
ハリーポッターのロケ地巡りの旅!イギリスのおすすめ観光スポット18選

『ハリー・ポッター』の映画に魅了され、 ハリー・ポッターの世界にはまってしまった人がたくさんいることに間違いはないでしょう。『ハリー・ポッター』の舞台であるイギリスの地には、映画の撮影やモデルとして登場した場所と建物がたくさんあります。今回は、数あるロケ地の中でも、特に訪れたい人気のスポットを18ヶ所ご紹介します。
『ハリーポッター』の映画に魅了され、木の枝を振り回して呪文を唱えたり、掃除の時間にほうきにまたがって遊んで先生に怒られたり、そんな経験はありませんか? ハリーポッターの世界にはまってしまった人がたくさんいることに間違いはないでしょう。J.K.ローリングの描く魅力的なストーリーは、物語が完結してしまってもなお多くの人々を虜にし続けます。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に新たに増設された、ハリーポッターの世界を再現した「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」でも、連日たくさんの観光客を動員しています。
作品が生まれたイギリスの地には、映画の撮影やモデルとして登場した場所と建物がたくさんあります。今回は数あるロケ地の中から、魔法使いの卵たちが学生生活を過ごした、ホグワーツ魔法魔術学校の世界観を体感できる観光スポットについてご紹介します。
■目次 1ページ目 - ハリーポッターのロケ地①: オクスフォード大学、ほか 2ページ目: ハリーポッターのロケ地②: アニック城、ほか 3ページ目: ハリーポッターのロケ地③: レドンホール・マーケット、ほか 4ページ目: ハリーポッターのロケ地④: ウェストミンスター駅とスコットランドヤード、ほか 5ページ目: ハリーポッターに関する観光情報と実際の旅行記ブログをご紹介
ハリーポッターのロケ地 in イングランド
1.クライスト・チャーチカレッジ(オクスフォード大学)

Photo credit: Satoko Nishiyama Fujioka「ハリーポッターの魔法にかかりに、オックスフォードへ。」
クライスト・チャーチカレッジは、1524年にヘンリー8世により創設された、オックスフォード大学にあります。オックスフォード大学は世界で3番目に古い大学で、数あるカレッジの総称です。オックスフォードの都市がまるまる大学となっていてたいへん規模の大きいものです。
作中では、ホグワーツの外観と内部として利用され、その中にあるグレートホールは食堂のシーンの舞台になりました。

Photo credit: Chieri Sawada「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland♡♥グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」
現在も学生や教授たちが使用しています。そのためお昼は入ることができません。
クライストチャーチ カレッジ(Christ Church College) 住所:St. Aldate's Street, Oxford OX1 1DP,イギリス 開館時間:9:00~17:00(日 ~13:00) 料金:4ポンド アクセス:ロンドンにあるパディントン駅から電車でオックスフォード駅下車(約1時間10分)。そこから徒歩約18分。
2.ボドリアン図書館
![Photo credit: Diliff (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons](https://www.compathy.net/magazine/wp-content/uploads/2014/08/Duke_Humfreys_Library_Interior_6_Bodleian_Library_Oxford_UK_-_Diliff-640x476.jpg)
Photo credit: Diliff (Own work) [CC BY-SA 3.0 or GFDL], via Wikimedia Commons
ボドリアン図書館とは、ディヴィニティスクールとデュークハンフリー図書館、クラレンドンビル、オールドスクールの中庭を合わせた総称です。
この建物は英国建築史上に残る歴史的建造物で、オックスフォード大学の中でも特に有名な図書館になっています。規模も大英図書館に次ぐ大きさ!
宗教改革で散乱してしまった書物を、トマス・ボドリーが1602年にこの図書館に集めた、歴史ある図書館です。
デュークハンフリー図書館はホグワーツ図書館として、ディヴィニティスクールは医務室として撮影に使われました。
図書館は、貴重な書物などがすらりと並んでいます。その姿は圧巻。古紙の匂いもして、その見事な400年の歴史を感じることができますよ。
一部の部屋はガイドツアーでないと入ることができないので、是非、ツアーに参加しましょう(7ユーロ~)。
1階部分のみ写真撮影可能。
ボドリアン図書館(Bodleian Library) 住所:Broad Street, Oxford OX1 3BG 入場料:1ユーロ アクセス:ロンドンの「Paddingtone」駅~Oxford駅下車(所要時間:約1時間)。そこから徒歩で約20分。

