ関連のプロデューサー等、たくさんの業種に関わってきました。

しかし、長期間欧米やヨーロッパを旅していく中で毎日自分と向き合い、「自分は本当に何がしたいのか?」と自分の心と対話し、世界の日常や異国の地で頑張っている日本人をレポートする、という好きなことを思うがままにやりながら旅をしていたら、本当に心から惹かれるものは「世界」や「旅」に関するものだ、と発見できたのです。

今思えば幼少の頃から、全世界の国旗を覚えたり他の国々に興味があったから、旅を通して自分の関心ごとの原点に戻れたのかもしれません。

本能のままに生き、直感で行動することで更に感覚が磨かれ、素の自分に出会えるのです。

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フランス、ベルサイユ宮殿の広大なお庭

世界はひとつ。どこまでも繋がっている

私が旅に出る2つ目の理由は「世界の人々との出会い」。

開放的になった私は、いつにも増して社交的になります。日本にいると、お店で知らない人に声をかけることも躊躇いますし、むしろ、話しかけたいと思うことすら滅多にありません。しかし、世界に出ると驚くほど陽気でフレンドリーな人々がたくさんいて、話しかけたり話しかけられたりしているうちにすぐに打ち解け、友達になることができます。今では世界のあちこちに「おかえり」と歓迎してくれる仲間ができました。

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ニューヨークに降り立って2時間でできた友達と、タイムズスクエアを散策

今まではTVに映る世界情勢や紛争に関する報道を見ても、同じ地球で起きているけれど、無意識に自分とは関係のないこと、と認識していたかもしれません。それが、行ったことある国や知り合いが住んでいる国となると、途端に身近に感じるようになります。

そして一国一国違うという感覚から、「世界は1つに繋がっている」という感覚になっていきました。

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パリのホームステイ先で出会ったみどりさんと、急遽オランダ旅行へ

旅をしている最中に、大事にしていることは、その国に住む人々に、彼らの文化や生活を教えてもらうことです。私の旅のスタイルは、ホテルに泊まり観光地を巡る単なる”海外旅行”ではなく、そこで暮らすというもの。1か月ほど、現地に住んでいる人と一緒に住むのです。

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ニューヨークに1か月暮らしたとき

スーパーに行き地元の食材を使って料理をしたり、洗濯や掃除をする。街では、現地で知り合った人と観光客が行かない、本当に地元の人御用達の場所に連れて行ってもらい、遊びや伝統を体験する。日本で過ごしているように、旅先のごく普通の日常を経験することで、観光客に見せている表の姿だけではなく、その国の本物の姿が見えてきます。

世界の様々なカルチャーを知り、今までの価値観や既成概念がぶっ壊されることで、視野が広がり新しい自分になる。今まで生きてきた環境の中だけで植えつけられた常識が覆されることだってたくさんあるのです。

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KANA

KANA

旅フォトジャーナリストとして世界を飛び回る。各国の人々の暮らしや世界観を写真と文で表現。多数のメディアで旅の連載を持ち、ガイドブックも手掛ける。HP&作品集:旅フォトジャーナリストKANA



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