Photo credit: Jon Connell via flickr cc
1300年前からの祈りの場所であり、もとは修道院であったものを1089年から約20年かけて工事され、今の大聖堂となりました。イギリスの他の街にある大聖堂と比べると敷地自体はそんなに広くはありませんが、ロマネスク様式とゴシック様式が合わさった豪華で荘厳な造りで、英国内でも最も美しい建築物の一つとみなされています。
中庭を囲むように回廊が造られており、この回廊は扇形天井で世界的にも有名です。
『ハリーポッターと賢者の石』のほとんどのシーンが、このグロスター大聖堂で撮影されました。大聖堂に隣接するキングスクールの生徒達もエキストラとして映画に出演しているそうです。
主にホグワーツ城の廊下として撮影され、第一作ではトロールのシーン、第二作では壁に描かれた血文字のシーンやトム・リドルの日記が発見されたシーンに登場します。
グロスター大聖堂(Gloucester Cathedral) 住所:Westgate St City Centre, GL1 2LR College Green Gloucester,イギリス 開館時間:7:30~18:00 料金:無料 写真撮影:3ポンドを支払い、許可をもらう アクセス:パディントン駅~グロスター駅まで電車で2時間弱
3.レイコック寺院
1232年に建てられたのが、レイコック寺院。中世の回廊やビクトリア朝の庭園が有名です。ホグワーツ城の内部のシーンで使われました。スネイプ先生の魔法薬の授業や、『ハリーポッターと賢者の石』で出てきたクィレル先生の、闇の魔術の防衛術の授業のシーンが撮られた一室があります。
レイコックには、中世期から18世紀の間に建てられた古い木造の家々が立ち並び、村全体が趣があります。そこでもいくつかのシーンが撮影されたそうです。ハリー・ポッターの生家として登場した家もここにあるんだとか。通常は現地の人々が生活していて、古き良き街並みが保たれています。
また、可愛い雑貨屋さんやカフェもあるので、散策するのにもおすすめの場所です。
レイコック寺院(Lacock Abbey) 住所:Lacock, nr Chippenham, Wiltshire, SN15 2LG,イギリス 開館時間:13:00~17:30 料金:11.20ポンド アクセス:パディントン駅からチッペンハム駅まで電車で行き、そこからバスまたはタクシーで向かいます(バスは日曜日は運休)。ロンドンからは1時間40分から2時間程度。
4.聖シリアク教会
聖シリアク教会は先ほど紹介した、レイコック村にある教会です。尖塔が特徴の美しい外観はレイコックの街並みによくあっています。
ゴドリックの谷の教会として撮影に使用された聖シリアク教会。
映画『ハリーポッターと賢者の石』では、この教会の墓地にハリーポッターの両親のお墓があるという設定になっています。
聖シリアク教会(St.Cyriac’s Church) 住所:Church Street, Lacock, Wiltshire SN15 2LB
5.ダラム大聖堂
![Photo credit: John Salmon [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons](https://www.compathy.net/magazine/wp-content/uploads/2014/08/Durham_Cathedral_-_Cloisters_-_geograph.org_.uk_-_977805-compressor-640x454.jpg)
Photo credit: John Salmon [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons
1093年に創建され、ノルマン様式の教会としてはヨーロッパで最も精巧な建築物の例とされており、ユネスコにより、そばに立つダラム城と共に1986年に世界遺産に登録されました。現在は大学として使用されています。
ダラムはダラム大聖堂以外にもダラム城などの古い遺産がある土地とともに、イギリスでオックスフォード、ケンブリッジに次いで3番目に伝統のあるダラム大学もあり、多くの学生が過ごす大学都市としても知られています。そのため治安も良く安心して散策できる街です。
ダラム大聖堂の天井の十字の丸天井は今では珍しくもない形ですが、実はこの形を初めて採用したのがこの大聖堂です。
撮影には、中庭と中庭を囲む優雅な回廊は、第一作でハリーが雪の中庭でフクロウを放つシーン、そして『ハリーポッターと秘密の部屋』でロンがナメクジを吐いたシーンで使われました。大聖堂のチャプターハウスは、マクゴナガル先生の教室として使われ、動物をゴブレットに変える魔法の授業が行われました。
映画の中ではこの有名な塔の一群の先端には尖塔がかぶせられ、ロケ地がダラム大聖堂であることが観客に分からないよう目立たなくされています。
ダラム大聖堂(Durham Cathedral) 住所:The College, Durham DH1 3EH,イギリス 料金:無料 アクセス:ロンドンにあるキングクロス駅からダラム駅まで電車で3時間 ※ダラム大聖堂の内部は、観光客によるカメラやビデオの撮影が禁止されています。